1972年11月30日~1973年1月30日まで行われた,約 2ヶ月間の英国ツアーに続き,1ヶ月のブレイクを挟んで,同年3月2日デンマークはコペンハーゲンの K.B.ハレン公演から,4月2日フランスはサントゥアンのスポーツセンター公演まで,約 1ヶ月間行われた,欧州ツアー.
 
 本商品は,1973年欧州ツアー中盤に当たる,3月16日オーストリアはウィーンのシュタットハレ公演を,3種類のオーディエンス録音とサウンドボード録音を用いて A Nite Owl Production がミックスしマトリックス化したものをピッチ調整した 『 Vienna 1973 : New 4 Source Matrix (No Label) 』 です.
 この公演日は昔から割と数多くのタイトルがリリースされているので,何らかの形で聴いた事のある方が多いのではないでしょうか.

 1973年でも,この時期,特に欧州ツアーは,素晴らしい演奏を展開している事でも有名で,元々この公演日もオーディエンス録音の音像が近く,非常に高音質で,サウンドボード音源とのマトリックス化により,迫力と臨場感のある仕上がりとなっており,これは凄いですし,素晴らしいです.
 迷わず買いでしょうね.

 リリースから 1ヶ月で 200枚販売しているので,この商品も間もなく売り切れになるのでしょう.
 「 4/9 ★レッド・ツェッペリン「VIENNA 1973: NEW 4 SOURCE MATRIX」のナンバー入りシール・ステッカー付きは完売致しました。お問合せ多数の為、急遽20セット(No.141~160)を用意させて頂きました。
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 「 4/30 ★レッド・ツェッペリン「VIENNA 1973: NEW 4 SOURCE MATRIX」のナンバー入りシール・ステッカー付きは完売致しました。お問合せ多数の為、急遽20セット(No.201~220)を用意させて頂きました。

 メーカー情報では
 『コレは凄い!
 二年前、ローリング・ストーンズ1969年のオークランド公演に存在する二種類のオーディエンス録音をミックスさせてステレオ仕様に作り上げたマトリクス・バージョンが「LIVE IN OAKLAND 1969」としてリリースされて大反響を巻き起こしたものですが、あの見事なマトリクスを作り上げたA Nite Owl Productionが今度はZEPライブ音源のマトリクス・バージョンを制作。またしても驚きのステレオ感と完成度で公開してくれたのです。
 A Nite Owl ProductionがZEPのマトリクス制作において白羽の矢を立ててくれたのは、ハイレベルな名演だらけな1973年ヨーロッパ・ツアーの中でも極めつけの一日との誉れ高き3月16日のウィーン公演。
 この日は複数のオーディエンス録音が存在しており、演奏に負けじとクオリティの高い録音状態の音源が居並ぶ状況でもある。確かにマトリクス・バージョンを作るに相応しいショーかと。
 ウィーン公演で複数存在する音源を駆使して最長バージョンへと仕立て上げた試みは10年以上前にかのWinston Remasterが作り上げており、それを元にしてさらにジミーのギターの音が大きい音源の全長版とカップリングして数年前にリリースされて大好評を博して売り切れとなった「VIENNA 1973」でした。その後GRAF ZEPPELINレーベルが「LEAD POISONING: LIVE IN VIENNA 1973」で各音源のベスト・バージョンをまとめて新たな決定版となっています。

 今回のメインとなるのは、例のジミーのギターの音が非常に大きなバランスの音源。こうしたバランスの偏った音源が存在するということは、むしろマトリクス制作時に大きなアドバンテージとなる。
 この音源を右チャンネルのメインとすることでステレオ感が生まれます。そもそもウィーン公演はライブ後半のみ録音されたサウンドボードが存在することが有名ですが、A Nite Owl Productionの見事な仕事ぶりによってそれ以前のパートまでサウンドボードに比肩するクオリティで楽しめるようになったのだから画期的。
 こうしてウィーン公演の恵まれた音源状況、先のジミーのギターの音が大きい音源だけでなく、それ以外にも音像のオンな音源が存在することはA Nite Owl Productionが得意とするステレオ感抜群のマトリクスを作り出すにはうってつけと言えるのではないか。ストーンズのオークランドでの驚異的な仕上がりを覚えているマニアならば、あのステレオ感をZEPの73ウィーン公演で楽しめてしまうというのだから、是非ヘッドフォンにて絶妙のステレオ感を味わっていただきたい。

