対処法の話です。 | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

M先生によるストレスの話は、今回で一応終了いたします。少しはお役に立てたでしょうか。

さて、ストレスの話をここまでしてきて、肝心な話をしていませんでした。それはストレスコーピングの話です。

つまり、ストレスに対してどのように対処するのかと言うことですね。もちろんいろいろなやり方があると思いますが、今回は表を使った解析方法をご紹介します。簡単ですよ。ぜひあなたもやってみてください。

 

 

ストレス対処法の大切なところは、まず自分がどのようなストレス状況にあるのかをよく把握することです。どのくらい影響が出ているのか、と言うことをなるべく客観的に把握することが大切です。

具体的には自分がどんなことに対してストレスを感じるのか、あるいはどういうことをしたらストレスが解消されるのか、気分良く過ごせるのか、と言うことをよく知っておく必要があるのです。

ここでは一週間の行動表を基にした分析方法をご紹介します。

 

ちょっと見づらいかもしれませんが、上の表をご覧ください。

左側には一時間単位で時間が区切ってあります。それが一週間分あります。ここにあなたの行動を記入していただきたいんです。もちろんただ「朝ご飯を食べた」だけでなく、「誰と食べた」、「何を食べた」まで書いておくと後で役立ちます。何をしているときが快適で、何をしているときが不快なのか、後でよくわかるように記入してください。

さらにその時の気分と点数を一緒に記入しておくとさらに良いでしょう。点数と言うのは、例えばどん底で最悪な気分の時は0点、天にも昇るようないい気持ちの時は100点と言う風にします。あるいは良くも悪くもない時を0点とし、少しでも良い気分の時は例えば+30点とか、逆に不快気分の時は-30点と言うようにしても結構です。

 

 

これを一週間続ければ、あなたのおおよそのストレス傾向がわかります。つまり、何にストレスを強く感じるのか、逆に何をすれば気分が良くなるのか、と言うのが一目瞭然でわかるのです。

ですので今あなたがストレスを感じているのなら、なるべく点数の高い気晴らし方法を試してみるのが効率的と言うことになるのです。

しかしそれで解消できないこともあるかもしれません。そういう時は別の解消法に切り替えてみる、あるいはいくつかを組み合わせてみるのも良いかもしれません。

 

例えば車を運転するのがストレス解消法だとします。さらにコブクロの曲を聴くと、気持ちが安らぐとします。車の運転が例えば+20点、コブクロを聞くと+10点だとしたら、車を運転しながらコブクロを聞けば、+30点になるかもしれません。

大切なのは、気持ちと行動の関係に気づくことです。

ある種の行動をしたら良い結果が得られたならば、それを繰り返していくこと、つまり習慣化していくことです。

それによってストレスがかかっても、それを上手に解消することができれば、それはそれで立派なストレスコーピングになるのです。

以上でストレスについての話はいったん終了いたします。