伝説のテーパー:マイク・ミラード(Mike Millard)のオリジナル・マスター・カセット発掘により,マイク・ミラードによる高音質オーディエンス録音を収録した商品が数多くリリースされ,巷を騒がせていますが,今回は アンダーソン・ブルーフォード・ウェイクマン・ハウ(ABWH : Anderson Bruford Wakeman Howe)の 1989年のオーディエンス録音の登場です.

 正直 イエス(Yes)も 1975年以降,また アンダーソン・ブルーフォード・ウェイクマン・ハウ(ABWH : Anderson Bruford Wakeman Howe)の音源は殆ど聴かないのですが,テーパーが マイク・ミラード(Mike Millard)となれば話は別です(笑)

 流石 マイク・ミラード(Mike Millard)のオーディエンス録音ですね.
 高音質で臨場感と迫力があります.でも,人気が無いんでしょうね.これだけ高音質なのに,CDRでのリリースなんですよね.
 
 メーカー情報では
 『ZEPやストーンズと並び、YESの熱心なファンとしても知られるマイク・ミラード。そんな伝説名手が遺したABWHアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1989年9月6日+7日ロサンゼルス公演」。その超絶級オーディエンス録音です。ABWHはベースにトニー・レヴィンを迎えてアルバム制作&ツアーに乗り出しましたが、一部の日程ではジェフ・バーリンに交代していました。その状況を整理しつつ、ショウのポジションを確かめておきましょう。

 ●1989年
 《6月20日『閃光』発売》
 ・7月29日ー8月28日:北米#1a(25公演)
 《トニー・レヴィン→ジェフ・バーリン交代》
 ・9月4日ー10日:北米#1b(7公演)←★ココ★
 《トニー・レヴィン復帰》
 ・10月20日ー11月23日:欧州(24公演)
 ●1990年
 ・2月21日ー23日:スペイン(3公演)
 ・3月1日ー8日;日本(6公演)
 ・3月12日ー23日:北米#2(10公演)

 これがABWHの活動概要。

 公式作『AN EVENING OF YES MUSIC PLUS(9月9日)』がバーリンだったわけですが、実はレヴィンが食中毒で倒れていた間のわずか7公演だけの代打でした。本作のロサンゼルス2公演も同じ「北米#2b」。その3公演目・4公演目でした。

【ミラード自身が行ったパッチの精度を引き上げた最高峰版】
 そんなショウで記録された本作は、まさに超極上。
 ミラード・コレクションとは言っても波はあるわけですが、本作はその伝説名手の基準でもなかなかないレベルのハイクオリティ・サウンドなのです。ただし、完全無欠ではない。ミラードはLA2日間(9月6日/7日)を両方録音しており、本作のメインとなっているのは、音の良かった「初日(9月6日)」の方。しかし、この日はミラードが交通渋滞にハマッてしまい、まさかの遅刻。冒頭10分ほど(ちょうどジョン・アンダーソンのソロタイム)を録音し損なってしまったのです。そこで、そのパートを同会場の「2日目(9月7日)」でパッチ。フルショウ形式にしているのです。これは何も当店が勝手にやっていることではありません。ミラード本人が友人(ロブ)にコピーを渡す際に行ったものであり、これがタイトルにもある「1stジェネ・テープ」。この形式以外では出回っていないと思われます。
 実際には両日とも同じくらいに超高音質でして、質感の差異もなくはないのですが、むしろ大きな違いはオーディエンス・ノイズ。メインの初日録音(6日)に比べると冒頭の2日目(7日)は周囲の声が大きめ。聴いていると、最初騒がしかった観客がハウのソロになると共にグッと遠くへ移動したような感じに聞こえます。
 また、本作ではそんな接続部をさらにシームレスに美しく仕上げ直し。ミラードはアナログ・カセットの手動ダビングで接続させており、ネット原音もそのままの音落ち&ブツ切りで切り替わっている。しかも、ダビングの際にミスったのか補完パートではステレオ感が逆転していたのです。そこで、本作では両日録音の音量/音圧/ステレオ感を整え直した上でフェイド接続。接続ポイントが歓声パートでもあることから、どこで切り替わったのか分からず、いつ切り替わったかも分からないほど自然な仕上がりを実現しました。