 それでいてストーンズのオークランドの時と同じように、こうなるとステレオ・サウンドボードでは?と錯覚しそうな仕上がりは本当に素晴らしい。例のサウンドボードによって「Dazed And Confused」以降のハイパー・プレイばかりに注目が集まりがちですが、そもそもショーが始まった瞬間からジミーがトップ・コンディションであったことを今回のバージョンが再認識させてくれる。
 特に「Over The Hills And Far Away」のギター・ソロは名演で、後年のただグチャグチャ弾いているだけのように聞こえてしまう展開とは雲泥の差。正に弾き倒している感が凄まじい。また毎晩でジミーが冴える「Since I've Been Loving You」は言わずもがなですが、その前の「Misty Mountain Hop」ですら彼の指から発せられるメロディの饒舌なこと。ヨーロッパ後のアメリカからスタジアムに進出したことでジミーのプレイが技巧指向からアクション指向(&快楽指向も笑)と移行し、ここで聞かれた指さばきのひらめきは鳴りを潜めてしまうのですが、それだけに73年ヨーロッパがマニアの間で神格化される訳です。
 とにかくA Nite Owl Productionによる仕上がりは素晴らしく、そうした卓越したジミーのプレイが完全にサウンドボード状態で楽しめてしまうから脱帽。もちろんPAアウトのサウンドボードような演奏の輪郭が生々しすぎて、なおかつ臨場感も希薄といった状態とはまるで別次元。むしろ929のような荒々しい質感と音像でウィーン公演が楽しめるようになったのだと例えれば想像してもらえるのでは。

 では、この日の演奏の凄まじさを広める点で大きな貢献を果たしたサウンドボードのパートに関してはどうでしょうか。まず何と言っても「Dazed And Confused」前半もA Nite Owl Productionによる見事な仕上がりでサウンドボード(以下SBDと称します)ばりな状態へと生まれ変わっているので、そこからSBD本編へと切り替わっても違和感がまるでない。むしろ、遂にこの日の「Dazed」全編がSBDで聞けるようになった!と錯覚してしまいそうなほど。
 しかしそれだけではありません。A Nite Owl ProductionがSBDパートにもオーディエンス録音を組み合わせてマトリクス化した結果、これまた見事な臨場感とステレオ感が生み出されたのです。
 ウィーン公演を始めとした73ヨーロッパのSBDは後のアメリカSBDのような楽器バランス過度のドライさがなく、それもまた演奏の凄まじさを伝えることに貢献していました。そこへNite Owlならではのマトリクス・マジックが加わると、見事な音の広がりや臨場感が生まれるのです。例えば「Dazed」で演奏がブレイクする箇所など聞けば一目瞭然なのですが、その瞬間で沸き上がる歓声こそライブならではの瞬間。おまけに絶妙なバランスでSBDとミックスされている。
 そして弾きまくりジミーに爆裂ボンゾという、この日のライブを伝説へと昇格させた匠の技がさらにリアルに感じられる。そんな爆裂演奏を前に盛り上がるオーディエンスの熱狂ぶりがまたいい。出回っているSBDがあまりに部分的であったことが災いし、その強烈な演奏の一方でブルーベリーヒルやエディーほどのポピュラリティを得られない73ヨーロッパ。しかし今回の衝撃的ですらあるマトリクス・バージョンによって、同ツアー最高の名演であるウィーン公演がもはや一家に一枚レベルへと昇格したのです。名作ストーンズのオークランド以来となるマトリクス・バージョン、今度はZEPでA Nite Owl Productionがやってくれました!

