1980年代の イエス(Yes)再結成後の活動に於いて,新メンバーでありギター,ヴォーカル,キーボードの トレヴァー・ラビン(Trevor Rabin)のイニシアティヴによって,徐々に コマーシャル化していったことに幻滅したヴォーカルの ジョン・アンダーソン(Jon Anderson)が,1988年に イエス(Yes)を脱退し 『 Fragile (こわれもの) 』や『 Close To The Edge (危機) 』,『 Tales From Topographic Oceans (海洋地形学の物語) 』 等を生み出し発表した頃のような創造性を蘇らせようと,当時のメンバーを呼び寄せて アンダーソン・ブルーフォード・ウェイクマン・ハウ(ABWH : Anderson Bruford Wakeman Howe)を結成.
バンドは,唯一のスタジオ・アルバム 『 Anderson Bruford Wakeman Howe (閃光) 』 を 1989年6月にリリースすると共に,プロモーションを兼ね 7月3日ニューヨーク州はワンタフのジョーンズ・ビーチ・シアター公演を皮切りに 「 An Evening Of Yes Music Plus Tour 」 をスタート.
本作は,構想はありながら(あるいは完成していたが陽の目を見なかったとも言われている),幻となった 2枚目のアルバム 『 Dialogue (ダイアログ) 』(仮題)用のデモ音源を収録し Amityレーベルより 2018年にリリースされた 『 Second LP Demos 1990 (Amity 496) 』 で,中には,1991年4月にリリースされる イエス(Yes)の 『 Union (ユニオン/結晶) 』 に収録される ”Take The Water To The Mountain” のデモも収録されていますが,殆ど別物で,全体を通し ジョン・アンダーソン(Jon Anderson)と スティーヴ・ハウ(Steve How)のデモと言った感じであり,他のバンド・メンバーは参加していないのでしょう.また何処かで聴いたようなフレーズも飛び出します.
正直,デモなので,アウトテイク等と異なり音は今一ですが,これはこれで楽しめます.ただ続けて何度も聴くものでは無いかも(笑)
メーカー情報では
『黄金時代YESの再来として脚光を浴び、8人YESへと昇華していたABWH。その2ndアルバム用デモ音源が登場です。
彼らは『閃光』とワールド・ツアーだけを残して90125 YESと合流していったわけですが、その直前には『DIALOGUE』と仮題された2ndアルバムの制作を開始していました。本作は、そのデモ・アルバムなのです。このデモ自体は古くから知られていますが、本作はその最高峰と言われているもの。今週は海外マニアが編纂し直した『結晶』のデモ・アルバム『DEFINITIVE UNION DEMOS 1990-1991(Virtuoso 387/388)』がリリースされますが、本作もまた同じマニアによるもの。アナログからの1stジェネ・マスターなのです。実際、そのクオリティは、実に素晴らしい。『DEFINITIVE UNION DEMOS 1990-1991』のように公式作に迫るような圧倒的クオリティではなく、大幅なアップグレードというわけにはいかなかったのでAmityレーベルからのご紹介となりましたが、自然な鳴りは実に艶やか。そのサウンドは確かに過去最高となるものです。
そして、その中身がまた素晴らしい。デモというと作曲段階にありがちなアイディアのメモ録音から完成間際のラフミックスまでさまざまなタイプがありますが、本作の大半は、楽曲がほぼ完成した段階。大きく分けてジョン・アンダーソンのデモとスティーヴ・ハウによるデモの2種です。それぞれ分けてご紹介していきましょう。
【ジョン・アンダーソンのデモ】
メインとなるのはジョンのデモ。ディスク1全体と、ディスク2の前半4曲を占めます。打ち込みのバッキングで楽曲が組まれ、その上にエンジェリック・ヴォイスで歌われるもの。ただし、このバッキングもコード進行がなんとなく分かるようなものではなく、しっかりとフレーズが作り込まれている。恐らく、このデモを元に各メンバーが独自のフレーズに差し替えていくスタイルだったのでしょう。一部にリック・ウェイクマンを思わせるキーボードも入るのですが、マニア間でも「このフレーズはリックだろう」「いや、違うんじゃないか」などと議論になっており、未だ判然としていません。明らかにジョンのカラーが濃厚なためにYESというよりはソロ作のようでもりますが、それこそがABWHの真実。そんなバンドの内情が音楽から伝わってくるデモなのです。
そして、その曲がまた美味しい。その後の『結晶』に採用されたのは「Take the Water To the Mountain」だけ。他にもジョン&ヴァンゲリスの『PAGE OF LIFE』に収録された「Is It Love?」や「Universal Garden(OPEN YOUR EYES収録)」の原曲になった「Santa Barbara」もありますが、大半が未発表となる曲ばかり。先述した通り、そうした曲もほとんどが完成しており、(サウンドはさておき)普通にジョンのソロ・アルバムとして楽しめるレベルなのです。もちろん、後年最録音された曲もアレンジがまるで異なり、「Take the Water To the Mountain」にしても、かなり軽くポップな仕上がり。ウェイクマンによる荘厳なシンセもなければ、ビル・ブルーフォードによる多彩なパーカッションもない。曲そのものの良さが分かりつつ、いかに各メンバーの個性がYESミュージックを彩っているのかも実感できるテイクなのです。
【スティーヴ・ハウのデモ】
