BIWACOTTON(ビワコットン) とは
今回はBIWACOTTON(ビワコットン)という、新感覚のコットンファブリックについてご紹介いたします!BIWACOTTONとは?滋賀県にある琵琶湖の北西側に位置する高島市で江戸時代から作られ続けている伝統織物 「高島ちぢみ」 と呼ばれるいわゆるステテコ生地の製法を用いて作られた綿100%素材の織物になります。“ちぢみ”って?何となく聞いたことあるけれど詳しくは知らないという方が多いのではないでしょうか。『ちぢみ』 『クレープ』 『楊柳』などと呼ばれて江戸時代のころから親しまれている織物の生地の名称です。そして織物であるにも関わらず表面凹凸によって生み出される“伸縮性”がある事が最大の魅力です。通常の綿糸は紡績した時点で1,000回転ぐらいの撚り(より)をかけ、強度を保ち糸がほぐれてこないようにしています。ちぢみ素材に使う横方向の糸(緯糸)はさらに1,000~1,200回転を加えた『 強撚糸(きょうねんし) 』を使って織っていきます。これが『ちぢみ』と呼ばれる楊柳素材の特徴を出していく、他の織物と大きく違う点です。ただ強撚糸を使えばいいというものでもなく◎糸番手◎撚り回数◎織り上げる生地幅◎織り上げる生地の密度など様々な組み合わせがあり一つが違えば全く違ったシボ感違った風合いになります。こういった行程の一つ一つが機屋や職人さんの素晴らしい技術によってつくられるのです。こうして強撚糸を使って織り上げた生地を水と湯に晒す、晒(さらし)工程を入れ付着している糊を取っていきます。この晒(さらし)行程をすることによって、強撚糸が縮み、自然な元の糸の状態に戻ろうとする力が働くようになります。この力こそが伸縮性をもたらす凹凸を生み出してくれます。さらにこの凹凸が、体へ触れる接地面積を少なくするだけでなく、毛細管現象で水分や老廃物を吸収する力を持つようになり、・吸汗性・速乾性・涼感性に優れる機能を果たしてくれるのです。この伝統技術をファッショナブルにアップデートさせて作られたファブリックがBIWACOTTON(ビワコットン)なのです。限界の細番手を使い限界まで撚りを強くかけその糸を使って織り上げるのは至極至難の技…。試行錯誤を重ね、ついに出来上がったものは、織物とは到底思えないまるでT-シャツ素材に使われる天竺のような外観を持ち手触りは綿とは思えないほどさらっとしています。からっと、かるい、きもちいいまさにその通り ビワコットンならではの新感覚ファブリックが出来上がりました。ぜひBIWACOTTONの対談もご覧ください!WESTWOOD OUTFITTERSのBIWACOTTONを使用している商品は#1118614 #BIWACOTTON オールインワン#1117007 キャミサロペットもどうぞチェックしてみてください。今回は随分と堅苦しいお話しでした…最後までお読みいただきほんとうにありがとうございます。