ハコスカGT-Rレーシング(1972年・富士300kmスピードレース優勝車) その① | ワイリーガレージQ

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私の趣味であるチョロQのコレクションとカスタムをメインに
その他おもちゃなどを紹介するのブログです。

遅くなりましたが

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

 

今日は昨年末に作ったこちらを紹介したいと思います。

 

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ハコスカGT-Rレーシング

(1972年・富士300kmスピードレース優勝車)

 

ハコスカレーシングと言えばこのカラー、カーナンバー15・高橋国光がドライブしたマシンです。

1972年の富士300kmスピードレースで優勝を果たし、GT-R50勝目の伝説を作ったマシンでもあります。

 

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昨年、高橋国光さんがお亡くなりになられたので、その追悼の意味を込めてカスタムしました。

 

国さんと言えば晩年のホンダのイメージが強いですが、ハコスカでの活躍もこのマシンはもちろんの事、その前年には赤ラインのマシンに乗っていましたし、伝説の50勝中8勝をマークしており印象的でした。

 

もう一つカスタムしたいと思ってた理由が、このマシン1度過去に製品化されておりまして、その出来が消化不良な仕上がりだったからです。

今回、こんな感じで製品出来たのではという想いでカスタムしてみまいした。

 

詳細の紹介の前に、先に残念だった製品のレビューを少々しておきますね。

 

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ハコスカGT-R Car.No.15

 

「スカイラインGT-R50勝限定セット」という全車ハコスカ(2ドア&4ドア)というイカれた(褒め言葉)15台セットの中の一台です。

 

レーシングカラーを再現しており、雰囲気は出ているのですがマーキングが少ないのが難点。

 

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ルーフのゼッケンやトランクの青ラインまで端折られているのはガッカリでした。

 

しかしながらホイールの色にはこだわっていて、実車で前後でホイールの色の違ったマシンが再現されてされていました。

なんか力を入れるベクトルがズレていたのがポイントです。そんな事より超リアル仕上げ的に方へ力を入れて欲しかったです。

 

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ただし、このセットで初めてハコスカ2ドアのライトカバーの付いたレース仕様の顔が新造形されました。

クリルもブチ抜きになりメッシュやホースが造形されているのですが、そのホースの刺さる先のラジエターが無いという致命的な事に気づく事になります!4ドアのハコスカにはラジエター付いてたのに…。

まあさらに言えば実車はバンパーレスだったりします。

 

今回のカスタムは実車との違いをライトなカスタムで再現し、金型改修でこんな感じで製品化出来たのでは…というコンセプトで作って見ました。

 

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そんな感じでカスタムした塗装前がこんな感じです。

 

主にフロントの改造が一番ポイントです。

バンパーレス化した後、内向きに丸くアールを付けています。

 

ハコスカレーシングにはチンスポがあるものと無いものがあるのですが、№15には付いていたのでプラバンとエポパテで作ってみました。

 

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リアのバンパーレス化、こちらも丸くアールを付けて仕上げています。

 

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本来ホースは別パーツで再現するのがリアルでカッコイイんですが、コンセプトに従い元の造形を活かし、ホースをエポパテで下へ延長してラジエターに繋げる造形にしてみました。

塗装の都合上ラジエターは後付け予定です。

 

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真後ろからみると下部がきゅっとアールが掛かって絞れているのが良く判ると思います。

あとランプ下から縦のスジ彫りモールドを追加しています。

 

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サイドのコーナーランプやCピラーの丸いモールドは実車通り削除。

前輪のオーバーフェンダーにはリベット止めのモールとをピンバイスで追加してあります。

 

サイドから見るとプラバンで作ったチンスポの裏側にエポパテで肉盛りしているのがよく判ります。

 

ホイールは実車の物に近い、ワタナベホイールをチョイス。

製品化された時は確かホイールの形のバリエはまだ少なかったですからね。

 

長くなってしまったので、完成品の紹介はまた次回にしたいと思います。