本作のラストに配された3曲「God With a Southern Accent」「Without a Doubt」「Big Love」はハウによるデモで、彼自身が歌っています。こちらもジョンのデモと同じように打ち込みバッキングがしっかりと組まれているデモです。
『結晶』に採用された曲はありませんが、「Big Love」はソロアルバム『HOMEBREW』に収録された曲。本作でもすでに多重録音のコーラスも入っており、感動的なギターソロもたっぷり聴ける。本作はあくまで『DIALOGUE』用の試作デモなわけですが、この3曲は『HOMEBREW』のアウトテイクとしても楽しめるパートです。
歴史の闇に消えた幻の2ndアルバム『DIALOGUE』。その胎動を最高峰サウンドで楽しめる2枚組です。未発表の名曲が満載なだけでなく、ABWHというプロジェクトの成り立ちまで音楽というカタチで実感できる1本。どうぞ、この機会にたっぷりとお楽しみください。』
Second LP Demos 1990 (Amity 496)
2nd Album "Dialogue" Demos & Outtakes Plus Steve Howe's Demos
Disc 1
01. Intro
02. Hold You In My Arms
03. Watching The Flags
04. Make Believe
05. Is It Love?
06. Untited
07. Take The Water To The Mountain
08. Prelude
09. To The Stars
10. Intro #2
11. Santa Barbara
12. Touch Me Heaven
13. Axis Of Love
TOTAL TIME (59:12)
Disc 2
01. Untitled Instrumental
02. After The Storm
03. Stalker
04. Tall Buildings
05. God With A Southern Accent
06. Without A Doubt
07. Big Love
TOTAL TIME (26:15)
Untited
Touch Me Heaven
After The Storm
[参考]
An Evening Of Yes Music Plus Tour Dates
1989
July
[North American Tour]
03 Jones Beach Theater,Wantagh,NY,USA
29 Mud Island Amphitheater,Memphis,TN,USA
30 Chastain Park Amphitheater,Atlanta,GA,USA
August
01 Hampton Coliseum,Hampton,VA,USA
02 Skyline Sports Complex,Harrisburg,PA,USA
03 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
04 Nassau Veterans Memorial Coliseum,Uniondale,NY,USA
05 Merriweather Post Pavilion,Columbia,MD,USA
06 Great Woods Center for the Performing Arts,Mansfield,MA,USA
08 Riverfront Park,Manchester,NH,USA
09 Orange County Fairgrounds,Middletown,NY,USA
10 Jones Beach Theater,Wantagh,NY,USA
11 Hartford Civic Center,Hartford,CT,USA
12 Old Orchard Beach Ballpark,Old Orchard Beach,ME,USA
13 Garden State Arts Center,Holmdel,NJ,USA
15 A.J. Palumbo Center,Pittsburgh,PA,USA
16 Blossom Music Center,Cuyahoga Falls,OH,USA
17 Cayuga County Fairgrounds,Weedsport,NY,USA
18 Lakeside Amphitheater,Darien Center,NY,USA
19 Pine Knob Music Theatre,Clarkston,MI,USA
20 Poplar Creek Music Theater,Hoffman Estates,IL,USA
22 CNE Grandstand,Toronto,ON,CANADA
23 Grandstand at Lansdowne Park,Ottawa,ON,CANADA
24 Forum de Montréal,Montreal,QC,CANADA
25 L'Agora du Vieux Port,Quebec City,QC,CANADA
28 The Summit,Houston,TX,USA
29 Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA
29 Coca-Cola Starplex Amphitheatre,Dallas,TX,USA
September
04 SDSU Open Air Theatre, San Diego State University,San Diego,CA,USA
05 Pacific Amphitheatre,Costa Mesa,CA,USA
