1月29日(火)は,六本木にある Keyston Club Tokyoキーストーン・クラブ 東京)にて行われた 『 Grace Mahya Solo Night 』 へ.

 

 会場となる Keyston Club Tokyoキーストーン・クラブ 東京)は,都会の喧騒を忘れさせてくれるお洒落な空間に加え,フード類も美味しく,場所を考えたら非常にリーズナブルで,コスト・パフォーマンスも良く,真に ”大人の遊び場” と言う感じ.

 そしてこの会場での Grace Mahyaさんのソロ・ライブは,昨年11月26日(月) に次いで 2ヵ月振りの 2回目.
 前日の 1月28日(月) 関内の Paradise Cafeパラダイス・カフェ)が,グルーブ感のあるエレクトリック・カルテットでの演奏に対し,この日真逆の スタインウェイ(Steinway & Sons)でのピアノ・ソロと言うギャップが何とも言えず楽しみにしていたライブ.しかもここは音響も素晴らしくバランスが良いのです.

 職場から 六本木駅は割と近いのですが,六本木駅と言っても 日比谷線の方なので,会場の Keyston Club Tokyoキーストーン・クラブ 東京)までは少し歩きます.
 
 会場に到着したのは,19時00分前後でしょうか.

 

 受付をし空いている席へ着席.
 未だお客さんが殆どおらず,ステージ前の席をゲット.

 

 ドリンクとフードを注文し開演を待ちます.
 19時30分開演予定なのですが,何時も通り当然始まりません.と言うか本人も到着していないと言う何時もながらの状況.(笑)

 

 19時45分頃に前回同様オーナーの 山中英治さんが 「 アーティストが遅れているのでスタートが遅れる 」 旨の謝罪を各テーブルのお客さんにしていました.
 流石,こう言うところもキチンとして好感を持てます.
 19時50分前後に本人が到着し,結果25分遅れの19時55分頃にピアノに着きます.

 以下,MC部分はメモからの起こしなので,誤っている可能性もありますので,雰囲気で.(笑)

 簡単なマイクのサウンド・チェックに続き,ヴィクター・ヤング(Victor Young)作曲の "Love Letters"("ラブ・レターズ")からライブがスタート.
 
 

 「 ヴィクター・ヤングです.
 
 今度はモニターから出てくる音を調整して貰いつつ,長めのピアノのイントロから 8th アルバム 『 Love Songs For You (ラブ・ソングス・フォー・ユー) 』 収録の "Antonio's Song"("アントニオズ・ソング","アントニオの歌")が演奏されます.

 
 
 続けてライブでの定番曲で 新宿にあった老舗の 旧DUG を閉める際に行われた最後のライブ(2006年12月25日,26日)を収録した 2nd アルバム 『 Last Live at DUG (ラスト・ライブ・アット・ダグ) 』 から "Kiss Of Life"("キッス・オブ・ライフ").

 

 前日とはアレンジも異なってピアノを中心とした "Kiss Of Life" の演奏は何時にも増して素晴らしかった.

 イントロを弾きながら 「 懐かしいね.」 とも言いつつ 1970年代に ロバータ・フラック(Roberta Flack)が歌って大ヒットした,ユージーン・B・マクダニエルズ(Eugene B. McDaniels )作の "Feel Like Makin' Love"(フィール・ライク・メイキン・ラヴ")に続き,"Fever"("フィーバー")が演奏されます.

 

 "Feel Like Makin' Love" も "Fever" も,セット・リストに加えられるのは割とレア.しかも "Fever" では,急遽オーナーの 山中英治さんが飛び入りでパーカッション:コンガを叩きます.

 

 そして トム・ウェイツ(Tom Waits)のナンバー云々の話が MC であり,お客さんから "Temptation"("テンプテーション")のリクエストに応えて "Temptation" を演奏."Fever" に続いて 山中英治さんがパーカッションで参加.
 最近は "Jockey Full Of Bourbon"(ジョッキー・フル・オブ・バーボン")ばかり演奏していたので,久し振りに聴く "Temptation",しかもピアノ弾き語りは新鮮でした.曲はフェイド・アウト的に終了.

 

 「 途中で止めてみました.(笑) 」 とも.

 最後は自身の 7th アルバム 『 Season Songs (シーズン・ソングス) 』 の 1st トラックに収録されている マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の "All Blues"("オール・ブルース")を演奏.

 

 「 Miles Davis♪ ありがとうございます.

 ここで暫しのブレイクへ.

 
 
 ブレイクを挟んだ 21時20分からの 2nd Set は
 「 シャデーです. 」に続いて シャーデー・アデュ(Sade Adu)のヒット曲で "Cherish The Day"("チェリッシュ・ザ・デイ")からスタート.

 

 「 Sade♪ Cherish The Day. Right Now.

 2曲目は最新の 8th アルバム 『 Love Song For You (ラブ・ソング・フォー・ユー) 』 の最終トラックで,アルバムでもスタインウェイ(Steinway & Sons)のピアノの弾き語りとなっている "Just The Way You Are"("ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー").

 

 私的にも,ピアノ弾き語りの方が好きです.
 「 Bruno Mars♪ ありがとうございます.

