先日、サウナからでて水風呂にはいると、目がぎゅっと閉じて口が横にぎゅっと引っ張られた。「つめたい~!」という感じがする。そのあとビールをごくごく飲むと、またまた目がぎゅっと閉じて、口が横にギュッと引っ張られる。「うまい!」という感じがする。大勢の人と一緒にいて大笑いしているときも同じような表情をしている気がする。
総じてこの表情の時、僕は「心地よい感じ」がしているようだ。自分の内側では異なる感覚や感情なのに、同じような表情筋の動きになるのが面白い。
少し考えてみると、「心地よい感じ」と「面白い感じ」は違っている感じがする。「へぇ~」というときは、ちょっと意外な感じが含まれていて、目は見開き、口も開く。「面白い感じ」のときは、「目や口からなにかを取り入れようとしている」と捉えられなくはない。一方で、「心地よい感じ」のときは「目や口から何も取り入れないようにしている」と捉えられるかもしれない。
あまりにももやっとした言い方になるが、「心地よい感じ」のとき、目も口も閉じるように顔面筋が動くのは、外界からの知覚情報を入れないようにし、内的な感覚の情報が溢れるようにしているのではないだろうか。
身体はたくさんの筋肉を動かして、いろんなパターンの表情や姿勢を形成している。その意味を考えるのも面白いかもしれない、と思っていたら、安永浩先生の「姿勢覚」という言葉を思い出した。最近、自分なりに考えているつもりで、前からしっていた概念にいきつくことが多い。