今回は、メインの出資クラブであるシルクホースクラブの全頭診断第四弾をやっていきたいと思います。
期待値評価はS、A+、A、B+、B、C+、C、D+、D、E+、E、Fの12段階で、事前に基準を決め、機械的に出しています。そのため、自分の評価と齟齬が生じる場合もあります。
出資後の維持費等も考慮したうえで、C+が100%ペイライン、Aが150%ペイ、Sが200%ペイぐらいのイメージです。
注意事項はここに書いてあります。
評価基準の概要はここに書いてあります。
票読みの記事もアップしたのでぜひご覧ください。
さあ今日で関東入厩馬もおしまいです。がんばっていきましょう。
全部終わればまとめ記事もつくろうと思います。
シルク31 ユキチャンの19 牝 予想馬体重494kg
父ドレフォン 2500万円 期待値B
父ドレフォンはストームキャット系のダート種牡馬で米国のBCスプリントなど1200m~1400mのダートG1を3勝。あまりダート短距離の大物が日本に輸入されてきたケースは記憶にないので、イメージがつかみづらいが、あえて例えるなら長持ちするヨハネスブルグだろうか。なんか弱そう。
母は牝馬限定の地方交流重賞3勝しています。ダートの牝馬限定重賞はレベル的には混合1600万条件ぐらいなので額面通りには受け取れませんが、能力的には上位であることは確か。
仔はここまで1勝、0勝(父ハービンジャー)、2勝、1勝、0勝(父ノヴェリスト)とぼちぼち。失敗したのは芝種牡馬との組み合わせで、傾向ははっきりしており、そういう意味では父ドレフォンは好感。
ただ、ダート種牡馬の牝馬は期待値低いんですよ…牡馬なら欲しかった…
※期待値はBとなっていますが、これはダート種牡馬の牝馬という要素を加えていません。
シルク32 グローリアスデイズの19 牝 予想馬体重486kg
父ドレフォン 1600万円 期待値F
高齢牝馬。繁殖成績も0勝馬がずらりとかなりひどい。
ダート種牡馬の牝馬。
馬格は悪くないけど、買えないですね。
ところで、本題とそれますが、今回、シルクとキャロット募集のドレフォン産駒は8頭中7頭牝馬ですが、これは偶然ではないと思います。ノーザンがドレフォンを買ってきた目的はSSの血を薄めるためなので、極論、ドレフォン産駒の牝馬はそこそこ走ったらさっさと牧場に帰ってきてほしいわけです。そのため、ドレフォン産駒の牝馬はセールや庭先などであまり個人馬主には売らず、引退時期やローテを自由に決められるクラブにドレフォン産駒を流し、手元に置いておきたいという意図があるのだと思われます。ドレフォン産駒の牝馬に出資するときは、そのことも少し頭の隅において出資するのがいいと思います。
シルク33 ウインフロレゾンの19 牡 予想馬体重498kg
父リオンディーズ 2000万円 期待値C+
現在、リオンディーズ産駒の新馬戦成績は3-0-2-12と、なかなかの滑り出しを見せています。この時期の価格がかなり安めということもあって、お買い得種牡馬の可能性は高いと思います。
母は2勝馬ですが、ここまで産駒は1勝、未出走、0勝と良いとは言い難い成績。
とはいえ、デビューしたのはまだ3頭ですし、18年度産駒のハービンジャー産駒は出来がいいとのことで、結構人気していましたので、ここからの巻き返しは十分可能。
本馬は馬格的には大きすぎず小さすぎずベスト。
父を買える種牡馬だと評価するなら一般で拾ってもいい馬だと思います。
シルク34 ランニングボブキャッツの19 牝 予想馬体重520kg
父ヘニーヒューズ 2800万円 期待値D+
アジアエクスプレスの全妹。アジアエクスプレスの活躍により、本馬とヘニーヒューズが揃って日本に輸入された。
ヘニーヒューズとの相性は抜群で2頭いて2頭ともOP馬となっています。
ただ、牝馬というのと、母の年齢が非常によろしくない。
私は見送ります。
シルク36 ミスティックリップスの19 牝 予想馬体重450kg
父ミッキーアイル 1800万円 期待値D
ミッキーアイル産駒はここまで新馬で1-1-1-7とまあぼちぼちといった成績。
現役時代のイメージ通り、スピードに任せて押し切る競馬を得意としていそうで、勝鞍はダート1200というのも、頷ける。イメージとしてはキンシャサノキセキに近い傾向になるのではないかと思う(あれほどコスパがいい種牡馬になるのかはわからないが)
母はドイツオークス馬で能力的な裏付けがあり、仔も大物は出ていないものの、コンスタントに2勝馬、3勝馬が出ている。
本馬は馬格が小さく出てしまったこと、母が高齢の域に差し掛かっていることから期待値は控えめ。
シルク37 ラダームブランシェの19 牡 予想馬体重470kg
父シルバーステート 1600万円 期待値E
父シルバーステートはディープ直仔の5戦4勝馬。条件馬ながら福永騎手に「今まで乗った馬の中で一番強い」と言わしめた馬。種牡馬としてその力を発揮することが出来るのか注目です。
母は大失敗種牡馬チチカステナンゴの仔で1勝馬、初仔は南関東の下級条件馬。
まあこのお値段なら文句はいえませんが、いい繁殖牝馬ではないです。明確に。
私は、この価格とはいえ、この母系にはちょっと手が出ないです。
でもこの馬意外と人気なんですよね。父の未知の魅力ってやつでしょうか。それとも馬体がすごくいいんでしょうか。
シルク38 シャルルヴォアの19 牡 予想馬体重512kg
父ビッグアーサー 1600万円 期待値B
「ビッグアーサー、前が壁」でお馴染み(?)のビッグアーサー。おい福永まだあの時のこと許してないからな。テスコボーイ→サクラユタカオー→サクラバクシンオーと50年近く続いてきた日本血統をつなげるかはビッグアーサーにかかっています。(グランプリボスはダメそう…)
母は3勝馬で、能力の裏付けがあり、繁殖成績はここまで1勝、1勝、未出走、3勝、0勝と上々です。3勝はエイシンフラッシュ産駒ですので、母の繁殖能力で出した仔であり、その点は高く評価できます。
兄姉にダートでの活躍馬が多いことを考えると、馬格は重要ですが、本馬は予想馬体重512kgと十分です。
これで価格が1600万円ならお買い得感ありますね。一般で拾うにはちょうどいいと思います。
シルク39 ジャポニカーラの19 牝 予想馬体重450kg
父サトノアラジン 1200万円 期待値D
父サトノアラジンは安田記念勝馬。種牡馬になれるかどうかの当落選上の馬で、トーセンホマレボシ臭がします。
母は3勝馬で、能力の裏付けはありますが、本馬が初仔で小さめに出た牝馬、、、
1200万円とはいえ、買いたくなる要素は少ないですね。
ようやく半分…先は長い…
以上です。「自分はこの馬行きます!」などコメントしてくれたりすると泣いて喜びます。
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