では、どうすれば自己肯定感を上げられるのでしょうか。その方法を知る前に、実は大切なことがあるんです。それは月並みかもしれませんか・・
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と言うことなんです。
つまり、HSPの特質を知り、自分の特徴を良く熟知していれば、怖いことは何もないんですよ。と言うことなんです。
まずHSPの皆様にとって一番大切なのは、自分の許容範囲を知ることです。自分の事をいつも好きで居られるかどうか、いつもご機嫌でいられるかどうかは、いかに自分の容量を知り尽くしているかにかかっています。容量を知ると言うことは、ほかならぬ『自分を知る』と言うことですね。
画像 心理カウンセリング空 心の器を大きくする
例えばストレスレベルを10段階に分けたとき、1の場合、5の場合、10の場合に自分はどのようになるのか、体の不調は? 心の状態は? などの様に細かく自分を観察してみるのです。
反対に自分が嬉しい時、楽しい時の心の状態はどうなのか? 前向きになれるのか、それとも悩みが軽くなる感じがするのか、それとも人と比較しなくなるのか、などとチェックしてみましょう。
自分で自分の事をしっかり把握している人は、冒頭の孫子の教えのように、ストレスにも強くなれるのです。
それだけではありません。自分の受け入れ方が変わりますし、何より自分で自分を守る能力と言うものが、格段に向上していくのです。これって立派な「強さ」だと思うんですよね。
最後に「器(うつわ)」と言う詩の一部分を紹介します。
『器』には、4つの口があります。
それを全部取り去ると、真ん中に『大』が残ります。
『大』は両手両足を広げて立っている人です。
『人』は、何を言われても、じっと黙って立ち続けています。
参考・・・「HSPの教科書」、「人一倍敏感な人」