【ニチレイフーズ】アットホームバル<冷凍宅配お試しセット>



 1971年7月17日(土)の グランド・ファンク・レイルロード(Gracd Funk Railroad)の伝説の後楽園球場公演から約1年を経過した 1972年7月22日(土).
 2回目の後楽園球場でのロック公演は,ウドー音楽事務所主催の 「 Rock Explosion 1972 」の一環として初来日した エマーソン・レイク・アンド・パーマー(Emerson, Lake & Palmer)で,何とオープニング・アクトは再結成した フリー(Free)が務めるという贅沢な公演でした.
 当時は一大イベントという事もあって,東京12チャンネル(現テレビ東京)が,中継と録画でTV放映した事でも有名な公演.
 
 野外,しかも台風接近に伴う風雨という悪コンディションの中行われたライヴではありましたが,コンパクトにまとまった素晴らしい演奏が披露されています.
 そして,この日の音源は,今までも何度かリリースされていいますが,今回の商品は 1999年に Private Masterレーベルからリリースされた 『 Rock Explosion : Live At The Korakuen Stadium 1972 (PM043/044) 』 に使用された大元のマスター・カセットをダイレクトにデジタル化し,Virtuosoレーベルからリリースされた 『 Korakuen 1972 : Original Master Tapes (Virtuoso 443/444) 』 です.
 正直 『 Rock Explosion : Live At The Korakuen Stadium 1972 (PM043/044) 』 は所有しておらず,聴いてもいないので比較はできませんが,元々 『 Rock Explosion : Live At The Korakuen Stadium 1972 (PM043/044) 』 が,当日のオーディエンス録音で一番高音質との事のようなので,今後,新たなオーディエンス録音が発掘されない限りは,この日の決定盤となるのでしょう.

 メーカー情報では
 『あらゆる意味で「伝説」と呼ぶしかないEL&Pの初来日。
 たった2公演のうち、“嵐の後楽園”を完全収録した歴史的オリジナル・マスターが発掘です。
 1972年のEL&Pは、まさに“現象”でした。
 クラシックの名曲をロック化やギターレスの画期的なアンサンブルが衝撃的だっただけでなく、アイドル的な人気まで巻き込んだ盛り上がりは「洋楽の象徴」の域。
 LED ZEPPELINやDEEP PURPLEが日本武道館や大阪フェスティバルホールという時代に「後楽園・甲子園」をダブルで埋めるという、とんでもない偉業を成し遂げた。しかも、その現場では悪天候も相まった異様な空間が現出され、甲子園では暴動まで発生。なぜ、ロックが単なる音楽の1ジャンルではなかったのか。その意味を凝縮した2公演でした。

 【伝説的名録音の大元カセットが奇跡の発掘】
 本作に収められているのは、そのうちEL&P初の日本ライヴであった「1972年7月22日:後楽園球場」公演。
 ”暴動ではない方”の絶品オーディエンス録音です。このショウはテレビ放送された事でも有名で、そのプロショットやサウンドボードは歴代の超定番となってきました。しかし、そのTVプロショットは放送枠に沿って編集された抜粋版。それに対し、本作は現場で一気録音されたフル・ライヴアルバム。それも、収録時間・クオリティの両面で最高峰となる1本なのです。
 そんな本作は以前から知られていた録音でありつつ、今まで誰も聴いた事がなかったマスターです。そもそも、後楽園オーディエンスは2本知られており、1本はKilling Floorレーベルの『COMPLETE PERFORMANCE IN THE STADIUM 1972』、もう1本はPrivate Mastersレーベルの『ROCK EXPLOSION LIVE AT THE KORAKUEN』でした。そのうち、音が良いことで知られていたのは後者だったわけですが、本作はそのPrivate Masters盤の大元カセットからダイレクトにデジタル化したものなのです。
 再生するといきなりキュル音からカットイン。もう、ここから大元マスターのすべてを収録している事は明らか。そして盛大な喝采の向こうから聞こえてくるのは、もちろん糸居○郎氏の声。「ただ今、お召し替えの時間でございます」という、あの伝説MCもしっかりと収録しているのです。さらに言えば、ノーカット。時代柄テープチェンジ部でのカットは避けられず、大元マスターでも「展覧会の絵」の終盤「The Great Gates Of Kiev」で約30秒が欠けていました。本作では、そのパートをTV放送サウンドボードで補填し、伝説の現場をシームレスに体験できるのです。

