2022.08.18 2泊3日熊本旅行:阿蘇カルデラの歴史がわかる「阿蘇火山博物館」 | Wuxi-chanの雑記note "~なるようになるさ~(「無錫note」から変更)

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2018年1月に20数年勤めてきた会社を辞め、翌2月に無錫での生活へ。ここでの生活、自分専用のノートとして書き留めることにしました。

2020年1月末、春節で一時帰国から本帰国となる。
5月末に本帰国辞令。9月末に主人が帰国となる。2021年から日本で新生活をスタート。

 
 
8月18日(木)
 

 

  阿蘇火山博物館

草千里ヶ浜の前に立つ、阿蘇山について様々な展示を行っている阿蘇火山博物館。入館は有料

 
 
 

 

 

 
1階は、阿蘇ジオパークのビジターセンター(無料)
 

 

 

 

 

阿蘇カルデラの歴史

 

阿蘇の火山活動は今から27万年前に始まったと言われている。大きく分けると、約27万年前、14万年前、12万年前、9万年前の4回にわたる大規模噴火によって形成された世界有数の規模を誇る。4回目の火砕流の噴出により、その周辺には広大な火砕流台地がつくられた。巨大噴火によって地下のマグマだまりが空洞になり、地盤が陥没して巨大なカルデラが形成された。その後、中央火口丘群が形成され、カルデラ内に阿蘇五岳が並ぶ現在の姿となった。

この4回目の大噴火のときには、合計約600km3 もの火山灰・火砕流堆積物が放出され、火砕流は最長で約150km 流れ、九州中北部全体を覆いつくした。そのうち最も遠いものは山口県(阿蘇から約170km)にまで達しており、また海を越えて島原半島にも渡っている。また、それに伴った火山灰はほぼ日本中を覆い、北海道でも約10cm の以上の堆積物として今も残っている。

 

 

阿蘇山は由布岳、鶴見岳、雲仙岳という東西方向の火山の並びと、口永良部島、桜島、霧島山という南北方向の火山の並びの会合点にあたる。

 

 

 

 

阿蘇カルデラの大きさ

 

阿蘇カルデラは、世界有数の美しい地形をもつ。東西18km、南北が25 kmと世界でも有数の規模を誇っている。

阿蘇カルデラの大きさは、よく世界最大級や、世界有数と言われる。また、阿蘇カルデラのようなじょうご型カルデラで、カルデラ内には約5万人の人々が暮らしている。多くの集落と、広く農地開墾が行われ、国道や鉄道まで敷設されている例は、世界的にも珍しいとされる。人々の手によって千年以上に及ぶとされる採草と野焼きによって維持されている広大な草原が広がる。
 
カルデラの大きさとしては、日本では屈斜路カルデラ(北海道)に次いで2番。
 
 

 

世界最大のカルデラ

インドネシアのスマトラ島北部にある世界最大のカルデラ湖である。 長さ100km、幅は約30km、最大水深530mで、面積は 1,000km2におよぶ。

 
 
 

2階展望所からみた草千里

 

 

 

 

晴れていたら、草千里や中岳を一望できる。

 

 

 

 

3階には

5面マルチスクリーン映像で阿蘇の歴史を映像でわかりやすく教えてくれる。多言語。

 

 
 
 
 
 
 
 
建物の入り口に2016年(平成28年)10月8日の中岳噴火の際の「火山弾」だという2つの大きな塊が置いてある。

 

 

 

 

火山砕屑物のうち大きさによらず新鮮なマグマ物質のものは『火山弾』と呼ばれ、 そのなかでも多孔質で軽く白っぽいものは『軽石』、同じく多孔質で軽く黒っぽいものは『スコリア』と呼ばれている。

 

 

 

 

 

草千里展望所

 

展望デッキから見た草千里ヶ浜

 

 

 

 

 

展望デッキ(約280平方メートル)は、たくさんの人が見に来ても大丈夫なように360度の景色がぐるりと見学ができる。

運がよければ、
北側には、お椀を伏せたような形がかわいい小山「米塚」、東側には阿蘇中岳、西側は阿蘇カルデラを囲む外輪山が唯一切れている「立野火口瀬」、南側は烏帽子岳と草千里が羨望できる。

 
 
 
 
<施設情報>
阿蘇火山博物館
住所 : 〒869-2232 熊本県阿蘇市赤水1930-1 (草千里前)
電話 :  0967-34-2111
FAX : 0967-34-2115
料金 : <中学生以上> ¥1100
<小学生>¥500/<幼児(6歳以下)> 無料
<シニア割引(65歳以上)> ¥880
 
 
 
 再见!