HSPとは、1996年にアメリカの精神分析医のエレイン・N・アーロン博士が研究、提唱したもので、『Highly Sensitive Person』と言われているものです。気質の一部を表していると言われています。
日本語では、「とても敏感な人」とか「繊細さん」などと呼ばれていますね。
画像 maxresdefault.jpg エレインNアーロン氏
博士がこの気質について研究を始めたとき、当時北アメリカに住んでいて、当事者と思われる人に対して、自己診断テストが行われました。つまり各項目に対し、自分は当てはまるか否かを答えてもらったんですね。その結果をもとにして、HSPの概念が出来上がったとされているのです。
この結果はその後多くの研究者や一般人に受け入れられ、様々な方面で活用されてきたのです。
今回はエレイン博士がテストに使った23の項目の内容を皆さんと一緒に検証したいと思います。
これを読んでいるのはどちらかと言うと、神経症よりの人が多いかもしれませんが、もしかすると大いに当てはまっている項目があるかもしれませんよ。
〇自分を取り巻く環境の微妙な変化に、良く気づく方である。
〇他人の気分に左右されやすい。
〇痛みにとても敏感である。
〇忙しいと、刺激から逃れたくなる。自分の部屋や暗い所に引きこもりたくなってしまう。
〇カフェインに反応しやすい。
〇明るい日差しや強いにおい、けたたましい音、不快な感触などに圧倒されやすい。
〇豊かな想像力がある。空想に耽りやすい。
〇騒音に悩まされる。
〇美術や音楽に心動かされる。
〇とても良心的だ。
〇すぐにびっくりする。
画像 ランドリーボックス hSPママは毎日が刺激
〇短期間にたくさんの事をしなければならない時、混乱してしまう。
〇人が不快な思いをしているとき、どうすれば快適になれるか考える。
〇一度にたくさんの事を頼まれるのが嫌。
〇ミスをしたり、物を忘れたりしないよう、いつも気を付けている。
〇暴力的なシーンや悲惨な映像は、なるべく見ないようにしている。
〇あまりにたくさんのことが自分の周りで起きると、不快になったり神経が昂ったりする。
〇空腹になると、集中できない。あるいは気分が悪くなる。
〇生活に変化があると混乱しやすい。
〇デリケートな香りや味、音楽などを好む。
〇動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先にしている。
〇仕事をするとき、競争させられたり、観察されていると、緊張して、いつもの実力が発揮できなくなる。
〇子供のころ、親や教師は自分の事を「敏感」とか「内気」とか評価していた。
さて、あなたはいくつ当てはまりましたか?
参考・・・「些細な事にもすぐ動揺してしまうあなたに」、「新時代の森田療法」