1月28日(月)は,関内の Paradise Cafeパラダイス・カフェ)にて行われた Grace Mahya Quartet のライブへ.

 

 月一回前後で出演していた KAMOME live matters が,昨年9月18日(火)の LAST Live を以って諸般の事情により閉めてしまったのは残念で寂しいですが,その分 また最近 Paradise Cafeパラダイス・カフェ)でのライブが行われるようになったのは嬉しい限りです.

 

 この日のメンバーは ギターに マサ小浜さん,ベースに 息才隆浩さん,ドラムに 菅野知明さんを配し,1月13日(日)Jazz Spot Dolphy で行われたライブ時のメンバーから,ドラムが変更(大津惇さん ⇒ 菅野知明さん)となったカルテット編成.

 当日の業務の状態が判らなかったので予約はせず,結局 緊急の業務等も無く時間外の必要も無かったので,定時に退社して会場へ.
 18時50分前後に到着したでしょうか.

 

 通常,階段の中間部で受付をしているのですが,何と,この日はオーナーでありシンガーの 滝ともはるさんが自ら受付を.

 通常は入場順なのですが,この日は予約が多かった関係か,予約者には既に席が割り当たっているようでした.
 で,空いている席で良い席を 滝ともはるさんに割り振って貰い会場内へ.

 

 写真では判りませんが,ステージ部分を今年に入って改装したようです.一段高くなりよりステージっぽくなっていました.

 ドリンクとフードを注文し,開演を待つことに.

 

 毎度の事ではありますが,定刻を15分前後遅れてステージに登場したメンバー.

 以降,MC部分はライブ中のメモからなので,誤っている可能性も大きいです.雰囲気までに.(笑)

 オープニングはライブでは定番となる 2nd アルバム 『 Last Live at DUG (ラスト・ライブ・アット・ダグ) 』 収録の シャーデー・アデュ(Sade Adu)のカバーで "Kiss Of Life"("キッス・オブ・ライブ").

 

 "Kiss Of Life" は,この編成での演奏だとどちらかと言うと 2nd アルバム 収録バージョンに近い感じでした.
 そして超お久し振りな 自身 5th アルバム 『 Poinciana (ポインシアナ) 』 収録の "All Or Nothing At All"("オール・オア・ナッシング・アット・オール") へと続きます.

 

 "All Or Nothing At All" も,当然この編成で聴くのは初めてで,何時もとアレンジと言うか雰囲気が異なっていましたが,これはこれで良かったです.

 「 ようこそ! 月曜日なのに有難うございます.
 「 ミスター・ソクサーイ.マサコハマー.トモアキ・カンノー.
 「 今日は宜しくお願いします.グレース・マーヤです.
 (演奏している際には気が付きませんでしたが,ちいさい "ブーン" と言う音が..)
 私的にはマサ小浜さんのエフェクター類のノイズかとも思いましたが,マサ小浜さん 「 冷蔵庫の音. 」 と.
 それに対して Grace Mahyaさん 「 冷蔵庫も歌いたい時があるのよ.でも今日は私の番だから(笑)

 MC に続けて,この曲も最近のセット・リストには加えられる事の多い,トム・ウェイツ(Tom Waits)作で "Jockey Full Of Bourbon"("ジョッキー・フル・オブ・バーボン")

 

 「 次の曲は4枚目のアルバムからです.ボサノヴァのアルバムです.
 の MC から,4th アルバム 『 The Girl From Ipanema (イパネマの娘) 』 に収録され,久し振りとなる "The Gift"("ザ・ギフト")の別名を持つ "Recado Bossa Nova"("リカード・ボザノヴァ")
 この曲では中間部で 菅野知明さんのパワフルなドラム・ソロがフューチャーされました.

 

 「 CDと違うヴァージョンです.CDではもっと癒し系で演奏しています.月曜日なので元気にいこうと思いました.(笑)

 「 ビリー・ホリデイさんいきます. 」 に続けて,こちらも久し振りとなる ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)の "Don't Explain"("ドント・エクスプレイン") と "God Bless The Child"("ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド") の 2曲を演奏.

