7月22日(土)は,野毛にある 横浜 にぎわい座 の大ホールで行われた 『 YOKOHAMA MOCAMBO SESSION 2017 (横浜モカンボ・セッション 2017) 』 へ.
この 『 YOKOHAMA MOCAMBNO SESSION (横浜モカンボ・セッション) 』 は,2016年7月16日(土)に続き,今回で 2回目となるライブで,1954年7月27日に横浜市中区伊勢佐木町2丁目にあったナイトクラブ 「 Mocambo (モカンボ) 」 にて,朝まで繰り広げられたセッション 「 モカンボ・セッション 」 .
後に伝説とされ,20年を経過してレコード化された歴史的ライブが,今でも語り継がれている事を受け,そのセッションを 横浜の,日本のジャズ遺産とする為に,再現,後世に伝えていく為,地元 伊勢佐木町と野毛の有志により,昨年から開催されているライブ.
昨年に引き続いての豪華メンバーでのライブとセッションで,チケット代が前売¥3,000(ワンドリンクとつまみ付),当日¥3,000(ワンドリンクとつまみなし)と言う非常にリーズナブルな金額.
こりゃ,行かない訳にはいかないので,当然,告知と同時に ちぐさの通販で前売チケットを購入しましたよ.(笑)
当日は,14時30分開場,15時00分開演予定.
少し早めに到着したのですが,スタッフが冷房の効いたホール前の休憩所まで入れてくれたので,座って待つ事ができ,非常に助かりました.
休憩所と言うかホールの入口の傍には 『 HISTORIC MOCAMBO SESSION '54 』 のアルバムや,有隣堂が2004年10月10日に発行した「 有鄰 」等を陳列.
今となっては非常に貴重なレコード
有隣堂発行の「 有鄰 」
座って開場を待っていると,フルート奏者の小川恵理紗さんや,ピアノ奏者のハクエイ・キムさんが楽屋に向かう姿もありました.
尚,当日の流れは,事前告知されており,概ね以下の通り.
15時00分〜16時00分 第一部 和田明グループ
16時00分〜16時15分 トーク
16時30分〜18時30分 第二部 ジャム・セッション
出演は,
[第一部:和田明グループ]
和田 明 : Vocal
堀 秀彰 : Piano
小牧 良平 : Bass
木村 紘 : Drums
小西 遼 : Alto Saxophone
[トーク]
柴田 浩一 × 上田 剛
[第二部:ジャム・セッション]
中村 誠一 : Tenor Saxophone
向井 滋春 : Tronborn
板橋 文夫 : Piano
高瀬 龍一 : Trumpet
近藤 和彦 : Alto Saxophone
守 新治 : Drums
中村 新太郎 : Bass
外山 明 : Drums
ハクエイ・キム : Piano
西村 健司 : Tronborn
小川 恵理紗 : Flute
佐々木 諒太 : Clarinet
開場時間となり,再度,休憩していたフロアから一旦出て,入場の列に並び入場.
入場の際に,前売券の場合にはワンドリンク:135ml缶× 2本 と つまみの入った袋を貰い,そのままホール内へ.
前売券に付いているドリンクとつまみ
定刻を少し遅れて,柴田浩一さんが登場し,和田明グループの紹介をして開演.
第一部,第4回ちぐさ賞を獲得し,4月にデビュー・アルバム 『 ESSENCE (エッセンス) 』 をリリースした和田明さんの演奏.
和田さんの歌を生聴くのは,Jazz Spot Dolphy で,4月9日(日)に行われたレコ発ライブ(:過去ブログ 「 和田明 『 ESSENCE 』 レコ発ライブ @ 横浜 Dolphy 2017-04-09 」 を参照)以来,3ヵ月半振り.
和田さん本人も,MC で,野毛地区で歌うのは,レコ発以来とは言っていました.
時間の関係で,この日は母親が好きだと言っていた "Skylark"を始め,5曲で約30分前後の演奏でしたが,やはり和田さんのヴォーカルは凄かったですし,レコーディングメンバーをバックに配しており,気の知れたメンバーとの演奏は抜群.
[Set List]
1. My Ever Changing Moods
2. Skylark
3. My Foolish Heart
4. Shiny Stockings
5. This Masquerade
ライブの狭間のトークは,日本のジャズ・プロデューサーであり,横浜ジャズプロムナードのディレクターでもある 柴田浩一さんと,モカンボ・セッション当夜にベース奏者として出演した 上田剛さん.
