さて、『自分を知る』事は大切ですが、それだけでは片手落ちです。「知りえた自分」を認め、しっかり自覚することが大切です。それには、こんな方法はいかがでしょう。自分の「取扱説明書」を作ってみるのです。
なあに、難しく考える必要はありません。とりあえず次の質問に答えてみてください。誰に見せるわけでもないので、思うままを答えるようにしてください。
画像 youtube.com 西野カナ トリセツ
〇ストレスを感じたとき、身体のどこが不調になりますか? 思いつくものを書き出してみましょう。たとえばお腹が痛くなる。頭痛、肩こり、音に敏感になる・・など
〇その不調が起きたとき、どんなことを感じますか?
例えば何もやる気が起きなくなる。誰も信じられなくなる。一人くよくよしてしまう・・など
〇落ち込んだ時、どれくらい回復にかかりますか? もちろんその出来事の大きさにもよりますでしょうが、大体で結構です。
例えば、一週間以上かかる。数日で回復する。・・など
〇体調が良い時、あなたの身の回りの変化はいかがですか?
例えばよき理解者がいる。仕事がうまく回っている。家族の仲が良い・・など
〇日々うまくいっているとき、あなたの心はいかがですか?
例えばよく眠れる。前向きに考えられる。笑顔が増えた気がする。‥など
画像 conote 自分のトリセツの書き方
〇落ち着くときはどんな時ですか?
本を読んでいるとき、おしゃべりをしているとき、一人で過ごしているとき、・・など
〇調子の良い時、どんな行動をとっていますか?
外出する。料理をする。友人に会う・・など
以上です。いかがでしたか? これらに正解不正解はありません。これらはつまり、あなたの調子の良い時と良くない時の様子をダイレクトに示しているのです。つまり、今現在のあなたの心の状態(容量)を表している、あなただけの「取扱説明書」なんです。
人は調子のよくないとき、あるいは調子の良い時でも、自分の「感じ」をとらえることは非常に難しいものです。
だからこそ、あなたが答えた内容を書いたものを、目に留まるところに貼っておいてほしいのです。そうすれば体調が悪化したり心が疲れてしまう前に、対応できる可能性がぐっと高まると思いますよ。
参考・・・「HSPk教科書」、「HSP入門」