 【伝説の夜がそっくりそのまま吹き出す超ナチュラル・サウンド】
 これだけでも感無量ですが、サウンドは更に素晴らしい。
 今週同時リリースのQUEEN盤でもそうでしたが、Private Mastersレーベルは20年前の流行がモロに影響し、無理なイコライジングと強烈なヒス・リダクションで歪みまくっていました。それに対し、本作はマスター・テープが吸い込んだ1972年の真実そのまま。ピッチだけは正確に整えておりますが、無加工ゆえの瑞々しくナチュラルな鳴りが美しいのです。
 そこで驚くのが、心の力強さと輪郭の鮮やかさ。歴史にある通り、当時はまだまだスタジアム・コンサートが珍しかった時代。グラウンドには客席が設けられておらず、全員がスタンドから観るという設営でした。もちろん、本作もスタンドから録音されているはずなのですが、とてもそうとは思えない。いくら反響のないオープン・スペースとは言え、それだけではちょっと納得できないほどハッキリ・クッキリ。ここまで美しく鮮やかな録音なら、加工する必要などなかったと思うのですが……。ともあれ、大元カセットだけが記録していたナチュラルな美音を無事に永久保存する事ができた。これはまさに偉業です。

 あまりにも伝説に名高いショウだけに、その内容については語るまでもないでしょう。悪天候のためにムーグやベースのチューニングがムチャクチャに狂い、それでもお構いなしに突き進む熱演。
 その暴れる生演奏を目の当たりにする観客も、小雨の中だからこその異様なテンションになっている。ロック史に名バンドは数あれど、EL&Pほど爆テンションな演奏で名を成したバンドはいませんし、その苛烈なアンサンブルが初アジア&悪天候の異様なムードで異次元の域に突入していくのです。
 本作に刻まれているのは“整った名演”とはほど遠いわけですが、だからこそ「凄い」。そう、細分化も分析もなく“Rock is Rock”でしかなかった時代、形容を超えた2文字「凄・い」でしか表現できないエネルギー。本作は、1972年の夏だからこそ、EL&Pだからこそ生み出し得たものがパンパンにつまった2枚組なのです。
 まさに文化遺産以外の何物でもないライヴアルバム。どうぞ、永久保存プレス2CDでいつでも“あの時”をご堪能ください。

 ★1999年リリースの「Rock Explosion: Live At The Korakuen Stadium 1972」(Private Master PM043/044)の大元のマスターカセットを発掘。
 音質も内容も大幅にアップグレード!』

Korakuen 1972 : Original Master Tape (Virtuoso 443/444)
 
 Live At Korakuen Stadium,Tokyo,Japan 22nd July 1972
 [From Original Masters]

  Disc 1
   1. Goro Itoi Intro.
   2. Hoedown
   3. Eruption
   4. Stones Of Years
   5. Iconoclast
   6. Mass
   7. Manticore
   8. The Battlefield incl. Epitaph
   9. Aquatarkus
  10. Take A Pebble
  11. Lucky Man
  12. Piano Improvisation
  13. Take A Pebble (Reprise)
  TOTAL TIME (48:12)

  Disc 2
   1. Promenade
   2. The Hut Of Baba Yaga
   3. The Curse Of Baba Yaga
   4. Hut Of Baba Yaga
   5. The Great Gates Of Kiev (#)
   6. Rondo
   7. Drum Solo
   8. Rondo (Reprise)
   9. Goro Itoi Outro.
  10. Finale
  TOTAL TIME (37:25)

  (#) 4:41 - 5:12 サウンドボード音源を補填

 The Battlefield (incl. Epitaph)
 
 Take A Pebble
 
 Promenade
 
 The Great Gates Of Kiev
 

 本商品には,リリース初週の週末までに限って,同ショウで撮影されたテレビ放送プロショット映像を収録した 『 Korakuen 1972 : TV Broadcast (Special Bonus DVDR) 』 が付属しています.
 この定番映像は,過去に何度となくギフト・アイテムや商品に付属しているボーナス・アイテムとして登場しています.

 今まで,何度となくギフト・アイテムやボーナス・アイテムとして登場してきた定番映像なので,目新しいものではありません.
 
