8月5日(日)は,野毛にある 老舗ジャズ喫茶 ちぐさ にて行われた 佐々木諒太 Trio のライブへ.

 

 佐々木諒太 Trio のメンバーは,この 4月に高校一年になったばっかりでサックスの 佐々木諒太さん,同級生でドラムの 榎本響さんに加えて,ピアノには 今年高校3年生になった岩手県盛岡市在住の 菊池冬真さん.
 何と 菊池冬真さんは,昨年の ちぐさ賞最終審査ベスト・パフォーマンス賞を受賞しています.

 このトリオは,8月2日(木)に 野毛の外れにある老舗 Jazz Spot Dolphy にて ライブを行っていますが,何せメンバー全員が高校生なので,休みの時しか,このメンバーでのライブはできない訳で,非常にレアなライブです.
 しかもピアノの 菊池冬真さんは,岩手県の盛岡市在住なので,この 3人による集中した練習もできない状況.

 今年の 4月時点で8月2日(木)の Jazz Spot Dolphy が決定していた関係で,その流れで 老舗ジャズ喫茶 ちぐさでのライブをブッキングしたのでは無いでしょうか.
 ジャズ喫茶 ちぐさちぐさ賞 含め,若い人材発掘 の場でもあるので,良い機会だと思います.

 この日のライブは 13時00分開場,14時00分開演と言う時間設定.
 この時間だと夜も別件のライブへ行けるので私的には有難い設定.

 と言う事で,野毛方面へ向かったのですが,開場予定時刻までは30分弱あったので,会場から20~30メートル前後離れたお店で昼食がてら軽く.(笑)

 

 開場予定時刻になったので,精算をして会場へ.

 

 受付を済ませ空いている席へ.
 開演時間まで1時間弱あったあっので,ここでも必然的にアルコールが進んでしまう訳です.(笑)

 

 ほぼ定刻通りにメンバーがステージ上に登場.

 簡単な MC の後,ロイ・ハーグローヴ(:Roy Hargrove)作で,フランスはパリにあるメトロの駅のタイトルが付いている "Srasbourg Saint Denis"(:"Srasbourg St. Denis") からスタートした この日のライブ. 

 

 続けて前回も 1st Set の 2曲目に演奏された佐々木諒太さんのオリジナルで 「 音に願いを! 」 を意図した書いたと言っていた落ち着いた曲調の "Pray Sound" が演奏されます.

 

 3曲目は ジョージ・ガーシュウィン(:George Gershwin)作で,アニメ化で大きな話題にもなった 『 坂道のアポロン 』 他にも出てくる "But Not For Me".

 

 そう言えば,実写版と言うか映画の 『 坂道のアポロン 』 も,今年の 3月に公開され話題を呼びましたね.

 
 
 4曲目は作曲者に諸説ありますが サム・リバース(:Sam Rivers)作の "Beatrice" を演奏し,続けて 何とジャズ風にアレンジした "アンパンマンのマーチ" で,1st Set を締め括ります.
 それにしても何故に "アンパンマンのマーチ" とも思いましたが,これはこれで意表をついて驚きでした.(笑)

 

 暫しのショート・ブレイクへ.

 


 ブレイクを挟んで始まった 2nd Set は,ハンク・モブレー(:Hank Mobley)作曲の "This I Dig Of You" からスタート.

 

  2曲目は,前回の Jazz Spot Dolphy でも演奏された,世界的なギタリスト:パット・メセニー(:Pat Metheny)の "James".
 この辺は既にこのバンドとして定番になっている曲のようなので演奏も相応に安定しています.

 続けて,菊池冬真さんのオリジナル曲で "Wash Up".

 

 この曲は,昨年の ちぐさ賞最終審査ベスト・パフォーマンス賞を受賞した際にも演奏されており,このトリオでも毎回演奏されています.

 

  4曲目は ハービー・ハンコック(:Herbie Hancock)作の "Tell Me A Bedtime Story".
 渋いところを演奏しますねぇ.

 
 
  2nd Set 最後は,ドラムの 榎本響さんのオリジナルで,8月2日の朝に出来上がり,その夜の Jazz Spot Dolphy でのライブが初演の曲.

 
 
 まだ出来上がったばっかりで,タイトルが付いていない(:"Un-Titled")と言っていた曲.

 

 榎本響さんが,メインはドラムなんだそうですが,ピアノも弾くとの事で,このような曲を作る事ができるのでしょうね.

 

 最後はアンコールに応え,ユージーン・B・マクダニエルス(:Eugene B. McDaniels)作曲で,1975年にロバータ・フラック(:Roberta Flack)の歌でも大ヒットした "Feel Like Makin' Love" で,この日のライブを締め括りました.

 

 この "Feel Like Makin' Love" は,私的にサックスの演奏が安定していないと言うか切れが無かったように聴こえたのですが,私だけでしょうか.

 

 演奏終了後に,2nd Set から聴いていた外国人の方からメンバー 3人にドリンクのプレゼントがありました.
 あっ,当然,ノン・アルコールですよ.(笑)
 この方は,野毛を散歩中に音に誘われて ふらっと入って来たような話もしていました.

 8月2日(木)の Jazz Spot Dolphy での ライブは,緊張に加え,リハーサル不足の感は否めずミスもありましたが,その後短期間ではあるもののリハーサルを重ねたのでしょう.
 Jazz Spot Dolphy での演奏に比較すると,メンバーもリラックスしていて演奏に纏まりと,切れがありました.
 場数を踏んで行けば本当に素晴らしいプレイヤーになるでしょうねし,今後も楽しみなバンドなので,次のライブも楽しみです♪

 次は,ちぐさ賞最終審査(10月8日 / Jazz Spot Dolphy を予定)の近辺でしょうかね.
 少なくとも,菊池冬真さんの演奏は,ちぐさ賞最終審査 で聴く事はできます.

 
 [Member]
  佐々木 諒太 : Tennor Saxophone,Clarinet
  菊池 冬真 : Piano
  榎本 響 : Drums

 [Set List]
  1st Set
   1. Srasbourg Saint Denis (Srasbourg St. Denis)
   2. Pray Sound
   3. But Not For Me
   4. Beatrice
   5. アンパンマンのマーチ
   
  2nd Set
   1. This I Dig Of You
   2. James
   3. Wash Up
   4. Tell Me A Bedtime Story
   5. Un-Titled
     [Encore]
   6. Feel Like Makin' Love

[参考]
 第6回ちぐさ賞 開催
 
 出場者募集概要
  募集期間:2018年7月1日(日)
         ~2018年8月15日(水)

  応募方法:下記 CHIGUSA Recordsサイトの要項ページより
         フォーム入力と映像投稿(You Tube)
  選考:①一次審査 ‒ 書類、映像WEB選考
      ②二次審査 ‒ 公開LIVE選考
  *その他の詳細等は サイト内要項ページ をご参照ください。
  http://chigusa-records.jimdo.com

  最終選考ライブ審査:2018年10月8日(祝)
  会場:Jazz Spot Dolphy
      (横浜市中区宮川町2-17-4 第一西村ビル2F)
  時間:調整中

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