06 Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA
07 Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA
08 Santa Barbara Bowl,Santa Barbara,CA,USA
09 Shoreline Amphitheatre,Mountain View,CA,USA
10 Cal Expo Amphitheatre,Sacramento,CA,USA
October
[UK Tour]
20 Whitley Bay Ice Rink,Whitley Bay,UK
21 Edinburgh Playhouse,Edinburgh,UK
22 Edinburgh Playhouse,Edinburgh,UK
24 NEC Arena,Birmingham,UK
25 NEC Arena,Birmingham,UK
28 Wembley Arena,London,UK
November
[European Tour]
02 Forest National,Forest,BELGIUM
03 Ahoy,Rotterdam,NETHERLANDS
05 Alsterdorfer Sporthalle,Hamburg,GERMANY
06 Falkoner Teatret,Copenhagen,DENMARK
08 Johanneshov Isstadion,Stockholm,SWEDEN
09 Skedsmohallen,Oslo,NORWAY
11 Sporthalle,Cologne,GERMANY
12 Stadthalle,Kassel,Germany
13 Rudi-Sedlmayer-Halle,Munich,GERMANY
14 Hanns-Martin-Schleyer-Halle, Stuttgart,GERMANY
16 Festhalle, Frankfurt,GERMANY
17 Carl-Diem-Halle,Würzburg,GERMANY
18 Jakobshalle,Basel,SWITZERLAND
19 Palais Omnisports de Paris-Bercy,Paris,FRANCE
20 PalaRuffini,Turin,ITALY
21 PalaTrussardi,Milan,ITALY
23 Palazzo dello Sport,Rome,ITALY
30 Palacio de Deportes de la Comunidad de Madrid,Madrid,SPAIN
1990
February
[European Tour]
21 Palau dels Esports,Barcelona,SPAIN
22 Pabellón de la Ciudad Deportiva del Real Madrid,Madrid,SPAIN
23 Sala Multiusos,Zaragoza,SPAIN
March
[Japan Tour]
01 NHK Hall,Tokyo,JAPAN
02 NHK Hall,Tokyo,JAPAN
04 NHK Hall,Tokyo,JAPAN
05 Festival Hall,Osaka,JAPAN
07 Yokohama Bunka Taiikukan,Yokohama,JAPAN
08 Nakano Sunplaza,Tokyo,JAPAN
[North American Tour]
12 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
13 Opera House,Spokane,WA,USA
14 Chiles Center at University of Portland,Portland,OR,USA
15 Paramount Theatre,Seattle,WA,USA
18 The Mosque,Richmond,VA,USA
19 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
20 Wang Theatre,Boston,MA,USA
22 D.A.R. Constitution Hall,Washington,DC,USA
23 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
[関連記事]
「Paris 1989 (Amity 643)」
「Los Angeles 1989 : Mike Millard First Generation Tapes (Amity 636)」
「Fourth Dimension Dream (Windmill 077)」
「Stockholm 1989 Complete (Amity 308)」
「Definitive Osaka 1990 (Virtuoso 449-451)」
「An Evening Of Yes Music : Japanese Broadcast (Gift DVDR)」
「Close To The Master (Virtuoso 228/229/230)」
「Scottish Miracle (Amity 160)」
バンドは,唯一のスタジオ・アルバム 『 Anderson Bruford Wakeman Howe (閃光) 』 を 1989年6月にリリースすると共に,プロモーションを兼ね 7月3日ニューヨーク州はワンタフのジョーンズ・ビーチ・シアター公演を皮切りに 「 An Evening Of Yes Music Plus Tour 」 をスタート.