 前日に引き続き,ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)の "Don't Explanin"("ドント・エクスプレイン")
 中間部の激しさと終盤部の弱めと言うか強弱を付けた演奏は非常に印象的でした.やはりスタインウェイは良い音がでます.
 「 ビリー・ホリデイさんの曲です.もう一曲ビリー・ホリデイさんの曲.

 前日と同様の順番で "Don't Explanin" に続き同じくビリー・ホリデイの "God Bless The Child"("ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド")が演奏されます.
 最近は一時期より ビリー・ホリデイの曲がセット・リストに入れられる機会が少なかったので,連日セット・リストに加えられ,両日とも編成が異なって演奏されたのは,私的には嬉しかったです.
 「 Billie Holiday♪ One More "God Bless The Child". Thank You Very Much !
 
 そして最近のライブでは定番となる エド・シーラン(Ed Sheeran)の "Shape Of You"("シェイプ・オブ・ユー")を.
 ここで再びオーナーの 山中英治さんが登場しパーカッションを叩きます.

 

 「 エド・シーランです."Shape Of You" 良い曲です.

 「 何にしようかな.どうしようかな.... 」 の一言に,山中英治さんから 「 ダーク・アイズ が聴きたい. 」 と.
 「 ダーク・アイズ? ロシア語で? 」 の一言に 「 ロシア語が一番良いよね.マーヤの場合,英語も良いけど. 」 とも.
 あるお客さんからの 「 世界ツアー.イタリア行く?」に対して 「 ボラーレ? 」と.
 「 OK! Guys. 」「 ロシア語難しいよね.Спасибо(スパシーバ),Матрёшка(マトリョーシカ),хороший(ハラショー),後は悪い言葉しか分からない(笑)
 に続いて "Dark Eyes"("ダーク・アイズ","黒い瞳")を 山中英治さんとのデュオで演奏.
 
 

 終盤部ではピアノを弾くリズムに合わせ,お客さんの手拍子が起こり,そのスピードが終盤に向かって徐々に早くなっていき終了.
 「 Спасибо(スパシーバ)
 「 何で,この曲になったんだっけ?...Interesting.
 (「 世界ツアー 」 の話が出ていた関係で)
 「 ワールド・ツアー行く?...もう帰国しようかな. 」 に対してお客さんから 「 日本に戻っちゃうの? 」 と.(笑)

 日本と言えばファンの方には当然メドレーが浮かびますよね.

 

 "たのしいひなまつり" から "赤い靴" の導入部に続き,ヴォーカル入りの "あんたがたどこさ" そして "My Favorite Things" の一連のメドレーが演奏されます.最後は "あんたがたどこさ" のリプライズ,”My Favorite Things" のリプライズで終了.

 

 「 有難うございます.Gracias.

 「 もうそろそろヴァレンタインです.この曲はヴァレンタインの曲では無いですが,リチャード・ロジャースさんの書いた曲で,スタンダード中のスタンダードです.

 

 「 "毎日が貴方といるとヴァレンタインみたいよ" と言うラブ・ソング.凄く雰囲気は暗いんですが,熱々の想いを書いたラブ・ソングです. 」に続いて "My Funny Valentine" への導入部のピアノを弾くのですが,"Love Story"("ある愛の歌")に続いて何故か ショパンの ピアノソナタ第二番 第三楽章 "葬送行進曲" が... 「 ...って言う曲では無いです.(笑) 」 に続けてちゃんとしたイントロからしっとりと歌い上げます.
 
 

 「 Have A Wonderful Valentine!
 (時間を気にしての)
 「 どう?..もうちょっと?
 「 何にしようかな...シンディー・ローパーさんの曲にしようかな.
 「 3.11 の時も来てました.他のアーティストが帰国する中,私はコンサートをやって帰ります."うそー" って思いました.日本が大好きで何時もサポートしてくれています.なので,あの時,彼女の曲をちょっとアレンジして演ってみようかなと...ちょっと明るいヴァージョンです. 」 に続けて シンディー・ローパー(Cyndi Lauper)のヒット曲 "Time After Time"("タイム・アフター・タイム")を心を込めて力強く歌いました.

 

 途中 「 いくよー 」 の掛け声で,「 Time After Time 」 をお客さんもコーラス.

 

 「 ありがとうございました.
 「 大人の遊び場,キーストーン.
 「 社長もありがとうございます.

 

 スタインウェイのピアノの音も,音響も素晴らしく大満足のライブでした.
 次回は 2月21日(木)に,この会場でソロ・ライブの予定だそうです.

 



 [Member]
  Grace Mahya : Piano,Vocal

 [Set List]
  1st Set
   1. Love Letters
   2. Antonio's Song
   3. Kiss Of Life
   4. Feel Like Makin' Love
   5. Fever
   6. Temptation
   7. All Blues

  2nd Set
   1. Cherish The Day
   2. Just The Way You Are
   3. Don't Explanin
   4. God Bless The Child
   5. Shape Of You
   6. Dark Eyes
   7. あんたがたどこさ- My Favorite Things
      (incl. うれしいひなまつり,赤い靴)
   8. My Funny Valentine
   9. Time After Time

[参考]















 
[関連記事]
Grace Mahya Quartet @ Paradise Cafe 2019-01-28
 
Grace Mahya Quartet @ 横浜 Dolphy 2019-01-13
 
渡辺裕之 トリオ @ BLUE VISTA RIVIERA 2019-01-12