伝え上手になろう!・・① | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

考え方の癖や、目標を達成する方法を学んだりして、別の見方や考え方をするようになった三人。それまでと比べてイライラしたり、不安に飲み込まれるようなことは少なくなったということでしたよ。

不安もそうだけど、イライラする気持ちや怒りの気持ちは、いけないものではありません。どんな人でも対人関係の中で嫌な思いをしたことはあるはず。3人もどうしたらいいのか悩んでいるようだね。

嫌なことはやめて欲しいけど、喧嘩はしたくない。こういう時怒りを爆発させずに、気持ちをうまく伝えるには、どうしたらいいのでしょう。

 

 

怒りに任せて相手を攻撃したり、かといって我慢して怒りをため込んだりするのは良くありません。気持ちをうまく伝えるコツは、怒りがまだ小さいうちに、気持ちを伝えることなんですよ。

ちょっとだけ「嫌だな」と言う気持ちや、イライラする気持ち、こういう気持ちになるべく早く気づいて、

「何が嫌なのか」

「どうして欲しいのか」

こういう自分の気持ちを相手を傷つけないように、上手に伝えられる方法を考えてみよう。

 

気持ちを伝える一番のコツは、

「どうしてこういうことを言うの!」

と言って相手を責めるのではなく、

「こういう風にしてほしい」って、自分の気持ちを話して、お願いすることだよ。こういうやり方を「I(アイ)メッセージ」と言うんだよ。

英語を習った人ならわかると思うけれど、「I」は「私」で、「You」は「あなた」ですよね。

相手を主語にすると、どうしても相手のしたことや言ったことを責める言い方になってしまいます。

けれど自分を主語にすると、

「こうしてくれると嬉しい」と言う風に気持ちを伝えられるんだよ。

実際の例を見てみようね。

 

「お前って本当にしつこい奴だな。違うって言ってるだろ!」

相手は同じことを何度も本人に吹き込んでいるようです。しかし自分の勘違いに気づかずに・・・。仮に相手が悪いとしても、これではけんかになってしまいますよね。

これを「Iメッセージに直してみます。

「本当に違うのに、何回も言われると、嫌なんだ。だからその話はもうやめて欲しいんだ。」

どうでしょう。これなら相手の人格を否定したりせずに、行為だけをやめてもらえそうですね。

 

 

「私がアイドルの〇〇が大好きなのを知ってるくせに、

なんでそんな楽しそうな言い方をするの!」

どうやら彼女が大好きなアイドルが、とある女優と付き合っているらしいという噂が流れているようなんです。ファンとしては聞きたくない話ですよね。ところが相手はさも面白そうに、その話をするではありませんか。腹立ちますよね。

「私、〇〇が女優の▽▽と付き合っているって知って、本当にショックなんだ」

相手も悪気があったわけではないと思うんです。彼女が熱心なファンなことを知らなかったのかもしれません。だから本当の気持ちを言えば、相手はきっとわかってくれるでしょう。

 

「僕の消しゴム、なんで勝手に持っていくんだよ!」

良くある風景です。貸すとも何とも言ってないのに、「無断借用」を当然と思っている輩には困ったものです。

こんな風に言ったらどうでしょうか。

「二つあれば貸してあげられるけど、僕も一つしかないんだ。半分に切って貸してあげようか?」

さすがの輩も、半分にしてもらってまで、貸してほしいとは思わないでしょう。

 

いかがでしょう。

これなら相手もムッとすることなく、気持ちをわかってくれそうです。

次からはきっと、あなたが嫌だと思うことをしないように気を付けてくれるかもしれないですよね。

 

参考・・・「怒り、イライラを自分でコントロールする」、「認知行動療法カウンセリング」