(リマスター・メモ)
★サウンドボード音源のピッチだけが速いので、半音の20-50%で調整しました。』

Vienna 1973 : New 4 Source Matrix (No Label)
 
 Live At Wiener Stadthalle,Vienna,Austria 16th March 1973
 Stereo Matrix Of 4 Recordings Synchronized & Mixed Together
in Varying Levels & Combinations : Audience Sources 1-3 and Soundboard Source

  Disc 1
   1. Introduction
   2. Rock and Roll
   3. Over the Hills and Far Away
   4. Black Dog
   5. Misty Mountain Hop
   6. Since I've Been Loving You
   7. Dancing Days
   8. Bron-Y-Aur Stomp
   9. The Song Remains the Same
  10. The Rain Song
  TOTAL TIME (57:47)

  Disc 2
   1. MC
   2. Dazed and Confused incl. San Fransisco, Mars, the Bringer of War
   3. Stairway to Heaven
   4. Whole Lotta Love
   5. Heartbreaker
   TOTAL TIME (74:59)

 Over the Hills and Far Away
 
 Since I've Been Loving You
 
 Dazed and Confused
 
 Whole Lotta Love
 

[参考]
 Lead Poisoning : Live In Vienna 1973 (LZSC-026)
 
 Vienna 1973 (No Label)
 
 
UK Tour 1972-1973
 [European Warm-Up Shows]
 Octorber
  27 The Casino,Montreux,SWITERLAND
  28 The Casino,Montreux,SWITERLAND

 [UK Tour]
 November
  25 De Montfort Hall,Leicester,UK
  30 Newcastle City Hall,Newcastle upon Tyne,UK

 December
  01 Newcastle City Hall,Newcastle upon Tyne,UK
 03 Green's Playhouse,Glasgow,UK
  04 Green's Playhouse,Glasgow,UK
  07 Hard Rock,Manchester,UK
  08 Hard Rock,Manchester,UK
  11 Capitol Theatre,Cardiff,UK
  12 Capitol Theatre,Cardiff,UK
  16 Odeon,Birmingham,UK
  17 Odeon,Birmingham,UK
  20 Brighton Dome,Brighton,UK
  22 Alexandra Palace,London,UK
  23 Alexandra Palace,London,UK

 January
  02 Sheffield City Hall,Sheffield,UK
  03 Guild Hall,Preston,UK
      ⇒ [Rescheduled To 30 January]
  04 St George's Hall,Bradford,UK
      ⇒ [Rescheduled To 18 January]
  07 New Theatre Oxford,Oxford,UK
  14 Liverpool Empire Theatre,Liverpool,UK
  15 Trentham Gardens,Stoke-on-Trent,UK
  16 King's Hall,Aberystwyth,UK
  18 St George's Hall,Bradford,UK
  21 Gaumont Theatre,Southampton,UK
  22 Southampton University,Southampton,UK
  25 Music Hall Aberdeen,Aberdeen,UK
  27 Caird Hall,Dundee,UK
  28 King's Theatre,Edinburgh,UK
  30 Guild Hall,Preston,UK

 [European Tour]
 March
  02 K.B. Hallen,Copenhagen,DENMARK
  04 Scandinavium,Gothenburg,SWEDEN
  06 Kungliga tennishallen,Stockholm,SWEDEN
  07 Kungliga tennishallen,Stockholm,SWEDEN
  10 Ekeberghallen,Oslo,NORWAY
  11 Ahoy Rotterdam,Rotterdam,The NETHERLANDS
  12 Vorst Nationaal,Brussels,BELGIUM
  13 Festhalle Frankfurt,Frankfurt,GERMANY
  14 Wiener Messehalle,Nuremberg,GERMANY
  16 Wiener Stadthalle,Vienna,AUSTRIA
  17 Olympiahalle,Munich,GERMANY
  19 Deutschlandhalle,West Berlin,GERMANY
  21 Musikhalle,Hamburg,GERMANY
  22 Grugahalle,Essen,GERMANY
  24 Ortenauhalle,Offenburg,GERMANY
  26 Palais des Sports de Gerland,Lyon,FRANCE
  27 Parc des Expositions,Nancy,FRANCE

 April
  01 Centre Sportif,Saint-Ouen,FRANCE

 当日のチケット(ネット上からの頂物)
 
 当日のポスター(ネット上からの頂物)
 

[関連記事]
Stockholm 1973 (Gift CDR)
 
Glasgow 1972 1st Night (No Label)
 
Cardiff 1972 (Gift CDR)
 
Lead Poisoning : Live In Vienna 1973 (LZSC-026)
 
Vienna 1973 (No Label)
 
Southampton University 1973:Multitrack Recording (Gift CDR)
 
Offenburg 1973 (No Label)
 






#2020-03-31