どんなに努力しても、失敗することはあります。それは仕方がないことです。成功と同じくらいに、失敗もまた、私たちに「為すべきこと」を教えてくれているのです。こんな言葉がありますよ。
「成功とか失敗と言うものは、最善に到達するための一連のプロセスにすぎない。」その場その時の状況に応じて、適切に行動していく中で、成功失敗に関係なく、私たちは成長していけるのです。
画像 フリーイラスト素材集ジャバクリップ 交通違反で捕まる
ここで森田先生の言葉を紹介しましょう。
「我々が向上しようとするのは、楽に生きるためではない。失意の時でも成功への努力を続けることが出来るようになるためである。」
友人の例をあげましょう。
彼は人と会う約束があるので、高速道路を走っていました。ところが、突然タイヤがパンクしてしまいました。彼は路肩に車を寄せると、トランクにあるスペアタイヤを取り出そうとしました。
しかし・・・何ということでしょう。スペアタイヤはぺしゃんこになっていたのです。さあ困りました。約束の時間は刻々と迫っています。彼はロードサービスを呼ぶために、公衆電話を探しました。(まだ携帯さえ無い時代です)そこにパトカーがやってきました。免許証を見せろと言うのです。彼はハッとしました。なんと・・・! 免許証は家に忘れてきてしまったのです。
画像 電話代行サービスKK 約束の時間に遅れる人
そこのあなた。笑っている場合じゃありませんぞ。こんな災難があなたの身にも立て続けに降りかかることだって考えられるのです。そんな時、わが身に降りかかった出来事に対する価値判断をしようとすると、それは勝ち目のない勝負を挑むようなものなんです。タイヤがバンク、スペアタイヤの不備、免許証不携帯、そして約束を時間に遅れてしまったこと。
いずれも「負け戦」です。
しかしこのような状況の中でも、適切に対処するということに注意を向けるのならば、私たちは常に勝ち目のある勝負をしていることになるのです。つまり、与えられた状況の中で、最大限出来ることをするのです。適切な対処を繰り返す事で、状況は良い方向に変わることだってあるのです。そしてもっと確実なのは、あなた自身が変わることが出来るということなんです。
参考・・・「悩みほ活かす」、「建設的な生き方」