 

 一時期はセット・リストに頻繁に加えられていた ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)の曲も,最近は殆ど組み入れられていなかったので,この選曲は良かったです.因みに "Don't Explain" 演奏時には マサ小浜さんはステージを下りていました.
 今度は名曲 "I'll Be Seeing You"("アイル・ビー・シーイング・ユー")もソロで歌って欲しいところです.

 

 時間を気にしつつ 6th アルバム 『 Close To You (クロス・トゥ・ユー) 』 のタイトル・チューンで,ザ・カーペンターズ(The Carpenters)でも広く知られ有名になった "Close To You" をしっとりと歌い上げます.

 

 「 6枚目のアルバム,あっ今日 CD 持ってくるの忘れました. iTunes にもあります.Amazon もあります.色々あるので良かったら ポチッ としてみて下さい.
 それにしても Grace Mahyaさん 横濱ジャズ・プロムナード 出演時以外は殆ど自身のアルバムを持ち歩いていませんねぇ.(笑)
 昨年末に 「 来年は商売も考えて行こうと思います. 」 と言っていたのに.(笑)

 「 では もう一曲.5枚目のアルバムのタイトル・チューンです.
 に続けて 1st Set 最後は 5th アルバム 『 Poinciana (ポインシアナ) 』 収録のタイトル・チューン "Poinciana" を演奏.

 

 ヴォーカルが入る前の導入部では ヨハン・パッヘルベルの "Kanon"("カノン","Canon")のフレーズもフューチャーされ,終盤部ではメンバー紹介と 「 ありがとうございます.ちょっと休憩入りまーす. 」
 毎度の事ながら終盤部はジャズと言うよりは完璧なロックでした.

 

 ブレイク中には何と ネイザン・イースト(Nathan East)のバック等でも演奏している ケイレブ・ジェイムス(Kaleb James)さんがお客さんとして来場.ブレイク中はメンバーやお客さんと歓談.

 

 ブレイクを挟んでの 2nd Set は 6th アルバム 『 Close To You (クロス・トゥ・ユー) 』 に収録されており,子供が母親を質問攻めにして困らせる状況を曲にした "Dat Dere"("ダット・デア") からスタート.

 

 タイトルの "Dat Dere" は 「 That = Dat 」,「 There = Dere 」 で,何れも舌足らずな子供が発声する言葉から来ています.

 次の曲を演ろうとしていきなり 「 気が変わりました.(笑)
 に続けて,菅野知明さんのドラムのリズムをバックに,自身で小鳥の囀りを模した口笛から ナット・キング・コールの "Calypso Blues"("カリプソ・ブルース")が始まります.

 

 「 気が変わりました.(笑) 」と言ったのは,多分,演奏しようとした曲が当初予定していた曲で無いか,順番を変えたのでしょうか.
 "Calypso Blues" では,中間部のピアノ・ソロではスキャット入りの "赤い靴" や "あんたがたどこさ" のメロディーがフューチャーされました.

 

 「 ありがとうございます.カリプソ・ブルース♪ 」 
 
 そして割と最近の定番でセット・リストに加えられる事の多い シャーデー・アデュ(Sade Adu)のカバー:"Cherish The Day"(チェリッシュ・ザ・デイ")を演奏.
 "Cherish The Day" 中盤部では何故か クイーン(Queen)の "We Will Rock You" の一節が歌詞入りで.(笑)

 

 ご自身は観ていないとも MC で言っていましたが,世の中は 映画 『 Bohemian Rhapsody (ボヘミアン・ラプソディ) 』 の影響で,クイーン(Queen)旋風が巻き起こってますからね.
 因みに西新宿のブート店も,この影響で通常はブートを購入しない人までもがクイーンのブートを購入し,売れ行きも凄いらしいです.
 でもブート音質を理解していなくて購入するのは危険です.(笑) 私みたいにブートの音質に耳が慣れてしまうのもある意味危険ですが.(爆)

 ここで,このバンドの魅力を遺憾なく発揮した ザ・クルセイダーズ(The Crusaders)の "Soul Shadows"("ソウル・シャドウズ")が演奏されます.