実は上田剛さん,昨年もトークに参加する予定でしたが,急遽,体調不良と言う事で欠席になった関係もあり,今回は,気掛かりがあってはいけないとの判断で,直前にお声掛けをし,体調の事を聴いて,出演を依頼したとの事でした.
当時の貴重な話を聴く事ができるのは非常に有り難いですね.
また昨年と同様に,話始めたら止まらない方(年代)だけに,時間が押し気味で,柴田浩一さんの計らいで強制的に終わったけど...(笑)
第二部は,第一部で出演していたメンバーも含めたジャム・セッション.
第二部のジャム・セッションに入る前にメンバー紹介も兼ねてバラード・メドレーがありました.
堀秀彰さんのピアノで, "Ghost Of A Chance",中村誠一さんが加わったデュオで "I'll Remember April",ハクエイ・キムさん,小牧良平さん,向井滋春さんによるトリオ編成で "Someone To Watch Over Me",ハクエイ・キムさんと外山昭さんのデュオで "I Love You Porgy",ハクエイ・キムさん,高瀬龍一さん,中村新太郎さんのトリオ編成で "You Don't Know What Love Is",近藤和彦さん,中村新太郎さん,外山明さんのトリオ編成で "????"(曲名判らず),最後は,板橋文夫さん,中村新太郎さん,外山明さんのトリオ編成で "Memories Of You" を.
[Set List]
1. Ghost Of A Chance
2. I'll Remember April
3. Someone To Watch Over Me
4. I Love You Porgy
5. You Don't Know What Love Is
6. ????
7. Memories Of You
5分の休憩をはさんで,ジャム・セッション.
収集が付かなくなるので,予め,グループを 4つに分けたとの事.
向井滋春クインテット(向井滋春,堀秀彰,中村新太郎,守新治,小西遼)
高瀬龍一グループ(高瀬龍一,西村健司,佐々木諒太,ハクエイ・キム,小牧良平,外山明)
因みに,佐々木諒太さんは,中学生 3年生だそうな.(驚)
板橋文夫グループ(板橋文夫,小川恵理紗,佐々木諒太,中村新太郎,外山明)
ここで向井滋春さんが加わる予定でしたが,急用で帰ってしまったようで,代わりに西村健司さんが加わって "Last Summer" を演奏.
やはりこの曲はトロンボーンがあった方が良い曲.
中村誠一グループ(中村誠一,近藤和彦,西村健司,堀秀彰,中村新太郎,木村紘)
最後はピアノがハクエイ・キムさんに代わり,和田明さんと管楽器も全員入って "Love For Sale"
小川恵理紗さんが,ソロのパートで一瞬 Beatboxing Flute奏法を披露.
このジャム・セッションでは,上述したように,4つのグループ分けで演奏.
世代の違うメンバー,初顔合わせのメンバーなので,当日楽屋入り後の直前の打合せで演奏する曲を決定.
当然,リハーサルをしている訳では無いですが,そこはジャズのアーティスト.基本,どんな曲でも演奏します.
途中の曲で,板橋さんがドラム・ソロを想定していたのに,他のメンバーがメイン・テーマを演奏しよう一旦入ってしまい,触りだけで急遽ドラム・ソロに入るハプニングもありましたが,それはそれ..そんなハプニングも楽しいもの.
若手のミュージシャンも多かったので,大先輩と一緒に演る事はドキドキものでしょう.
でも,このメンツでのライブと言うのは凄い事.
このイベントは,是非とも継続していって欲しいと思います.
私は行きませんでしたは,この日は,このライブの後に,ジャズ喫茶ちぐさ でも,レコードを流したようです.
にぎわい座内 でもチケットに付属のドリンク以外に,ワイン 2杯と酎ハイ 1本を空けていたので,相応に気持ち良くなっており,その足で,野毛の立ち飲みで,知り合いと 2時間位 (軽く) 飲んで帰宅の途へ.
流石に 2時間立ち飲みで飲むと,良い感じになります.(笑)
今年は,1981年8月に第一回が行われ,1995年まで毎年開催されていましたが,諸般の事情で中断を余儀なくされた,横浜の夏の風物詩である 本牧ジャズ祭 も,8月26日(土)に開催されますし,非常に楽しみです.