 メーカー情報では
 『本編プレス2CDは、伝説録音の大元カセットから生まれた史上最高峰のライヴアルバム。
 “嵐の後楽園”を完全体験できる文化遺産です。そんな決定盤に足りないものがあるとすれば、光景。そこで、名盤誕生を祝うボーナスとして同じショウで撮影されたTV番組2種をコンパイルしたプロショット集をご用意しました。
 と、いうわけで本作に収録されているのは、本プレス2CDと同じ「1972年7月22日:後楽園球場」公演。そのマルチカメラ・プロショットです。このショウは当時からテレビ放送された事でも知られてきましたが、その放送は2つありました。
 1つは某民放局による生中継。もう1つは同日の深夜に未放送分を含めて再編集されたものです。本作は、その両方を過去最高峰クオリティでセットしたものなのです。
 そのクオリティは絶品。さすがに70年代初期のエアチェックだけあって間違っても「オフィシャル級!」と喧伝するわけにはいかず、トラッキングがやや不安定なところも否めないのですが、マスター鮮度は素晴らしい。何よりも当時そのままな発色とディテール。振り乱す髪の1本1本も美しく、時代感が吹き出す日本語テロップのエッジもシャープ。大元マスターと断言できるかどうか微妙なところではありますが、現在望みうる最高の映像クオリティなのは間違いありません。
 そして、その映像美で描かれるの“1972年の夏”が凄い。冒頭から糸井五○氏の「じゃあお待ちどうさま!エマーソン・レイク&パーマー」のアナウンスが炸裂し、『ホリデイ・イン・ポップス』でお馴染みだったお二人(八木○氏とニッキ○山室女史)による「たった今、素晴らしい演奏が始まりました!」のレポートが超リアル。そして、ショウではチューニングが豪快に狂ったままの演奏がブチかまされ、グレッグが「Epitaph」の一節を歌うと観客は一瞬間を置いてどよめき、中央以外がボカされた画面(小雨でレンズが汚れているのか、意図的な演出なのか迷うくらいです)はサイケがかった幻想感が溢れる。ハイライトの「Rondo」ではキースが日本刀でハモンドに斬りかかるという日本ならではのシーンも観られます。
 さらに時代の薫りにむせ返るのが、日本語テロップ。冒頭からデカデカと「4万人大集会 於:後楽園球場」と表示され、「Tarkus」のサブタイトル曲名が完全に間違っており、熱演の真っ最中に流れるのが「大自然そのままアラスカアドベンチャー ジャルパックJOYアラスカ137,000円(6日間)……」。
 さらにキースのソロでは「ロック・エクスプロージョン・スペシャル……このあと11時35分より午前1時まで、『二大ロック・真夏の激突』と題して、フリーとEL&Pを中継録画でお送りします。」と表示され、「展覧会の絵」途中のエンドテロップでは「NOW7時55分」「10時35分につづく」の手書きの時計が出てくる。
 また、テロップではありませんが現場のスコアボードに電光表示されているカタカナの「エマーソン・レイク&パーマー」もなかなかに強烈です。

 本編プレス2CDがオーディエンス録音による現場体験だとすれば、本作はテレビ放送プロショットによる1972年のお茶の間体験。ロックが単なる音楽ジャンル以上の存在であった時代が画面から吹き出す、確かな証拠映像。
 どうぞ、時代の証言者である本編プレス2CDと併せて存分にご堪能ください。』

Korakuen 1972 : TV Broadcast (Special Bonus DVDR)
 
 Live At Korakuen Stadium,Tokyo,Japan 22nd July 1972
 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 73min.
 

   1. Intro.
   2. Hoedown
   3. Eruption
   4. Stones Of Years
   5. Iconoclast
   6. Mass
   7. Manticore
   8. The Battlefield incl. Epitaph
   9. Aquatarkus
  10. Take A Pebble
  11. Lucky Man
  12. Piano Improvisation
  13. Take A Pebble (Reprise)
  14. Promenade
  15. The Hut Of Baba Yaga
  16. Drum Solo
  17. Rondo
     [Rebroadcast At midnight On 22nd July]
  18. Promenade (#)
  19. The Hut Of Baba Yaga
  20. The Curse Of Baba Yaga
  21. The Hut Of Baba Yaga
  22. The Great Gates Of Kiev
  23. Interviews (Hiton Hotel, Tokyo, Japan July 1972)
  TOTAL TIME (72:48)

  (#) こちらは番組司会者の声が被る

 収録されている映像の一部
 
 ※) Rock Explosion Special (Bonus DVDR) 』 にも,幾つか映像を貼り付けています.

[参考]
 マスター・カセット
 

 Rock Explosion : Live At The Korakuen Stadium 1972 (PM043/044)
 
 
 Complete Performance In The Stadium 1972 (KF 98025/26)
 

1972 Japan Tour
 July
  22 Korakuen Stadium, Tokyo, Japan
  24 Koshien Stadium, Hyogo, Japan
 

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#2020-08-04