 

 この "Soul Shadows" では,お客さんとして観に来ていたと言うか遊びに来ていた ケイレブ・ジェイムス(Kaleb James)さんが,曲の途中から Grace Mahyaさんに代わってキーボードに入って演奏.

 

 「 Good Band, and James. もう最高.So Proud! 最高でしょ♪
 
 「 ヴァレンタインが近付いて来ました.リチャード・ロジャースさんが書いた曲です.ヴァレンタインだから歌う曲ではないんですけれど,"毎日があなたといるとヴァレンタインのよう" と言う意味の曲です.この世の終わり的な曲調ですが,歌詞は暖かくハッピーです.
 に続けて "Love Story"("ある愛の歌") の一節を含んだイントロから "My Funny Valentine"("マイ・ファニー・ヴァレンタイン")が演奏されます.

 

 一年中演奏できる曲なのですが,2月のヴァレンタイン・デイの時期には,ジャズ系のライブではセット・リストに組み入れられる事が多い曲でしょうね.
 因みに 市原ひかりさんも "My Funny Valentine" を良く歌っているので,2月8日(金)の Jazz Spot Dolphy でのデュオのライブでは演奏

 因みに過去 Grace Mahyaさんは,TOKYO FM の 「 OLYMPUS JAZZ ON 」 のパーソナリティを 2年程していた時期があるのですが,その時ご一緒した構成作家の 菅野聖(すがのひじり)さんも客席にいたようで,Grace Mahyaさんが紹介していました.

 「 では最後の曲になります.
 本編最後は,英国のロック・バンド:レディオヘッド(Radiohead)の "High And Dry"("ハイ・アンド・ドライ")が演奏されましたが,このメンバーでの演奏は本当に素晴らしかったです.

 

 お客さんからのアンコールを要望する手拍子に応えて,アンコールに応えようとする Grace Mahyaさん.マサ小浜さんから演奏する曲を聴かれて
 「 ノー・アイデア!...
 「 決まりました.オリジナルで終わりたいと思います.
 「 これはどん底の曲です.どん底過ぎるので,サンバのリズムにのせてみました.ベテランのコーラス・グループもいるので,よろしくお願いします.
 自身のオリジナルでアルバムには未収録の "Sad Samba"("サッド・サンバ")をまさかのアンールで演奏して,この日のライブを締め括りました.

 

 やはりホーム・タウンの横浜での "Sad Samba" は盛り上がりますね.

 このメンバーでのライブは,グルーブ感が半端では無かったです.

 

 久し振りにセット・リストに登場し演奏された "All Or Nothing At All" や,ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)の "Don't Explain" ,"God Bless The Child" 等も,当然,ウッドベース 等を使用したアコースティックでの編成と全然イメージが異なります.

 [Member]
  Grace Mahya : Keyboard,Vocal
  Masa Kohama : Guitar
  Sokusai Takahiro : Bass
  Tomoaki Kanno : Drums
 
 [Set List]
  1st Set
   1. Kiss Of Life
   2. All Or Nothing At All
   3. Jockey Full Of Bourbon
   4. Recado Bossa Nova (The Gift)
   5. Don’t Explain
   6. God Bless The Child
   7. Close To You
   8. Poinciana
 
  2nd Set
   1. Dat Dere
   2. Calypso Blues
   3. Cherish The Day
   4. Soul Shadows (with Kaleb James)
   5. My Funny Valentine
   6. High And Dry
     [Encore]
   7. Sad Samba
 
[参考]

Love Songs For You



Season Songs



Close To You


Poinciana


The Girl from Ipanema



Just The Two Of Us



Last Live at DUG



The Look Of Love



Jazz Today Grace Mahya LIVE @ Jazz Spot Dolphy
  

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