AC(アダルトチルドレン)ですか?⑤ | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

親を責めるにせよ、過去を恨むにせよ、気持ちが過去を向いている限り、過去の辛さはますます募り、それがまた現在の状況を悪化させます。今の状態が悪くなると、ますます過去の忌まわしい記憶がよみがえります。

どこまで行っても終わりのない「悪循環」の物語の始まりです。

 

人によって異なりますが、基本的にはこの「悪循環」をどこかで断ち切らない限り、前に進むことはできないのです。

過去に遭ったトラウマを語り続けることで傷つくのは、実は本人だけではありません。言われている親たちも、実は傷ついているのです。

 

            画像 GIF 北海道警察 家庭内暴力

 

お互い傷ついたもの同士。どのように対応してよいかわからないうちに、最悪の状況を引き起こしてしまったりするのです。

家庭内暴力がそれです。

子供に憎しみをぶつけられておろおろする親。あるいは親が子供に暴力をふるうかもしれません。いずれにせよ子供が過去にしがみついている限り、状況は悪化するばかりです。

 

「親を殺したい」

そう言っていた一人の神経質者の会員がいました。彼は常々、親の虐待のせいで自分はダメになってしまった。自分らしく生きていくには親を殺すしかない。と思い詰めているようでした。

しかし、よく話を聞いていくと、本当に虐待があったのかどうかさえ、あやふやな状況なのです。もしかすると、本人の「思い込み」かもしれません。

「思い込み」で殺される方もたまったものではありませんよね。

 

私は彼にこう言いました。

「親を殺したい」と言う感情は自然なものだよ。だからそんなことで自己否定するのはやめよう。大切なのは、自分と親が最もハッピーになれる付き合い方を考えていくことだと思う。

子は親を選べない。だけど未来は自分で選べるんだよ。・・と。

 

参考・・・「「親につかれた症候群」、「くよくよするなと言われてもくよくよしてしまうあなたに」