「自己肯定感」とは、自分を肯定する感覚です。辞書には、『自分の在り方などを積極的に評価できる感情』とか『自らの存在価値や存在意義を肯定できること』などと書かれています。難しいですね。
まぁ、簡単に言うと、『自分にOKが出せる感情』と言えるかもしれません。
さて、一般にHSPは、自己肯定感が下がりやすいと言われています。それはその通りなのですが、勘違いしやすい点として、「HSPであるがゆえに、自己肯定感が低いんだ」と、言う思い込みがあげられるでしょう。
これは間違いです。
決してHSPだから自己肯定感が低いわけではありません。もしそうだとすると、一生自己肯定感を上げることが出来なくなりますよね。
画像 東京すくすく 敏感過ぎて辛い子供
実際HSPであっても、自己肯定感が高い人もたくさんいるのです。ではなぜ、自己肯定感が下がりやすいと言われているのか?
それは、物事を深くとらえ、掘り下げる傾向が強いからです。当然自分自身に対しても、とことん掘り下げていくタイプと言えるでしょう。そうなると当然、欠点や短所に気づきやすくなり、自己評価を下げてしまうのです。
さらに極端な思考(白黒つけたい思考など)をしやすいために、「答えがない」、「答えず見つからない」と言う状況が苦手で、不安を覚えてしまいます。
「答えが見つからない」場合、HSPの皆様はそういう状況を忌み嫌うために、まずはそこから逃げようと試みます。つまり悩み迷うよりも、手っ取り早く自分の責任にしてしまった方が、簡単で楽なんですね。だからより自分にダメ出しをしがちになります。
こんなことを続けていたら、ますます「ダメな自分」と言う自己イメージが定着してしまいますよね。
参考・・・「HSPの教科書」、「人一倍敏感な人」