『辛い!』と思っていいんだよ | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

心の優しい人は、どんなに辛い時でも、『自分よりもっとつらい人がいるのだから』などと思って無理をしてしまいがちです。

でもいくら無理をしたところで、誰かがそのぶん楽になったり、報われるわけではありません。何より自分が救われません。

 

   画像 グロービス経営大学 「仕事が辛い」のは、甘えではない

 

辛い時は「つらい」と言っていいんです。何を辛いと感じるのかも、人それぞれです。他人はそれらを知る由もありません。

他者の辛さを理解しようとすることは出来ますが、他者の「つらさ」そのものを味わうことは出来ません。それは仲の良い友人でも恋人でも、親子でも家族でも同様です。

 

良く、こんなことを聞きますよね。あなたが「つらい」と言っていると、

「そのくらいで?」

「甘いんじゃないの?」

「あいつの方がもっとつらいんだよ」

等と言う人がいます。こんな言葉はすべて聞き流して構いません。

「あいつの方が・・」と言う人は、あくまでもその人の物差しで言っているに過ぎないからです。

 

  画像 ダイヤモンドオンライン 辛い自分を変えようとしなくて良い

 

それに、価値観の相違もあります。

「一番大切なのは、愛する人」

と言う人が、最もつらいのは、愛する人を失う時です。

「一番大切なのは、仕事や研究に生涯をささげること」

と言う人が最もつらいのは、志半ばで、仕事や研究を中止せざるを得なくなった時です。

「仕事や研究に一生を捧げる人」は、「愛する人を失う」辛さが分かりません。逆も然りです。

 

辛さと言うのは、「個性」です。だから人と比べること自体、何の意味もありません。

仮につらさが数量化できたとしても、辛いものはつらいのです。

だから辛い時は、早く楽になることを考えましょう。

同じように見える辛さも、絆創膏で事足りる人もいれば、救急車が必要な人もいます。

自分の辛さに気づき、助けを呼べるのはあなたしかいないんです。

 

参考・・・「多分そいつ今頃パフェとか喰ってるよ」