メインの出資クラブであるシルクホースクラブの全頭診断第七弾をやっていきたいと思います。種牡馬の評価については第1弾から第4弾である程度述べているので、ここからは簡潔に記載するだけにします。
期待値評価はS、A+、A、B+、B、C+、C、D+、D、E+、E、Fの12段階で、事前に基準を決め、機械的に出しています。そのため、自分の評価と齟齬が生じる場合もあります。
出資後の維持費等も考慮したうえで、C+が100%ペイライン、Aが150%ペイ、Sが200%ペイぐらいのイメージです。
注意事項はここに書いてあります。
評価基準の概要はここに書いてあります。
票読みの記事もアップしたのでぜひご覧ください。
シルク61 スイープトウショウの19 牝 予想馬体重510kg
父キタサンブラック 3000万円 期待値A
でかいと話題のスイープトウショウの19。
母はG1を3勝(宝塚記念、秋華賞、エリザベス女王杯)した名牝。
ここまで繁殖成績は、0勝、1勝、1勝、3勝、0勝、4勝と右肩上がりの珍しいパターン。本馬は予測馬体重510kgと素晴らしい馬格。ただ、菅囲は19.8と標準サイズなのは少し気になりますね。
価格は3000万円と高齢出産ということを差し引いたとしても手ごろな価格。
欲しいです。でも、人気するでしょうねー。
シルク62 フェイトカラーの19 牡 予想馬体重502kg
父ジャスタウェイ 2400万円 期待値B
ジャスタウェイは期待値的にはあまりよろしくない種牡馬。
しかし、本馬は買える要素が多いです。母は3勝馬で能力的裏付けがあり、早生まれで馬格も十分です。近親に重賞馬はいませんが、母系を遡ると名牝トゥザヴィクトリーの母フェアリードールにたどり着きます。
2400万円は安いと思います。
シルク63 アンティフォナの19 牝 予想馬体重476kg
父ジャスタウェイ 2800万円 期待値D
母は1勝馬で、兄にNHKマイルC馬ラウダシオン(父リアルインパクト)がおり、その他にもローズキングダム産駒の3勝馬がいます。繁殖成績は極めて優秀です。
牝馬としては馬格も悪くありません。
NHKマイルはG1の中ではしょぼいので、そこはどうかですが、G1馬の後追いは推奨ルールには当てはまります。
62番よりも期待値が低く出ているのは、母の能力的な裏付けがない点と、馬格の差ですね。ただ、私は、この馬も比較的お値段控えめで買える馬だと思います。
シルク64 ウィルパワーの19 牝 予想馬体重430kg
父キンシャサノキセキ 3000万円 期待値B+
父キンシャサノキセキは買える種牡馬です。
母は4勝馬で、兄はマイル王者インディチャンプと短距離重賞勝ちのアウィルアウェイと最高の繁殖能力を持ちます。
測尺出るまでは第一希望でした…予想430kgはあかん…兄を見ると、それぞれ480kg台で走っており、小さくても走ると強調出来ない。ましてやキンシャサノキセキ産駒で430kgは…体重以外の要素がすべて完璧なのでB+が出てますが、私は体重だけでちょっと買いづらいなと思ってしまいました。
シルク65 ボシンシェの19 牝 予想馬体重474kg
父キンシャサノキセキ 2000万円 期待値E+
母はキングマンボ直仔の輸入馬で、繁殖成績は0勝、1勝、6勝、1勝、0勝、0勝で6勝はネオユニヴァース産駒のグレッツェント(重賞2勝)。重賞馬の後追いは厳禁、母15歳でくず馬率も高いということで、キンシャサノキセキ産駒ですが、期待値的にはおすすめできないです。
シルク66 シャンボールフィズの19 牝 予想馬体重466kg
父ドレフォン 1600万円 期待値E+
父ドレフォンについては、第四弾で色々書きましたが、結局、牡馬なら±0、牝馬なら減点材量として見ますというのが今年の時点での私の結論です。
本馬はダート種牡馬の牝馬で、馬格も大きいわけではない。母は2勝と特筆すべき成績ではない、ということで買い要素はあまり見当たりません。
シルク67 メリーウィドウの19 牝 予想馬体重504kg
父ドレフォン 1800万円 期待値C
母はゴールドアリュール産駒の3勝馬で能力の裏付けがあり、出産適齢期の第2仔で、馬格もベストと買い要素がたくさんあり、価格も1800万円と抑え気味です。
ただ、66と同じくダート種牡馬の牝馬なので、そこをどう考えるかですね。
シルク68 エレンウィルモットの19 牡 予想馬体重496kg
父ミッキーアイル 1800万円 期待値F
父ミッキーアイルは現状可もなく不可もなく。