[参考]
[関連記事]
「和田明 『 ESSENCE 』 レコ発ライブ @ 横浜 Dolphy 2017-04-09」
「YOKOHAMA MOCAMBO SESSION 2016 @ 横浜にぎわい座 2016-07-16」
この 『 YOKOHAMA MOCAMBNO SESSION (横浜モカンボ・セッション) 』 は,2016年7月16日(土)に続き,今回で 2回目となるライブで,1954年7月27日に横浜市中区伊勢佐木町2丁目にあったナイトクラブ 「 Mocambo (モカンボ) 」 にて,朝まで繰り広げられたセッション 「 モカンボ・セッション 」 .
後に伝説とされ,20年を経過してレコード化された歴史的ライブが,今でも語り継がれている事を受け,そのセッションを 横浜の,日本のジャズ遺産とする為に,再現,後世に伝えていく為,地元 伊勢佐木町と野毛の有志により,昨年から開催されているライブ.
昨年に引き続いての豪華メンバーでのライブとセッションで,チケット代が前売¥3,000(ワンドリンクとつまみ付),当日¥3,000(ワンドリンクとつまみなし)と言う非常にリーズナブルな金額.
こりゃ,行かない訳にはいかないので,当然,告知と同時に ちぐさの通販で前売チケットを購入しましたよ.(笑)
当日は,14時30分開場,15時00分開演予定.
少し早めに到着したのですが,スタッフが冷房の効いたホール前の休憩所まで入れてくれたので,座って待つ事ができ,非常に助かりました.
休憩所と言うかホールの入口の傍には 『 HISTORIC MOCAMBO SESSION '54 』 のアルバムや,有隣堂が2004年10月10日に発行した「 有鄰 」等を陳列.
今となっては非常に貴重なレコード
有隣堂発行の「 有鄰 」
座って開場を待っていると,フルート奏者の小川恵理紗さんや,ピアノ奏者のハクエイ・キムさんが楽屋に向かう姿もありました.
尚,当日の流れは,事前告知されており,概ね以下の通り.
15時00分〜16時00分 第一部 和田明グループ
16時00分〜16時15分 トーク
16時30分〜18時30分 第二部 ジャム・セッション
出演は,
[第一部:和田明グループ]
和田 明 : Vocal
堀 秀彰 : Piano
小牧 良平 : Bass
木村 紘 : Drums
小西 遼 : Alto Saxophone
[トーク]
柴田 浩一 × 上田 剛
[第二部:ジャム・セッション]
中村 誠一 : Tenor Saxophone
向井 滋春 : Tronborn
板橋 文夫 : Piano
高瀬 龍一 : Trumpet
近藤 和彦 : Alto Saxophone
守 新治 : Drums
中村 新太郎 : Bass
外山 明 : Drums
ハクエイ・キム : Piano
西村 健司 : Tronborn
小川 恵理紗 : Flute
佐々木 諒太 : Clarinet
開場時間となり,再度,休憩していたフロアから一旦出て,入場の列に並び入場.
入場の際に,前売券の場合にはワンドリンク:135ml缶× 2本 と つまみの入った袋を貰い,そのままホール内へ.
前売券に付いているドリンクとつまみ
定刻を少し遅れて,柴田浩一さんが登場し,和田明グループの紹介をして開演.
第一部,第4回ちぐさ賞を獲得し,4月にデビュー・アルバム 『 ESSENCE (エッセンス) 』 をリリースした和田明さんの演奏.
和田さんの歌を生聴くのは,Jazz Spot Dolphy で,4月9日(日)に行われたレコ発ライブ(:過去ブログ 「 和田明 『 ESSENCE 』 レコ発ライブ @ 横浜 Dolphy 2017-04-09 」 を参照)以来,3ヵ月半振り.
和田さん本人も,MC で,野毛地区で歌うのは,レコ発以来とは言っていました.
時間の関係で,この日は母親が好きだと言っていた "Skylark"を始め,5曲で約30分前後の演奏でしたが,やはり和田さんのヴォーカルは凄かったですし,レコーディングメンバーをバックに配しており,気の知れたメンバーとの演奏は抜群.
[Set List]
1. My Ever Changing Moods
2. Skylark
3. My Foolish Heart
4. Shiny Stockings
5. This Masquerade
ライブの狭間のトークは,日本のジャズ・プロデューサーであり,横浜ジャズプロムナードのディレクターでもある 柴田浩一さんと,モカンボ・セッション当夜にベース奏者として出演した 上田剛さん.