本作は,構想はありながら(あるいは完成していたが陽の目を見なかったとも言われている),幻となった 2枚目のアルバム 『 Dialogue (ダイアログ) 』(仮題)用のデモ音源を収録し Amityレーベルより 2018年にリリースされた 『 Second LP Demos 1990 (Amity 496) 』 で,中には,1991年4月にリリースされる イエス(Yes)の 『 Union (ユニオン/結晶) 』 に収録される ”Take The Water To The Mountain” のデモも収録されていますが,殆ど別物で,全体を通し ジョン・アンダーソン(Jon Anderson)と スティーヴ・ハウ(Steve How)のデモと言った感じであり,他のバンド・メンバーは参加していないのでしょう.また何処かで聴いたようなフレーズも飛び出します.
正直,デモなので,アウトテイク等と異なり音は今一ですが,これはこれで楽しめます.ただ続けて何度も聴くものでは無いかも(笑)
メーカー情報では
『黄金時代YESの再来として脚光を浴び、8人YESへと昇華していたABWH。その2ndアルバム用デモ音源が登場です。
彼らは『閃光』とワールド・ツアーだけを残して90125 YESと合流していったわけですが、その直前には『DIALOGUE』と仮題された2ndアルバムの制作を開始していました。本作は、そのデモ・アルバムなのです。このデモ自体は古くから知られていますが、本作はその最高峰と言われているもの。今週は海外マニアが編纂し直した『結晶』のデモ・アルバム『DEFINITIVE UNION DEMOS 1990-1991(Virtuoso 387/388)』がリリースされますが、本作もまた同じマニアによるもの。アナログからの1stジェネ・マスターなのです。実際、そのクオリティは、実に素晴らしい。『DEFINITIVE UNION DEMOS 1990-1991』のように公式作に迫るような圧倒的クオリティではなく、大幅なアップグレードというわけにはいかなかったのでAmityレーベルからのご紹介となりましたが、自然な鳴りは実に艶やか。そのサウンドは確かに過去最高となるものです。
そして、その中身がまた素晴らしい。デモというと作曲段階にありがちなアイディアのメモ録音から完成間際のラフミックスまでさまざまなタイプがありますが、本作の大半は、楽曲がほぼ完成した段階。大きく分けてジョン・アンダーソンのデモとスティーヴ・ハウによるデモの2種です。それぞれ分けてご紹介していきましょう。
【ジョン・アンダーソンのデモ】
メインとなるのはジョンのデモ。ディスク1全体と、ディスク2の前半4曲を占めます。打ち込みのバッキングで楽曲が組まれ、その上にエンジェリック・ヴォイスで歌われるもの。ただし、このバッキングもコード進行がなんとなく分かるようなものではなく、しっかりとフレーズが作り込まれている。恐らく、このデモを元に各メンバーが独自のフレーズに差し替えていくスタイルだったのでしょう。一部にリック・ウェイクマンを思わせるキーボードも入るのですが、マニア間でも「このフレーズはリックだろう」「いや、違うんじゃないか」などと議論になっており、未だ判然としていません。明らかにジョンのカラーが濃厚なためにYESというよりはソロ作のようでもりますが、それこそがABWHの真実。そんなバンドの内情が音楽から伝わってくるデモなのです。
そして、その曲がまた美味しい。その後の『結晶』に採用されたのは「Take the Water To the Mountain」だけ。他にもジョン&ヴァンゲリスの『PAGE OF LIFE』に収録された「Is It Love?」や「Universal Garden(OPEN YOUR EYES収録)」の原曲になった「Santa Barbara」もありますが、大半が未発表となる曲ばかり。先述した通り、そうした曲もほとんどが完成しており、(サウンドはさておき)普通にジョンのソロ・アルバムとして楽しめるレベルなのです。もちろん、後年最録音された曲もアレンジがまるで異なり、「Take the Water To the Mountain」にしても、かなり軽くポップな仕上がり。ウェイクマンによる荘厳なシンセもなければ、ビル・ブルーフォードによる多彩なパーカッションもない。曲そのものの良さが分かりつつ、いかに各メンバーの個性がYESミュージックを彩っているのかも実感できるテイクなのです。
【スティーヴ・ハウのデモ】
本作のラストに配された3曲「God With a Southern Accent」「Without a Doubt」「Big Love」はハウによるデモで、彼自身が歌っています。こちらもジョンのデモと同じように打ち込みバッキングがしっかりと組まれているデモです。
『結晶』に採用された曲はありませんが、「Big Love」はソロアルバム『HOMEBREW』に収録された曲。本作でもすでに多重録音のコーラスも入っており、感動的なギターソロもたっぷり聴ける。本作はあくまで『DIALOGUE』用の試作デモなわけですが、この3曲は『HOMEBREW』のアウトテイクとしても楽しめるパートです。
