心の優しい人は、どんなに辛い時でも、『自分よりもっとつらい人がいるのだから』などと思って無理をしてしまいがちです。
でもいくら無理をしたところで、誰かがそのぶん楽になったり、報われるわけではありません。何より自分が救われません。
画像 グロービス経営大学 「仕事が辛い」のは、甘えではない
辛い時は「つらい」と言っていいんです。何を辛いと感じるのかも、人それぞれです。他人はそれらを知る由もありません。
他者の辛さを理解しようとすることは出来ますが、他者の「つらさ」そのものを味わうことは出来ません。それは仲の良い友人でも恋人でも、親子でも家族でも同様です。
良く、こんなことを聞きますよね。あなたが「つらい」と言っていると、
「そのくらいで?」
「甘いんじゃないの?」
「あいつの方がもっとつらいんだよ」
等と言う人がいます。こんな言葉はすべて聞き流して構いません。
「あいつの方が・・」と言う人は、あくまでもその人の物差しで言っているに過ぎないからです。
画像 ダイヤモンドオンライン 辛い自分を変えようとしなくて良い
それに、価値観の相違もあります。
「一番大切なのは、愛する人」
と言う人が、最もつらいのは、愛する人を失う時です。
「一番大切なのは、仕事や研究に生涯をささげること」
と言う人が最もつらいのは、志半ばで、仕事や研究を中止せざるを得なくなった時です。
「仕事や研究に一生を捧げる人」は、「愛する人を失う」辛さが分かりません。逆も然りです。
辛さと言うのは、「個性」です。だから人と比べること自体、何の意味もありません。
仮につらさが数量化できたとしても、辛いものはつらいのです。
だから辛い時は、早く楽になることを考えましょう。
同じように見える辛さも、絆創膏で事足りる人もいれば、救急車が必要な人もいます。
自分の辛さに気づき、助けを呼べるのはあなたしかいないんです。
参考・・・「多分そいつ今頃パフェとか喰ってるよ」