実は上田剛さん,昨年もトークに参加する予定でしたが,急遽,体調不良と言う事で欠席になった関係もあり,今回は,気掛かりがあってはいけないとの判断で,直前にお声掛けをし,体調の事を聴いて,出演を依頼したとの事でした.
当時の貴重な話を聴く事ができるのは非常に有り難いですね.
また昨年と同様に,話始めたら止まらない方(年代)だけに,時間が押し気味で,柴田浩一さんの計らいで強制的に終わったけど...(笑)
第二部は,第一部で出演していたメンバーも含めたジャム・セッション.
第二部のジャム・セッションに入る前にメンバー紹介も兼ねてバラード・メドレーがありました.
堀秀彰さんのピアノで, "Ghost Of A Chance",中村誠一さんが加わったデュオで "I'll Remember April",ハクエイ・キムさん,小牧良平さん,向井滋春さんによるトリオ編成で "Someone To Watch Over Me",ハクエイ・キムさんと外山昭さんのデュオで "I Love You Porgy",ハクエイ・キムさん,高瀬龍一さん,中村新太郎さんのトリオ編成で "You Don't Know What Love Is",近藤和彦さん,中村新太郎さん,外山明さんのトリオ編成で "????"(曲名判らず),最後は,板橋文夫さん,中村新太郎さん,外山明さんのトリオ編成で "Memories Of You" を.
[Set List]
1. Ghost Of A Chance
2. I'll Remember April
3. Someone To Watch Over Me
4. I Love You Porgy
5. You Don't Know What Love Is
6. ????
7. Memories Of You
5分の休憩をはさんで,ジャム・セッション.
収集が付かなくなるので,予め,グループを 4つに分けたとの事.
向井滋春クインテット(向井滋春,堀秀彰,中村新太郎,守新治,小西遼)
高瀬龍一グループ(高瀬龍一,西村健司,佐々木諒太,ハクエイ・キム,小牧良平,外山明)
因みに,佐々木諒太さんは,中学生 3年生だそうな.(驚)
板橋文夫グループ(板橋文夫,小川恵理紗,佐々木諒太,中村新太郎,外山明)
ここで向井滋春さんが加わる予定でしたが,急用で帰ってしまったようで,代わりに西村健司さんが加わって "Last Summer" を演奏.
やはりこの曲はトロンボーンがあった方が良い曲.
中村誠一グループ(中村誠一,近藤和彦,西村健司,堀秀彰,中村新太郎,木村紘)
最後はピアノがハクエイ・キムさんに代わり,和田明さんと管楽器も全員入って "Love For Sale"
小川恵理紗さんが,ソロのパートで一瞬 Beatboxing Flute奏法を披露.
このジャム・セッションでは,上述したように,4つのグループ分けで演奏.
世代の違うメンバー,初顔合わせのメンバーなので,当日楽屋入り後の直前の打合せで演奏する曲を決定.
当然,リハーサルをしている訳では無いですが,そこはジャズのアーティスト.基本,どんな曲でも演奏します.
途中の曲で,板橋さんがドラム・ソロを想定していたのに,他のメンバーがメイン・テーマを演奏しよう一旦入ってしまい,触りだけで急遽ドラム・ソロに入るハプニングもありましたが,それはそれ..そんなハプニングも楽しいもの.
若手のミュージシャンも多かったので,大先輩と一緒に演る事はドキドキものでしょう.
でも,このメンツでのライブと言うのは凄い事.
このイベントは,是非とも継続していって欲しいと思います.
私は行きませんでしたは,この日は,このライブの後に,ジャズ喫茶ちぐさ でも,レコードを流したようです.
にぎわい座内 でもチケットに付属のドリンク以外に,ワイン 2杯と酎ハイ 1本を空けていたので,相応に気持ち良くなっており,その足で,野毛の立ち飲みで,知り合いと 2時間位 (軽く) 飲んで帰宅の途へ.
流石に 2時間立ち飲みで飲むと,良い感じになります.(笑)
今年は,1981年8月に第一回が行われ,1995年まで毎年開催されていましたが,諸般の事情で中断を余儀なくされた,横浜の夏の風物詩である 本牧ジャズ祭 も,8月26日(土)に開催されますし,非常に楽しみです.
[参考]
[関連記事]
「和田明 『 ESSENCE 』 レコ発ライブ @ 横浜 Dolphy 2017-04-09」
「YOKOHAMA MOCAMBO SESSION 2016 @ 横浜にぎわい座 2016-07-16」