歴史の闇に消えた幻の2ndアルバム『DIALOGUE』。その胎動を最高峰サウンドで楽しめる2枚組です。未発表の名曲が満載なだけでなく、ABWHというプロジェクトの成り立ちまで音楽というカタチで実感できる1本。どうぞ、この機会にたっぷりとお楽しみください。』
Second LP Demos 1990 (Amity 496)
2nd Album "Dialogue" Demos & Outtakes Plus Steve Howe's Demos
Disc 1
01. Intro
02. Hold You In My Arms
03. Watching The Flags
04. Make Believe
05. Is It Love?
06. Untited
07. Take The Water To The Mountain
08. Prelude
09. To The Stars
10. Intro #2
11. Santa Barbara
12. Touch Me Heaven
13. Axis Of Love
TOTAL TIME (59:12)
Disc 2
01. Untitled Instrumental
02. After The Storm
03. Stalker
04. Tall Buildings
05. God With A Southern Accent
06. Without A Doubt
07. Big Love
TOTAL TIME (26:15)
Untited
Touch Me Heaven
After The Storm
[参考]
An Evening Of Yes Music Plus Tour Dates
1989
July
[North American Tour]
03 Jones Beach Theater,Wantagh,NY,USA
29 Mud Island Amphitheater,Memphis,TN,USA
30 Chastain Park Amphitheater,Atlanta,GA,USA
August
01 Hampton Coliseum,Hampton,VA,USA
02 Skyline Sports Complex,Harrisburg,PA,USA
03 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
04 Nassau Veterans Memorial Coliseum,Uniondale,NY,USA
05 Merriweather Post Pavilion,Columbia,MD,USA
06 Great Woods Center for the Performing Arts,Mansfield,MA,USA
08 Riverfront Park,Manchester,NH,USA
09 Orange County Fairgrounds,Middletown,NY,USA
10 Jones Beach Theater,Wantagh,NY,USA
11 Hartford Civic Center,Hartford,CT,USA
12 Old Orchard Beach Ballpark,Old Orchard Beach,ME,USA
13 Garden State Arts Center,Holmdel,NJ,USA
15 A.J. Palumbo Center,Pittsburgh,PA,USA
16 Blossom Music Center,Cuyahoga Falls,OH,USA
17 Cayuga County Fairgrounds,Weedsport,NY,USA
18 Lakeside Amphitheater,Darien Center,NY,USA
19 Pine Knob Music Theatre,Clarkston,MI,USA
20 Poplar Creek Music Theater,Hoffman Estates,IL,USA
22 CNE Grandstand,Toronto,ON,CANADA
23 Grandstand at Lansdowne Park,Ottawa,ON,CANADA
24 Forum de Montréal,Montreal,QC,CANADA
25 L'Agora du Vieux Port,Quebec City,QC,CANADA
28 The Summit,Houston,TX,USA
29 Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA
29 Coca-Cola Starplex Amphitheatre,Dallas,TX,USA
September
04 SDSU Open Air Theatre, San Diego State University,San Diego,CA,USA
05 Pacific Amphitheatre,Costa Mesa,CA,USA
06 Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA
07 Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA
08 Santa Barbara Bowl,Santa Barbara,CA,USA
09 Shoreline Amphitheatre,Mountain View,CA,USA
10 Cal Expo Amphitheatre,Sacramento,CA,USA
October
[UK Tour]
20 Whitley Bay Ice Rink,Whitley Bay,UK
21 Edinburgh Playhouse,Edinburgh,UK
22 Edinburgh Playhouse,Edinburgh,UK
24 NEC Arena,Birmingham,UK
25 NEC Arena,Birmingham,UK
28 Wembley Arena,London,UK
November
[European Tour]
02 Forest National,Forest,BELGIUM
03 Ahoy,Rotterdam,NETHERLANDS
05 Alsterdorfer Sporthalle,Hamburg,GERMANY
06 Falkoner Teatret,Copenhagen,DENMARK
08 Johanneshov Isstadion,Stockholm,SWEDEN
09 Skedsmohallen,Oslo,NORWAY
11 Sporthalle,Cologne,GERMANY
12 Stadthalle,Kassel,Germany
13 Rudi-Sedlmayer-Halle,Munich,GERMANY
14 Hanns-Martin-Schleyer-Halle, Stuttgart,GERMANY
16 Festhalle, Frankfurt,GERMANY
17 Carl-Diem-Halle,Würzburg,GERMANY
18 Jakobshalle,Basel,SWITZERLAND
19 Palais Omnisports de Paris-Bercy,Paris,FRANCE
20 PalaRuffini,Turin,ITALY
21 PalaTrussardi,Milan,ITALY
23 Palazzo dello Sport,Rome,ITALY
30 Palacio de Deportes de la Comunidad de Madrid,Madrid,SPAIN
1990
February
[European Tour]
21 Palau dels Esports,Barcelona,SPAIN
22 Pabellón de la Ciudad Deportiva del Real Madrid,Madrid,SPAIN
23 Sala Multiusos,Zaragoza,SPAIN
March
[Japan Tour]
01 NHK Hall,Tokyo,JAPAN
02 NHK Hall,Tokyo,JAPAN
04 NHK Hall,Tokyo,JAPAN
05 Festival Hall,Osaka,JAPAN
07 Yokohama Bunka Taiikukan,Yokohama,JAPAN
08 Nakano Sunplaza,Tokyo,JAPAN
[North American Tour]
12 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
13 Opera House,Spokane,WA,USA
14 Chiles Center at University of Portland,Portland,OR,USA
15 Paramount Theatre,Seattle,WA,USA
18 The Mosque,Richmond,VA,USA
19 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
20 Wang Theatre,Boston,MA,USA
22 D.A.R. Constitution Hall,Washington,DC,USA
23 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
[関連記事]
「Paris 1989 (Amity 643)」
「Los Angeles 1989 : Mike Millard First Generation Tapes (Amity 636)」
「Fourth Dimension Dream (Windmill 077)」
「Stockholm 1989 Complete (Amity 308)」
「Definitive Osaka 1990 (Virtuoso 449-451)」
「An Evening Of Yes Music : Japanese Broadcast (Gift DVDR)」
「Close To The Master (Virtuoso 228/229/230)」
「Scottish Miracle (Amity 160)」