【「ミラード+野外」だからこそ成し得た超美音の世界】
 開始10分の話ですっかり長くなってしまいましたが、その後はもうひたすら至福なYESミュージックの夕べ。現場となった“GREEK THEATRE”が野外の円形劇場という事もあってか、PAの出力音を反響ゼロで拾っており、いつも以上にオンでダイレクトでド密着。生々しい喝采にこそオーディエンス録音の証は感じられるものの、一度演奏が始まるや「これは客録だ・客録だ・客録だ」と念じ続けていないと、オフィシャル作品としか思えなくなってしまうほどの超極上サウンドが延々と続くのです。
 音を反射する壁や天井のない野外はダイレクトな名録音を狙うには絶好のロケーション。そこに絶対名手のミラード・マジックが加わると、ここまで凄いサウンドが実現するのです。前述したように本作は遅刻によるパッチが施されており、ABWHはサウンドボードも多い。2つの事情を勘案してAmityレーベルからのご紹介としましたが、スピーカーから流れ出るサウンドそのものは完全にプレス級……いや、オフィシャル作品『AN EVENING OF YES MUSIC PLUS』さえ凌駕するYESミュージックの理想郷なのです。
 YESをこよなく愛し、繰り返し録音して出音を熟知したミラードだからこそ成し得た美と鮮烈のサウンド。どうぞ、最高峰版の本作で存分にご体験ください。

 ★「1989年9月6日ロサンゼルス公演」の超絶級オーディエンス録音。絶対名手ミラード・コレクションでも格別の極上サウンドで、野外の円形劇場という事もあってかPAの出力音を反響ゼロで拾っており、いつも以上にオンでダイレクトでド密着。ただし、当時ミラードは交通渋滞で遅刻してしまい、冒頭10分(ジョンのソロ・コーナー)だけは翌日「9月7日」でパッチされています(原音はミラードの手作業でしたが、本作ではシームレスで美しく繋げ直しました)。YESをこよなく愛し、繰り返し録音して出音を熟知したミラードだからこそ成し得た美と鮮烈のサウンドが詰まったオフィシャル超えの2枚組です。』
 
Los Angeles 1989 : Mike Millard First Generation Tapes (Amity 636)
 
 Live At Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA 06th & 07th September 1989

  Disc 1
   [07th September 1989]
   01. Young Person's Guide To The Orchestra
   02. Time And A Word
   03. Owner Of A Lonely Heart
   04. Teakbois
   [06th September 1989]
   05. Clap
   06. Mood For A Day
   07. Rick Wakeman Solo
   08. Long Distance Runaround
   09. Bill Bruford Solo
   10. Birthright
   11. And You And I
   12. I've Seen All Good People 
   13. Close To The Edge
   TOTAL TIME (78:36)

  Disc 2
   01. Themes
   02. Brother Of Mine
   03. The Meeting
   04. Heart Of The Sunrise
   05. Order Of The Universe
   06. Roundabout
   07. Starship Trooper
   TOTAL TIME (67:06)

 Jon Anderson : Vocal
 Bill Bruford : Drums
 Steve Howe : Guitar
 Rick Wakeman : Keyboard
 Jeff Berlin : Bass
 Julian Colbeck : Keyboard
 Milton Mcdonald : Guitar

 Rick Wakeman Solo
 
 Long Distance Runaround
 
 Close To The Edge
 
 Heart Of The Sunrise
 

[参考]
 詳細情報(メーカー情報より)
  Disc 1
   [07th September 1989]
   1. Young Person's Guide
      ::::
   4. Teakbois
     ⇒ ★2:21 (日にち切り替わり) ★よりスムーズに繋げました。
   [06th September 1989]
   5. Clap
     ::::
 
An Evening Of Yes Music Plus Tour Dates
 1989
 July
  [North American Tour]
  03 Jones Beach Theater,Wantagh,NY,USA
  29 Mud Island Amphitheater,Memphis,TN,USA
  30 Chastain Park Amphitheater,Atlanta,GA,USA
 
