デレク・トラックス(Derek Trucks)と スーザン・テデスキ(Susan Tedeschi)の夫婦を中心に 2010年に結成された テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band) が,2019年6月に 5度目の来日を果たし,5公演( 6月11日:大阪 あましんアルカイックホール,12日:名古屋 Zepp Nagoya,14日,15日,16日:東京 ドーム・シティ・ホール)を行い,パフォーマンスも素晴らしく絶賛され大成功に終わったのは記憶に新しいところです.

 そんな テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)が,日本ツアーに次いで行った北米ツアー中のプロ・ショット映像が Uxbridgeレーベルから 『 Levitate Music And Arts Festival 2019 (Uxbridge 1073) 』 としてリリースされました.

 その映像とはマサチューセッツ州マーシュフィールドのマーシュフィールド・フェアグラウンドに於いて 7月12日~14日の 3日間に渡って開催された 「 Levitate Music And Arts Festival 2019 」 の初日にあたる 7月12日(金)にトリとして出演した際のパフォーマンス映像でで,プロショット映像なので,安心して観ることができます.

 メーカー情報では
 『先日行われた来日公演の記憶も新しいTEDESCHI TRUCKS BAND。その短期記憶を確かな想い出に変える最新極上プロショットが登場です。
 そんな本作に収められているのは「2019年7月12日マンスフィールド公演」。
 母国アメリカの音楽祭“LEVITATE MUSIC & ARTS FESTIVAL”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。その気になる中身の前に、まずはショウのポジション。先日の日本公演も含め、ワールドツアー全体像の中で確かめておきましょう。
 
 ●2019年
  ・1月17日-3月2日:北米#1(23公演)
 《2月15日『SIGNS』発売》
  ・4月2日-27日:欧州(17公演)
  ・5月10日-25日:北米#2(12公演)
  ・6月11日-16日:日本(5公演)
  ・6月28日-8月24日:北米#3(28公演)←★ココ★
  ・9月27日-10月5日:北米#4(NY6公演)
  ・11月6日-16日:北米#5(8公演)
 ●2020年
  ・2月1日:ロンドン公演

 これが現在までに公表されているスケジュール。
 すでに2020年のショウも決まり始めています。彼らは北米を主戦場するバンドで、その合間に日本やヨーロッパを挟み込むスタイル。2019年も大きく4つに分けて北米をサーキットしています。そんな中で本作のマンスフィールド公演は、来日公演の直後。「北米#3」の9公演目にあたるコンサートでした。

 このショウは母国の大規模フェスだけあって生配信が行われ、本作はそのウェブキャストをDVD化したもの。そのため、綺麗に整理されたサウンド・ミックスも、最新デジタル全開な画質も、ツボを心得たカメラワークも、すべて鉄壁。完全オフィシャル級としか呼びようがなく、『SIGNS』のツアー・エディションとでも称して本作をボーナスディスクにしてもまったく違和感なし……いえ、むしろ是非そうして欲しいくらいの超極上マルチカメラ・プロショットです。
 「とにかく見ちゃってください!」としか言いようのない完璧なプロショットで描かれるのは、日本公演直後だけにあの熱演がまざまざと甦る。実のところ“LEVITATE MUSIC & ARTS FESTIVAL”は野外会場ですし、TEDESCHI TRUCKS BANDの開演はまだ日の高い時刻。その明るい現場は日本公演とは趣が違うものの、その燃え上がるブルースロックは紛れもなく先月観た熱演そのまま。マルチカメラだけに各メンバーのアップやデレクの手元がたっぷりと映されますし、ショウが進む毎に闇夜になっていくといよいよ先月の光景が脳裏にフラッシュ・バックしてくるのです。
 そして、その想いを掻き立てるのは日本でも聴いた名曲群。当店では日本公演ライヴアルバムでもセットを分析してご紹介しましたが、比較のためにも同じスタイルで整理してみましょう。

 ●REVELATOR(1曲)
  ・Midnight in Harlem
 ●MADE UP MIND(2曲)
  ・Do I Look Worried、Part of Me
 ●LET ME GET BY(3曲)
  ・Don't Know What It Means、Anyhow、I Want More
 ●SIGNS/HIGH & MIGHTY(3曲)
  ・Signs, High Times、Hard Case、Shame
 ●カバー他(8曲)
  ・The Letter(THE BOX TOPS)、Down in the Flood(ボブ・ディラン)、Don't Keep Me Wonderin'(THE ALLMAN BROTHERS BAND)、Angel From Montgomery/Sugaree(ジョン・プライン/GRATEFUL DEAD)、Swamp Raga(THE DEREK TRUCKS BAND)、I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free(ビリー・テイラー)、Key to the Highway(ブルース・スタンダード)、Space Captain(ジョー・コッカー)
※( )内はオリジナル・アーティスト

 ……と、このようになっています。
 毎日変更するTEDESCHI TRUCKS BANDだけに日本公演のどのショウとも異なっているわけですが、バランスこそ違えど日本公演でも聴けた名曲やカバーがたっぷり。その中で日本で演奏しなかったのは3曲。『LET ME GET BY』の名曲「Anyhow」、デレクの『ALREADY FREE』のボートラでもあった「Swamp Raga」、それにビリー・テイラー(と言うより、ニーナ・シモン)のカバー「I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free」も披露されます。何公演観ても「次はなに?」のワクワクが途切れない。TEDESCHI TRUCKS BANDの醍醐味がたっぷり味わえるのです。また、ゲスト参加もスペシャル。先月の東京公演ではドン・ウォズが登場しましたが、この日はBLACKBERRY SMOKEのチャーリー・スターが参加。ラストの「Key to the Highway」「Space Captain」で共演しています。

 現代最強のライヴバンド、TEDESCHI TRUCKS BAND。その最新ステージを2時間にわたってフル体験できるオフィシャル級マルチカメラ・プロショットです。終わったばかりの来日公演の記憶を定着させてもくれる映像でもありますが、それ以上に本作自体が『SIGNS』と同等以上の音楽作品。先月、生ステージを体験された方はもちろん、そうでない方にも全力でお薦めできる2019年の決定盤。ぜひ、たっぷりとご堪能ください。』

Levitate Music And Arts Festival 2019 (Uxbridge 1073)
 
 Live At Marshfield Fair Grounds,Marshfield,MA,USA 12th July 2019
 PRO-SHOT
 COLOUR NTSC Approx.125min.
 


   1. Signs, High Times
   2. Don't Know What It Means
   3. The Letter
   4. Do I Look Worried
   5. Down in the Flood
   6. Part of Me
   7. Anyhow
   8. Don't Keep Me Wonderin' (with Gabe Dixon)
   9. Hard Case
   10. Angel From Montgomery
   11. Sugaree
   12. Shame
   13. Swamp Raga
   14. Midnight in Harlem
   15. I Want More
   16. I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free
   17. Key to the Highway (with Charlie Starr)
   18. Space Captain
   TOTAL TIME (125:15)

 収録されている映像の一部 [VTS_01_2]
 

[参考]




















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#2019-07-16 #Tedeschi #Trucks #Band