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なぜなら、フラクタル心理学は、「この世界は脳の中で作られた仮想現実である」
ということを知っているから。つまり、頭の中にプログラムがあるのです。
だから、プログラムを変えれば、あなたの人生は変わります。
フラクタル心理学は関西学院大学大学院で人材開発論として、履修科目の一つとして採用されています。
毎年秋には、一色真宇が関学で講義をさせていただいております。
質問回答コーナー
今日は、昨日のさくらさんの質問の回答の続きです。
質問を要約しますね。全文は昨日の記事をごらんください。
さくらさんの質問
言霊についてお聞きしたいのですが、よく「ありがとう」や「ついてる」などを1日に1000回以上言うと何か効果があると聞くのですが、凄く効果があったと言う声もあれば一万回唱えたのに変わらないと言う声もあります。
しかも、心を込めなくて淡々と言うだけで良いとの事。
フラクタル心理学ではこのような言葉は口に出して言ったほうがいいのでしょうか？
それとも、心の中で唱えても効果は同じなのでしょうか？
一色より
きのうは、まず、心を込めなくてもいい、というのはなぜか、ということを説明しましたね。
これについて、もう少し説明します。
そもそも、思考というのはモヤモヤした雲のようなものです。
少し考えただけではモヤモヤのままです。
多くの人は、モヤモヤした思考をあちこちに投げ散らかしています。
思考をコントロールする、ということを考えていないからです。
なかなか自分の人生が思い通りにならない、という人は、
あれこれ、雑然と無駄なことを考えています。
この思考が全部、お金のように貴重なものだとは思っていないわけですね。
だから、こんな空想をしてもいいだろう、とか、
全くなにも考えず、ボーッととりとめもないことを考えていたりします。
本当に、雲なんですね。
「お金のように貴重」というのは、実際、その思考の積み重ねで現実が作られるからなのです。
スポーツを見て、好きな選手を応援するとき、一所懸命応援しますよね。
また、選手のほうも「応援を力に換えて頑張ります！」などと言います。
つまり、人の思いや自分の思いが、確かに力になると信じているから、必死になって応援しているわけです。
このように、ただのモヤモヤした思考でも、しっかりと軸を持たせて、ある1点に集めれば、それは力となります。
その軸がそもそもないとか、あっても揺らぐとかでは、
もやもやの雲のままであったり、せっかく集めてもまた離散するなど、効率が悪いわけです。
言葉は、その軸になるのです。だから、言霊はモヤモヤした思考を集めます。
スポーツでは、声を上げて応援しますね。それは、そのほうが全身を使うので効果的なのです。
ですから、最初は必ず声に出して唱えることです。
すると、肉体レベルでもその言葉にフォーカスできます。
慣れてくると、いちいち声に出さなくても大丈夫です。
流れ星に願いを懸けるときには、消えるまでに3回言えと言いますよね。
そのくらい、頭の中にいつもその言葉をおいておけ、ということです。
すると、潜在意識の中でその言葉を思い出して、思考がまた軸に集まります。
大切なのは、この潜在意識の中なのです。
表層意識で言葉を唱えるのは、潜在意識の中でその続きができるか、
ということのためにやっています。
そもそも、表層意識はたったの５％以下なので、
潜在意識が協力してくれないと、実はほとんど無意味なのです。
心の中の声をどう扱うか、というのはとても重要なことです。
疲れやすい人は、思考が「疲れた…」で終わってしまっています。
口角が下がっている人は、「つまらない…」で終わっています。
幸せにならない、と言う人は「どうせ私なんか…」で終わっています。
（これが口癖の人は潜在意識はおろか、表層意識にまで侵食しているということです）
「終わっている」の意味がわからない人は要注意です。それは、ほとんど「終わって」います(;^_^A
「終わっていない」人は、どう考えるかというと、
「疲れた…。サプリを飲んでストレッチでもするか」
「つまらない…。なにか面白いものでも探すか」
「どうせ私なんか…。いや、そんなこと言っていないで、勉強しよう」
となり、ネガティブな言葉をそのまま放置しないのです。
多くの人は、これができないですよね。
そして、「つまらない…」などの言葉を連発して、ため息をついたりしています。
これでは運が悪くなる一方です。
ですから、「ついてる」と繰り返しても、元がこれではほとんど効果がありません。
だから、これをなんとかするために、言霊を唱える、つまりマントラがあったのです。
マントラ（たとえばナンマイダブツとか）を唱えることで、
少なくとも、「つまらない…」の連発が終わります。
「つまらない」と言葉を発して、「つまらない人生」をわざわざ作り出すくらいなら、
意味が分からなくてもマントラを唱えたほうが、100倍マシなのです。
もちろん、マントラの意味がわかればもっといいです。
（しかし、「神様、仏様、助けてください」では無力感を増幅しますので、意味がないですが…。
私は昔、悟りたかったので、文殊菩薩のマントラをずっと唱えていましたね。
「知恵の神様、知恵を授けてください」ならば、意味があります。）
（ちなみに、インドのマントラには音にも効果があるようです）
要は、心をどのように動かすかは自分次第なのです。
自動操縦で考えてしまう「つまらない」や「疲れた」「どうせ…」
というのをいかにして止めるか。
それを止めないでおいて、「運が良くなりたい～！」なんて、甘いですよね。
ということで、なにごとも耳学問ではなく、ちゃんとした理論に基づいて考えたほうがいいですね。
潜在意識についてもっと興味を持ち、勉強したほうが効果的でしょう。
みなさんからの質問、お待ちしております。
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