新年のご挨拶 | 和歌山大学硬式野球部のブログ

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平素より和歌山大学硬式野球部のブログをご覧いただきありがとうございます。

新年、明けましておめでとうございます。
本年も変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

さて、本年をもって和歌山大学硬式野球部は、創部100周年を迎えます。
このような記念すべき年代であることに誇りを持つとともに、これまで想いを繋ぎ、歴史を創り、支え続けてくださった多くの先輩方への感謝と敬意を胸に、和歌山の地で、野球に向き合って参ります。

昨年の12月26日、本学で行った昨年の締めのミーティングにて、主将である丸山椰尋(熊野③)から、このような話がありました。
「和歌山大学硬式野球部は強くなったと思うか」
この問いかけに、多くの選手は、先輩方の輝かしい戦績などを理由に、強くなったと答えました。一方で、それは先輩方の戦績であり、今のチームは強いのかはわからないと答える部員、人間的な弱さから、強くないと答える部員もいました。
丸山からは、強いとは何かを考えようという話がありました。多くの方から強くなったねと激励のお言葉をいただく機会もあります。強いチームを目指そうと日々練習に取り組んでいます。その強いという言葉の本質を考え、実践しようということでした。
「目標は日本一、目的は人間形成」
このスローガンを掲げる弊部では、野球の戦績だけでは強いと言えないと思います。人間的に成長し、周りの人から支えられ、応援され、憧れられ、尊敬される者が集まる集団になることが、強さに繋がるのだと思います。
丸山の言葉の本質は、周りからの言葉や都合の良い自己解決で終わるのではなく、常に自分たちの「強さ」は何かということを全員で考え続け、一つの束になってその強さを追い求めて行こうということだと思います。
周りからの言葉や結果で揺らぐこと無く、常に部員同士でコミュニケーションを取り合い、「強さ」を追い続けて参ります。

最上回生である73期生は、多くのことを経験させていただいた年代であると思います。
1年次(2021年)、70期世代では、春、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中止になりながらも、代表決定戦を勝ち抜き2度目となる全日本大学野球選手権大会に出場しました。秋には、あと1勝というところで優勝を逃し、野球ができる喜びを胸に、勝つ喜びと勝負の世界の厳しさを痛感しました。
2年次(2022年)、71期世代には、春、弊部創部初となる完全優勝、春季リーグ戦連覇、2年連続全日本大学野球選手権大会出場を果たしました。秋には、入れ替え戦、2部降格の危機も経験しました。朝練習の導入など、多く変化をもたらしながら、新たな歴史を刻み続けてくださいました。
3年次(2023年)、72期世代には、春、春季リーグ戦3連覇に挑むも敗れ、全日本大学野球選手権大会への出場を逃しました。秋には、春の悔しさを胸に秋季リーグ戦を優勝し、出場した関西選手権大会では、弊部創部初となる関西選手権での勝利を収めました。しかし、明治神宮大会の出場は叶いませんでした。逆境から這い上がる最上回生の底力、最上回生としてのあるべき姿を見せていただいたと共に、自分たちの力不足を感じました。
この3年間で、多くの歴史が変わる瞬間を目の当たりにし、色んな場面で、感動、歓喜、悔しさを感じ、経験することができました。
次は、自分たち73期世代です。
これらの経験を光らせ、この創部100周年という記念すべき年に、いつも支え、応援していただいている皆様に結果で恩返しができるように、この和歌山の地で、野球と向き合って参ります。
また、野球のみならず、ボランティア活動や多くのイベントにも参加させていただき、地域の方々や多くの方と交流させていただくことを通じて、人間的にも成長し続け、応援され、憧れられられるような集団になれるように取り組んで参ります。

部員を代表し、主務、山本直輝(海南③)から、我々のエネルギーである、いつも応援していただいております皆様への、新年のご挨拶とさせていただきます。

最後になりましたが、今年も格別のご支援、ご声援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和6年 元日
和歌山大学硬式野球部
幹部一同