ストレスの原因☆ | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

始めに問題です。

次にあげるもののうち、私達のストレス源となってしまうものは、どれでしょうか?

 

入学、就職、残業、いやな上司、理解の良い上司、暑さ、寒さ、昇進、解雇、左遷、病気、家族の病気、結婚、離婚、子供が生まれる、家族との死別、空腹、満腹、飲み会、スポーツ、花粉、香水の良い香り、宝くじに当たる、引越し、デート、旅行、ギャンブル、アルコール・・・

 

 

すでに勉強されている方は、お分かりだと思いますが、正解は『全部』です。上記のすべてが『ストレス源』となってしまうです。

信じられないかもしれませんね。苦しい出来事や悲しい出来事がストレスになるのはわかります。けれど結婚や入学、さらには『理解の良い上司』がストレスとは、どういうわけでしょう。

 

『結婚』は、女性にとって最高の幸せなどと言われます。最近は結婚難ですから、男性にとってもそうなのかもしれません。

けれど今までまったくの他人同士が、交際期間は有るとはいえ、いきなり同居と言う環境の変化は、例え最愛の人であっても、かなりのストレスになるような気がします。

 

入学や昇進も同様です。入学は、新しい友達との出会いであり、心ときめくイベントであるはずなのですが、一方今までの友達から離れてしまう、まったく右も左もわからない環境に飛び込むのですから、ときめきより不安が優先してしまうのもうなづけましょう。

 

昇進も然りです。サラリーマンにとって昇進は、会社に認められた証であり、福利厚生面でもよりグレードアップします。今までの努力が認められた喜びが有る反面、この役職が自分に務まるのだろうか、部下はついてきてくれるのだろうか。と言う不安が強くなってまいります。

 

こう考えてきますと、結婚も入学も昇進も、『新しい環境に飛び込むに当たり、自分の今の実力でちゃんと役目を果たせるだろうか、みんなに着いていけるだろうか、迷惑にならないだろうか』と言う不安に裏打ちされていることがわかります。このような不安を『適応不安』と言いましたね。

 

ストレスと聞くと、マイナスのイメージが強いせいか、マイナスの出来事で起こりやすいと言う、『思い込み』が有るようですが、ここまで紹介したように、客観的に見て喜ばしいものであっても、本人にとってはストレスになるものも有るんだ。と言うことをしっかり覚えておいていただきたいと思うんです。

それでは次回は、ストレス反応について、見ていきましょう。

 

 

え?  理解の有る上司が何でストレスになるのか説明しろ? ですって?

なんだ。忘れていなかったのですね(笑)

よく後輩などに、

『わからないことがあったら、何でも訊いてくれよ』などと言う上司や先輩。あなたの周りにも居ますよね。

 

部下や後輩が有る程度職務を把握していれば、このアプローチで問題ないと思いますが、部下や後輩が入ったばかりで右も左もわからなかったら、どうでしょう。

おそらく『すべてがわからないこと』であり、『何がわからないのかもわからない』状態であることでしょう。そんな状況で『わからないことがあったら・・』などと言われても、部下にとってはストレスになるだけなんです。『理解有る上司』と言う言葉にとらわれて、部下への配慮を欠いてしまったんですね。

 

参考・・・『タイプ別ストレス解消法』