本当は前回でやめようと思ったのですが、書きたいことが次々出てきてしまいまして・・・(笑)。すみません、もう少し続けます。
本などを読んで、「ああ、自分はアダルトチルドレンだったんだ」と、"診断"することは、さほど難しいことではありません。
しかし、それは同時に過去の物語(例えば親からひどい目にあわされた)に自分を理没させて、親への憎しみを再燃させるだけのような気がするのです。
画像 ピクトグラム 閉じ込められる人
少なくとも自ら自分の問題と向き合って、解決しようというモチベーションにはならないですよね。親への憎しみだとすれば、それは自分の生涯で決して消すことのできない、逃れることもできない汚点として、より強固に自分の運命を呪うことになってしまう可能性が高いのです。
このように、あまりに過去に重点を置き過ぎた考え方をしていると、
「どうやって今を生きるのか、これからどう生きてゆきたいのか」
と言う視点が全く欠落してしまうと思うんです。
自分に都合の良い過去の物語にしがみつくことで、自ら自分の可能性を非常に狭く、不自由なものにしているのです。
参考・・・「くよくよするなと言われてもくよくよしてしまうあなたに」