バイセル



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 日曜日の午後は,野毛の外れの老舗 Jazz Spot Dolphy にて行われた グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんのリーダー・ライヴへ.
 当初は,このライヴは夜に予定されていたのですが,お店側の都合か何かで,5月初に,急遽,昼に変更になったようです.

 この日は,若干23歳のウクレレ奏者 RIOさんとのデュオ.

 

 当初は,このライヴは,ソロ・ライヴの予定だったようで,吉祥寺アロハフェスで共演の際に,打診したような話を 音吉!MEGでのライヴの際に話していました.

 吉祥寺アロハフェスでは,ゲストとして出演した関係もあって,野外ステージで 2曲,武蔵野公会堂で 3曲の演奏に留まった関係もあって,是非ともフルで聴いてみたいと思っていただけに,割と早くそれが実現してラッキーでした.

 開場予定が 13時00分,開演予定が 13時30分という時間設定.
 何気に昼に Jazz Spot Dolphy に伺うのも,少し違和感があります(笑)

 開場予定時間には到着.
 2Fに上がると,未だ中からサウンドチェックの音が漏れ聴こえてきていたので,そのまま外で待機.

 

 その内,開場待ちの列が数名に...
 中には,アメリカから旅行で来られていて,偶々,ライヴを演っているようなので,立ち寄ったと話していた方もいました.

 

 5分位して,スタッフの方が 「 どうぞ 」 とのことで,中に入り受付を最前列を確保.

 

 

 ドリンクとフードを注文し,開演を待ちますが,夜の場合,開場と開演の間が 60分なのですが,今回は昼公演と言うこともあってか,間が 30分で,開演までの時間は早く感じました.

 アサヒ・スーパー・ドライ
 
 フィッシュ・アンド・チップス
 

 1st Set は,ビル・ウィザース(Bill Withers)/ラルフ・マクドナルド(Ralph MacDonald)/ウィリアム・ソルター(William Salter)作で,グローヴァー・ワシントン・ジュニア(Grover Washington Jr.)のヒットで知られる ”Just The Two Of Us” がオープニングを飾り,5月に入って聴くのは私的に 4回目となる,マルーン5(Maroon 5)の ”Sunday Morning” が演奏されます.

 
 やはり,何気に歪んでいますね(汗)
 
 続けて,アントニオ・カルロス.ジョビン(Antonio Carlos Jobim)/アロイージオ・ヂ・オリベイラ(Aloysio de Oliveira)/レイ・ギルバート(Ray Gilbert)作で,ボサノバ中心に収録した 4th アルバム 『 The Girl From Ipanema (イパネマの娘) 』 に収録されている ”Dindi”.この ”Dindi” を聴くと,俳優であり,ジャズ・ドラマーでもあった 渡辺裕之さんの事を想い出します.
 そして,何と 「 Wolrd Tour 」 企画のライヴ以外では余り演奏されていないので,最近は殆ど聴いていなかった,フローリアン・ヘルマン(Florian Hermann)/イェウヘーン・フレビーンカ(Yevhen Hrebinka)による,ロシアのジプシー歌謡を代表する曲:”Dark Eyes”(”Очи чёрные”).

 

 ここで,自身のオリジナルで,数年前に自身が入院した際に感じた,そして想った事を曲にした,周囲にも人気のある ”Answer”,古くからのオリジナルで,今は,日本全国で有名な?曲:”Sad Samba”.当然,”Sad Samba” では,会場のお客さんもコーラスを行います.
 この 2曲は,丸の内の Cotton Club での 15周年ライヴのパフォーマンスを収録した,最新アルバム 『 15th Anniversary : Live At Cotton Club 』 にも収録されています.

 

 1st Set 最後は,8th アルバム 『 Love Songs For You (ラヴ・ソング・フォー・ユー) 』 の最終トラックとして,弾き語りで収録されている,ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)の ”Just The Way You Are” を演奏し,暫しのブレイクへ.

 


 ブレイクを挟んだ 2nd Set は,お客さんからリクエストがあったとの事で,7th アルバム 『 Season Songs (シーズン・ソングス) 』 の夏のパートに収録されている ブルーノ・マルティーノ(Bruno Martino)の ”Estate” からスタートし,こちらも久し振りとなる トム・ウェイツ(Tom Waits)の ”Temptation” が演奏されます.

 

 そして,昨年2月が初演の ラップ調のオリジナル曲:”Some Kind'e Voodoo” に続き,スタンダードを演奏したいとのことで,6th アルバム 『 Close To You (クロス・トゥ・ユー) 』 収録で,ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael)/ネッド・ワシントン(Ned Washington)の ”The Nearness Of You”.
 因みに,前者の ”Some Kind'e Voodoo” の曲説明の際の過去のMCでは,この 「 Voodoo 」 の部分は 「 Deep Magic 」 の意味で,「 黒魔術 」 的な意味では無いとも言っていました.
 後者に関しては,お二人で演奏するに当たって,好きなジャズ・スタンダードの曲を出し合った結果,”The Nearness Of You” になったような MC もしていましたし,マーヤさんはヴォーカルに専念する形でした.
 
 

 続けて,オリジナルで ”Answer” 同様に,周囲に人気のある ”Hold On”,ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)の ”I Love You”.
 ”I Love You” は,何時ものようにしっとりと歌って終了するかと思いきや,後半部はジャム的な流れでの演奏で,非常に新鮮でしたし,その場で,アイコンタクト等で相手を読みつつ演奏を展開していく,これぞジャズと言うような流れでした.

 

 2nd Set 最後は,会場のお客さんからのリクエストで,ディズニー映画 『 The Little Mermaid (リトル・マーメイド) 』 の劇中歌で,アラン・メンケン(Alan Menken)/ハワード・アッシュマン(Howard Elliott Ashman)の ”Kiss The Girl”.
 こちらも,後半は,(ブルース)ジャム的な展開で,非常に楽しめました.

 

 そして,会場からのアンコールを望む手拍子に応え,演者はそのままステージ上に残り,アンコールへ突入.
 アンコールは,ミュージカル映画 『 The Wizard Of Oz (オズの魔法使い) 』 の劇中歌で,ハロルド・アーレン(Harold Arlen)/エドガー・イップ・ハーバーグ(Edgar Yip Harburg)の ”(Somewhere) Over The Rainbow”.
 アンコール曲を決めている際に,マーヤさん 「 IZ が演奏しているやつ 」([参考] に貼り付けておきます)とも言っていました.

 

 RIOさんは,ソロもさることながら,センスの良さ 等も含め,素晴らしいパフォーマンスを披露しましたし,正に,ウクレレの魔術師的な感じした.
 
 この素晴らしいデュオは,是非,また企画して欲しいところです.

 


 [Member]
  Grace Mahya : Piano, Vocal
  RIO : Ukulele
 
 [SetList]
  1st Set
   01. Just The Two Of Us
   02. Sunday Morning
   03. Dindi
   04. Dark Eyes (Очи чёрные)
   05. Answer
   06. Sad Samba
   07. Just The Way You Are
  
  2nd Set
   01. Estate
   02. Temptation
   03. Some Kind'e Voodoo
   04. The Nearness Of You
   05. Hold On
   06. I Love You
   07. Kiss The Girl
  [Encore]
   08. (Somewhere) Over The Rainbow


[参考]
 Somewhere Over The Rainbow / Israel "IZ" Kamakawiwoʻole
 
 
 
 
















15th Anniversary : Live At Cotton Club

 残念ながらライヴ会場での販売のみ

 
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