 August
  01 Hampton Coliseum,Hampton,VA,USA
  02 Skyline Sports Complex,Harrisburg,PA,USA
  03 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
  04 Nassau Veterans Memorial Coliseum,Uniondale,NY,USA
  05 Merriweather Post Pavilion,Columbia,MD,USA
  06 Great Woods Center for the Performing Arts,Mansfield,MA,USA
  08 Riverfront Park,Manchester,NH,USA
  09 Orange County Fairgrounds,Middletown,NY,USA
  10 Jones Beach Theater,Wantagh,NY,USA
  11 Hartford Civic Center,Hartford,CT,USA
  12 Old Orchard Beach Ballpark,Old Orchard Beach,ME,USA
  13 Garden State Arts Center,Holmdel,NJ,USA
  15 A.J. Palumbo Center,Pittsburgh,PA,USA
  16 Blossom Music Center,Cuyahoga Falls,OH,USA
  17 Cayuga County Fairgrounds,Weedsport,NY,USA
  18 Lakeside Amphitheater,Darien Center,NY,USA
  19 Pine Knob Music Theatre,Clarkston,MI,USA
  20 Poplar Creek Music Theater,Hoffman Estates,IL,USA
  22 CNE Grandstand,Toronto,ON,CANADA
  23 Grandstand at Lansdowne Park,Ottawa,ON,CANADA
  24 Forum de Montréal,Montreal,QC,CANADA
  25 L'Agora du Vieux Port,Quebec City,QC,CANADA
  28 The Summit,Houston,TX,USA
  29 Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA
  29 Coca-Cola Starplex Amphitheatre,Dallas,TX,USA
   
 September
  04 SDSU Open Air Theatre, San Diego State University,San Diego,CA,USA
  05 Pacific Amphitheatre,Costa Mesa,CA,USA
  06 Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA
  07 Greek Theatre,Los Angeles,CA,USA
  08 Santa Barbara Bowl,Santa Barbara,CA,USA
  09 Shoreline Amphitheatre,Mountain View,CA,USA
  10 Cal Expo Amphitheatre,Sacramento,CA,USA
 
 October
  [UK Tour]
  20 Whitley Bay Ice Rink,Whitley Bay,UK
  21 Edinburgh Playhouse,Edinburgh,UK
  22 Edinburgh Playhouse,Edinburgh,UK
  24 NEC Arena,Birmingham,UK
  25 NEC Arena,Birmingham,UK
  28 Wembley Arena,London,UK
 
 November
  [European Tour]
  02 Forest National,Forest,BELGIUM
  03 Ahoy,Rotterdam,NETHERLANDS
  05 Alsterdorfer Sporthalle,Hamburg,GERMANY
  06 Falkoner Teatret,Copenhagen,DENMARK
  08 Johanneshov Isstadion,Stockholm,SWEDEN
  09 Skedsmohallen,Oslo,NORWAY
  11 Sporthalle,Cologne,GERMANY
  12 Stadthalle,Kassel,Germany
  13 Rudi-Sedlmayer-Halle,Munich,GERMANY
  14 Hanns-Martin-Schleyer-Halle, Stuttgart,GERMANY
  16 Festhalle, Frankfurt,GERMANY
  17 Carl-Diem-Halle,Würzburg,GERMANY
  18 Jakobshalle,Basel,SWITZERLAND
  19 Palais Omnisports de Paris-Bercy,Paris,FRANCE
  20 PalaRuffini,Turin,ITALY
  21 PalaTrussardi,Milan,ITALY
  23 Palazzo dello Sport,Rome,ITALY
  30 Palacio de Deportes de la Comunidad de Madrid,Madrid,SPAIN
 
 1990
 February
  [European Tour]
  21 Palau dels Esports,Barcelona,SPAIN
  22 Pabellón de la Ciudad Deportiva del Real Madrid,Madrid,SPAIN
  23 Sala Multiusos,Zaragoza,SPAIN
 
 March
  [Japan Tour]
  01 NHK Hall,Tokyo,JAPAN
  02 NHK Hall,Tokyo,JAPAN
  04 NHK Hall,Tokyo,JAPAN
  05 Festival Hall,Osaka,JAPAN
  07 Yokohama Bunka Taiikukan,Yokohama,JAPAN
  08 Nakano Sunplaza,Tokyo,JAPAN
  [North American Tour]
  12 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
  13 Opera House,Spokane,WA,USA
  14 Chiles Center at University of Portland,Portland,OR,USA
  15 Paramount Theatre,Seattle,WA,USA
  18 The Mosque,Richmond,VA,USA
  19 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
  20 Wang Theatre,Boston,MA,USA
  22 D.A.R. Constitution Hall,Washington,DC,USA
  23 Madison Square Garden,New York City,NY,USA


































#2021-06-15