私たちはつい、物事を対立的にとらえてしまいます。良いか悪いか、イケメンかブサイクか、金持ちか貧乏か、・・・そしてどちらに自分は入るのだろうと、常に気にしているのです。良い方に入っていれば安心し、悪い方に入っていれば、良い方の人をねたんだりします。
「幸せ」についても同様です。
画像 stock.adobe.com お金持ちと貧乏人
すぐに自分は「幸せか」、「幸せでないか」決めようとします。人と比較して、少なくともあの人たちよりは恵まれていると思えれば安心し、隣が新車を買ったと聞いたら、心穏やかで居られなくなります。
もしあなたがそうだとしたら、それを決める根拠って、いったい何ですか? いろんな答えがあるでしょうね。
あの人はお金をたくさん持っている。すごい豪邸に住んでいる。社会的に成功している。美人だ。など、いくらでも挙げられます。
では、もう一度伺います。
お金があれば、大きな家に住んでいれば、社会的成功を収めていれば、美人であれば、それだけで幸せなんですか? それってすべてはあなたの幻想ではないのですか?
確かにお金をたくさん持っていれば、いろんなものを買うことが出来ます。しかしそんな幸せは一瞬で消え去ります。逆にお金が少なくても、それ以外で感じる幸せはいくらでもあります。幸せは、単純にお金のあるなしで決まるものではありません。
画像 marutto.meigen.com 幸福と不幸はともに心にあり
お金が沢山あろうが、少ししかなかろうが、どっちでも良いことです。
少なくとも日本に住んでいれば、飢え死にすることはありません。そういう意味では、日本は豊かな国に入るでしょう。
そんな恵まれた国の中で、お金を多く持っているか少なく持っているかなんて、大した問題ではないのです。自分が幸せだと思えば幸せなんですから。
同期よりも出世が遅れている。それが人生にどのくらいの影響があるのでしょう。少しくらい遅れたところで、幸福感はさほど変わらないはずです。家が大きくても、美人であっても、同じようなものなんです。
本来どっちでもいいようなことに、わざわざ良し悪しをつけて、一喜一憂し、自分を不幸にしているのです。そんな人多くありませんか?
参考・・・「より良く生きる方法」、「不安の9割は消せる」