7月13日(金)は,野毛の外れにある老舗 Jazz Spot Dolphy にて行われた Grace Mahya Trio のライブへ.

 

 この日のメンバーは,ピアノに 山本剛さん,ベースに 香川裕史さんを迎えてのトリオ編成で,久し振りに Grace Mahyaさんがヴォーカルに専念するパターンでのライブであり,ある意味レアです.

 18時30分開場,19時30分開演予定なのですが,何時も19時00分前後に入っても,その時間帯には未だ 2~3名程度しか入っていないような状況が多いので,この日も19時10分位に会場に到着するように職場を出たのでした.

 

 そして何と知らない内に Jazz Spot Dolphy の 1F(旧:Rock&Blues&Gallery DOⅡ(ドゥ・セカンド)の場所)に居酒屋:呑毛笑店 ゑぶり亭 なるお店ができていました.

 この日は寄りませんでしたが,これは土日祝等 休日 Dolphy でのライブの時間調整等に非常に有難い (笑)

 ほぼ想定通りの時間に会場に到着し,重厚なドアを開けてびっくり.

 

 メンバーに 山本剛さん,香川裕史さんが入っているからのでしょうか.既に10名以上のお客さんが.(>_<)

 既に何時もの席が確保できないので,普段とは別の空いている席へ.
 ステージが近過ぎる...(苦笑)

 

 定刻を過ぎる事,10分前後.
 メンバーがステージに登場.

 ピアノの導入部からコール・ポーター(:Cole Porter)作の "What Is This Thing Called Love ?"(:"恋とは何でしょう?")で始まったライブ.

 

 同じくコール・ポーター(:Cole Porter)作の "In The Still Of The Night" に続き,"I've Got You Under My Skin".

 

 この "I've Got You Under My Skin" では,歌い出しをハロルド・アーレン(:Harold Arlen)作の "I've Got The World On A String" の歌詞(曲も?)と誤って,4小節弱 位歌い誤りに気付きましたが歌が出て来ずに,演奏中にベースの香川裕史さんに小声で聴くシーンも.(笑)

  7th アルバム 『 SEASON SONGS (シーズン・ソングス) 』 に収録されており,久し振りに聴く メル・トーメ(:Mel Torme)の "Born To Be Blue".

 

 MC で,この日の昼間に郵便物の配達があった事に触れ,配達員の方が 「 やっぱりいらっしゃいましたね.今日は暑くて誰も外に出たくないようで,今日回っている家は全員いて助かります! 」 との話も.
 確かに,この日も昼間時間帯は暑かったです.(>_<)

 

 そしてベースのソロ的な導入部から8枚目の 『 Love Songs For You 』 に収録されているアーサー・シュワルツ(:Arthur Schwartz)作の "You And The Night And The Music" .

 続けて ホレス・シルバー(:Horace Silver)作の "Peace".

 

 1st Set 最後は 「 OK,もう一曲行きましょう♪ 私のオリジナルソング,横浜の曲です. 」 との MC から,アントニオ・カルロス・ジョビン(:Antonio Carlos Jobim)作でボサノバの名曲 "The Girl From Ipanema" の歌詞を 「 Yokohama 」 に変更して歌い締め括りました.

 


 ブレイクを挟んでの 2nd Set は山本剛さんと言ったらこの曲でしょ的な エロル・ガーナー(:Erroll Garner)の "Misty" からスタート.

 

 歌い終わった後に MC で 「 やっぱりこの曲聞かないとね.もう 剛さんの曲だもんね. 」 と.

 2曲目は 「 さっき頭から離れずに邪魔していたあの曲.演りたいと思います. 」 との MC から 1st Set で,誤って導入部を歌ってしまった ハロルド・アーレン(:Harold Arlen)作の "I've Got The World On A String"を.

 

 続けて 「 暑い.やっぱり暑い.夏の曲歌おうかな♪ 」 との MC に続いて山本剛さんのピアノからスローに始まり,導入部と中間部にスキャットを入れた "Summertime".
 "Summertime" は色々なアーティストの演奏も,Grace Mahyaさんのヴォーカルも何度と無く聴いていますが,この日の "Summertime" は,スローなテンポに加え,ピアノの演奏,スキャットも含め,素晴らしい演奏でした.

 

 ここで 「 オリジナルソング行こうかな♪ 」 との MC があり,お客さんから山本剛さんとの連弾コールもありましたが,山本剛さんがやはり雰囲気的にも本人のみの方が良いだろうと言う事で,一旦,客席に下がり,ピアノ席には Grace Mahyaさんが.

 

 アルバム未収録の "Sad Samba" も,ホームタウンの横浜は本当に盛り上がりますね.

 
 
 演習終了後 「 グッド・ジョブ! 100点でございます♪
 山本剛さんが再びステージ上に上がり 「 後ろで聴いていたら,左右からコーラスが聴こえてきた. 」 とも言っていました.

 

 そして 「 後,2~3時間後の曲を歌います. 」 との MC に続き,何の曲かと思ったらセロニアス・モンク(:Thelonious Monk)作の "Round Midnight" でした.
  
 2nd Set 最後は,セロニアス・モンク(:Thelonious Monk)繋がりか判りませんが,"Straight No Chaser" を演奏し 2nd Set を締め括ります.

 

 当然,このメンバーなので,アンコールを望まない訳もなく,2nd Set 終了と同時に大きな手拍子が起こり,そのままアンコールに突入.

 アンコールは,ビリー・ホリデイ(:Billie Holiday)でも有名なサミー・フェイン(:Sammy Fain)作の "I'll Be Seeing You" で,この日のライブを締め括りました.

 

 アンコールの曲が決まっておらずに,何が良いかと聞かれたら迷わず "I'll Be Seeing You" と答えようと思っていただけに,この "I'll Be Seeing You" の演奏は正直 嬉しかったですね.
 
 この日は,気分なのか,何気に コール・ポーター(:Cole Porter)の曲が多いセット・リストでした.

 [Member]
  Grace Mahya : Vocal,Piano
  山本 剛 : Piano
  香川 裕史 : Bass
 
 [Set List]  
  1st Set
   1. What Is This Thing Called Love ?
   2. In The Still Of The Night
   3. I've Got You Under My Skin
   4. Born To Be Blue
   4. You And The Night And The Music
   5. Peace
   6. The Girl From Yokohama (The Girl From Ipanema)
 
  2nd Set
   1. Misty
   2. I've Got The World On A String
   3. Summertime
   4. Sad samba (#)
   5. Round Midnight
   6. Straight No Chaser
     [Encpre]
   7. I'll Be Seeing You
 
 (#) Piano : Grace Mahya

[参考]

Love Songs For You



SEASON SONGS



Close To You


Poinciana


The Girl from Ipanema



Just The Two Of Us



Last Live at DUG



The Look Of Love



Jazz Today Grace Mahya LIVE @ Jazz Spot Dolphy
  

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