母0勝馬の高齢で、繁殖成績は0勝馬が多く、いいとは言い難い。
馬格はベストだと思いますが、他の要素が買い目に薄く、おすすめはできません。
シルク69 ワイオラの19 牡 予想馬体重470kg
父ミッキーアイル 1600万円 期待値E+
母はサドラーズウェルズ産駒の海外未勝利馬で、2011年に輸入されました。
初仔が海外重賞馬、輸入後は3勝、1勝、0勝、1勝、0勝と繁殖成績はぼちぼちですが、母出産時18歳と高齢で、繁殖成績も明らかに右下がりです。
馬格もぼちぼちなので、特に買い要素にはならず。
シルク70 ポルケテスエーニョの19 牝 予想馬体重454kg
父ミッキーアイル 1500万円 期待値E
自身は米国未勝利馬ながら、母、祖母G1馬で、近親に重賞勝ち馬多数と活力のある母系です。自身の繁殖成績は初仔未勝利、第2仔も新馬7着とここまでのところは見どころなし。
馬格は小さめでこれも加点材料にはならず。
母系の優秀さを重視するなら買えるが、それ以外では買いにくいですね。
シルク71 トレジャーステイトの19 牡 予想馬体重480kg
父スクリーンヒーロー 2500万円 期待値B+
スクリーンヒーローは期待値的に買える種牡馬です。
基本活躍は古馬からで、クラシックで派手な活躍が少ないせいか、仔の値段はなかなか上がってきませんが、芝上級クラスで好走を続ける馬主孝行の馬が多く、AEIも水準以上です。
母は中央3勝で能力の裏付けがあります。初仔という点は心配ですが、馬格については問題ありません。
母3勝馬で父スクリーンヒーローが2500万円ならお買い得ですね。
シルク72 バシマーの19 牡 予想馬体重478kg
父トーセンラー 2000万円 期待値E+
トーセンラーは現状種牡馬として成功しているとは言い難い成績です。市場に出回ることが少ないので、期待値的にどうかということは判断しかねますが、この成績で期待値的にプラスということはないと思います。
母は未勝利馬、繁殖成績は3勝、3勝、2勝、1勝、2勝、3勝、0勝、0勝、1勝と露骨な右肩下がり。若いころの繁殖成績は上々なので、その時の輝きに期待するならなくはないですが、、、
シルク73 ジュピターズジャズの19 牡 予想馬体重478kg
父オウケンブルースリ 1500万円 期待値F
オウケンブルースリ産駒は破滅的な成績です。とてもじゃないけど買えません。
母20歳と超高齢で、4勝馬2頭出してますが、それも若いころの産駒で最近は0勝馬、1勝馬が続きます。
期待値的には買えません。
シルク74 リプリートⅡの19 牝 予想馬体重458kg
父Galileo 3000万円 期待値D+
父ガリレオはフランケルを生んだ世界的名種牡馬で、これまで日本に何頭も産駒が輸入されてきましたが、ここまで重賞勝馬は0頭。日本の馬場にサドラーズウェルズ系は合わないというイメージの半分ぐらいはガリレオのせいではないかと思います笑。最近はフランケル産駒の活躍もあり、大分そのイメージは払拭されつつありますが。
母は未出走で能力の裏付けはありませんが、祖母はG1馬、叔母にもG1馬と活力ある母系。血統は父含め超一流です。
ただ、高額輸入馬が次々と散っていった父のイメージが悪すぎて、3000万円という血統からすると買いやすい値段でも、ちょっと躊躇してしまいます。
シルク75 アイムユアーズⅡの19 牝 予想馬体重476kg
父Ribchester 1600万円 期待値D
父はゴーンウェスト系の種牡馬で、芝マイルG1を4勝。初年度種付け料は3万ユーロとなかなかの価格で、この世代が初仔です。
母はアイルランドのリステッド競争勝馬で祖母はG1馬、近親にも複数の重賞勝馬がいるそこそこ活力のある母系です。17年度産駒の初仔は未出走となっており、この点はあまりいい材料ではありませんね。
ここらへんになると相場観が全然わからないですね。血統的な魅力は74の方があるように感じますが、価格も違いますしね。。。うーん、外国馬は参照するデータがないので、データ派の私としては、何とも評価しづらいです。血統のうんちく語っても、結局期待値的にはどうなんだという話にはつながりませんしねえ…
ということでシルク募集馬全頭データ分析でした!
予想以上のアクセスをいただき、何とか完走することができました。
明日あたりまとめ記事を書きたいと思いますので、そちらもぜひご覧いただいて、いいねやコメントなどを下さると大変うれしいです。
ではでは、ここまでご覧いただきありがとうございました。