9月3日(月)は,閉店まで既にカウント・ダウン状態となってしまった 馬車道の KAMOME live matters で行われた Grace Mahyaさんのライブへ.

 

 この日は当初ベース奏者と言うかチェロ奏者の 須川崇志さんとのデュオが予定されていたのですが,気が付けば Grace Mahyaさんのソロ・ライブへと変更になっていました.

 実は時期を同じくしてギターの カート・ローゼンウィンケル(:Kurt Rosenwinkel)の来日公演があったのですが,ベース奏者:ダリオ・デイッダ(:Dario Deidda)が体調不良で来日できなくなった為,過去に一緒に演奏した経験のある 須川崇志さんに白羽の矢が立った関係です.
 この日,須川崇志さんは カート・ローゼンウィンケル・トリオ(:Kurt Rosenwinkel Trio)のメンバーとして丸の内の コットン・クラブ(:COTTON CLUB)の方に出演.

 

 この日がソロと言うのは,私も前日に知った訳ですが,ライブ会場に到着するまで知らなかった方も多いようでした.ベースとのデュオも非常に面白いのですが,ソロはソロでレアなので私的には全然問題はありません.

 

 この日は Grace Mahyaさんの KAMOME live matters での最後のライブ.

 定刻を少し過ぎてステージに登場した Grace Mahyaさん.
 デビュー時から出演していただけに感慨深いものもあるのでしょう.この日はデビュー・アルバムから最新アルバムまで順を追って演奏していくとの事を MC で伝えました.

 

 先ずは 1st アルバム 『 The Look Of Love (ザ・ルック・オブ・ラブ) 』 収録のタイトル・チューン "The Look Of Love" からスタートしたライブは,"La chanson d'orphee"("黒いオルフェ","オルフェの歌") ,"Sixteen Tons","Tennessee Waltz" と 同アルバムから 4曲が演奏.

 セット・リストがあって無いような感じは何時もの事ですが,この日はスマホでアルバムに収録されている曲を見ながら,その場で演奏曲を決定していきました.

 

 続けて 1st アルバムの 4ヵ月後にリリースされた唯一のライブ・アルバムである 2nd アルバム 『 Last Live at DUG (ラスト・ライブ・アット・ダグ) 』 からは,"My Heart Belongs To Daddy"("私の心はパパのもの"),"Comin' Home Baby" の 2曲を演奏.

 

 3rd アルバム 『 Just The Two Of Us (ジャズト・ザ・トゥ・オブ・アス) 』 からは,最終トラックとして収録されている "The First Time Ever I Saw Your Face" のみ.

 

 4th アルバム 『 The Girl from Ipanema (イパネマの娘)
 

 多分,リリースされている都合 8枚のアルバムを半分づつ 1st Set で 4枚,2nd Set で 4枚と決めていたのでしょう.

 
 
 ブレイク後の 2nd Set は,5th アルバム 『 Poinciana (ポインシアナ) 』 の収録曲 "Save The Last Dance For Me"("ラストダンスは私に")からスタート.

 

 Grace Mahyaさんが次の曲を何にしようか悩んでいると,お客さんから "Skylark" のリクエストが...
 しかし歌詞を持っていなかったようで飛ばそうとしたところ,そのお客さんから歌詞を渡されると言うサプライズ.
 ジャズ・ヴォーカルの練習をしている方なのか,実際にジャズ・ヴォーカルの方なのか不明ですが,良く歌詞を持ってましたねぇ.
 と言う事で無事に "Skylark" を歌い上げます.

 

 そして 6th アルバム 『 Close To You (クロス・トゥ・ユー) 』 収録の "A Sentimental Journey","Close Your Eyes" の 2曲を演奏.

 

 7th アルバム 『 Season Songs (シーズン・ソングス) 』 の 1曲目に収録されている "All Blues",時期的に夏のパートの "Summertime" からアルバム収録順と同順で秋のパートに入っている "Autumn Leaves"("枯葉")を演奏.
 アルバム上では "Summertime" と "Autumn Leaves" は単独曲ですが,この日はメドレー形式で演奏. 

 
 
 最後は最新の 8th アルバム 『 Love Songs For You (ラブ・ソングス・フォー・ユー) 』 収録の "So In Love","Hallelujah, I Love Her So" .

 

 2nd Set 最後は同アルバムの最終トラックの "Just The Way You Are" で本編を締め括りました.

 

 そのまま手拍子に応えアンコールとして唯一のライブアルバム 『 Last Live at DUG (ラスト・ライブ・アット・ダグ) 』 の最終トラック ("追憶")を演奏し,KAMOME live matters での最後のライブを締め括りました"The Way We Ware".

 

 この日のライブはアルバム収録曲を歴史順に演奏していくパターンで進行していった事もあり,非常にレアでした.
 多分,アンコールに応えて演奏された "The Way We Ware" も,Grace Mahyaさん的には,何らかの意味や意図を込めて選んだ曲なのでしょう.何せこの曲が KAMOME live matters で歌う最後の曲でしょうから.
 この日は本当に来て良かったです.

 

 最後に KAMOME live matters マスターの 佐々木基仁さんと Grace Mahyaさん,残っていたお客さんを交えた記念撮影.
 
 ネット上での頂き物
 

 [Member]
  Grace Mahya : Piano,Vocal

 [Set List]
  1st Set
   1. The Look Of Love
   2. La chanson d'orphee
   3. Sixteen Tons
   4. Tennessee Waltz
   5. My Heart Belongs To Daddy
   6. Comin' Home Baby
   7. The First Time Ever I Saw Your Face
   8. Trem Das Onze
   9. So Danco Samba
  10. This Masquerade

 2nd Set
   1. Save The Last Dance For Me
   2. Skylark
   3. A Sentimental Journey
   4. Close Your Eyes
   5. All Blues
   6. Summertime - Autumn Leaves
   7. So In Love
   8. Hallelujah, I Love Her So
   9. Just The Way You Are
     [Encore]
  10. The Way We Ware

 おまけ
 外にあった9月18日の Last Live の告知.
 
 そうそうたるメンバーでのライブで,既に Sold Out ですが,立見ならば入れるかも.
   TOKU : Flugelhorn,Vocal
   太田 剣 : Saxophone
   片岡 雄三 : Trombone
   吉田 サトシ : Guitar
   秋田 慎治 : Piano
   川村 竜 : Bass
   大槻"KALTA"英宣 : Drums
 
[参考]

Love Songs For You



Season Songs



Close To You


Poinciana


The Girl from Ipanema



Just The Two Of Us



Last Live at DUG



The Look Of Love



Jazz Today Grace Mahya LIVE @ Jazz Spot Dolphy
  

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