練習納め | 和歌山大学硬式野球部のブログ

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和歌山大学 硬式野球部の試合予定や試合結果を更新致します!

こんにちは。

平素より和歌山大学硬式野球部を応援してくださる皆様、本年もご厚情を賜り御礼申し上げます。本年も残すところあとわずかとなりました。 

和歌山でも吹き抜ける風が冷たくなり、寒さを感じる今日この頃。冬枯れの季節を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて和歌山大学硬式野球部は12月26日に本学多目的グラウンドでの全体練習を終えました。

自分たちが野球できる環境にいることに感謝し、毎日使用させていただいているグラウンドの整備や、部室と倉庫の整理、破れたネットの補修を行いました。




そして、ポジションごとに分かれ、お世話になったグラウンドに盛り塩を行い、御神酒をお供えしました。今年1年間の感謝、節目となる来年での自身の活躍を願いました。






今年1年を振り返ると、本当に濃い1年だったと思います。

未踏の3連覇を目指し挑んだ春季リーグ。6勝6敗勝ち点2という結果に終わり、力及ばず3年連続全日本大学野球選手権大会への出場は叶いませんでした。和歌山大学硬式野球部史上初となる完全優勝を成し遂げた偉大なる先輩方を超えることは出来ず、心身ともに実力不足を痛感しました。全員が感じたはずの悔しさ、より強くなった"日本一"になりたい、という気持ちを持ち、秋に向けて再出発することとなりました。

5月には昨年に続き今年も和歌祭りに参加させていただく予定でしたが、雨天中止となり、今年は和歌祭四百年式年大祭の記念花火大会の運営補助をさせていただきました。打ち上げまでの自由時間には、数人の選手が率先して和歌浦海岸の清掃活動を始めました。そして最終的には全部員でごみ拾いを行いました。和歌山大学硬式野球部で共通認識として大事にしている言葉、『頼まれごとは試されごと』。頼まれたことは試されていると考え、相手の方々の想像を上回ることをしようという意識を持って取り組む、という意味です。形だけの言葉ではなく、選手自身が自ら行動を起こして取り組んだこと。和歌山大学硬式野球部の目的である『人間形成』にまた大きな一歩を踏み出せたと思います。

実行委員の方々からは秋季リーグに向け激励の言葉をいただき、改めて私たちは地域の方々に応援され、支えられていることに気付きました。応援していただけることへのありがたさを忘れることなく、そして更に応援していただけるチームになることも目標としました。

悔しさを糧に何度も心を合わせてきたこの夏。
朝早くからグラウンドに向かい、夜遅くまで自主練に取り組んだ選手たち。秋に勝ち抜く力を身につけるため、走攻守どの面においても妥協することなく勝つために必要な練習で高めてきました。

3位という悔しい結果で春季リーグの幕を閉じてから一転、秋季リーグでの優勝。9勝3敗勝ち点4という結果を収めました。まさに努力の上に花が咲いた瞬間でした。応援の規制も緩和され、約4年ぶりに吹奏楽団の皆さんも駆けつけて下さり、更にパワーアップした大応援に背中を押され優勝へ突き進むことが出来ました。

明治神宮野球大会出場をかけた第21 回大阪市長杯争奪関西地区大学野球選手権大会では1回戦大阪商業大学との試合にサヨナラ負けを喫しましたが、翌日敗者復活1回戦では佛教大学に勝利しました。悔しさを、そして仲間の大声援を力に換え、全員野球で戦うことができました。しかし、敗者復活2回戦で再び大阪商業大学に敗戦し、4回生が引退されました。和大初となる大阪市長杯での1勝目を挙げ、新たな歴史を刻んだ偉大な先輩方から"日本一"の想いを託された私たちは、また全員野球で"日本一"へと邁進することを決意しました。

先輩方が引退された翌日、新幹部が決まり、創部100周年の代となる今年の「和大史上最強のチームづくり」が始まりました。丸山世代始動から1週間で迎えた公式戦。公式戦デビューを果たした選手が多い中、堂々たるプレーを魅せてくれました。そして昨年決勝で敗北を喫した奈良学園大学との準決勝。接戦を勝ち切ることが出来ず、惜しくも準決勝敗退となりました。新人戦を通し、自身の弱点や勝ち切る事の難しさを改めて感じました。

グラウンドで懸命に戦ってくれたメンバー、スタンドで熱い声援を送った部員。それぞれが自分の役割を全うし、個々としてチームとして、大きく成長出来た1年でした。

また、今年も夏に全国高等学校野球選手権和歌山大会の運営補助、そして10月には14年振り開催となる大相撲和歌山場所秋巡業の運営補助、と貴重な経験をさせていただき、地元和歌山でたくさんの関わりがありました。
運営に携わる中で、温かいお言葉をいただき、応援してくださることが多々ありました。県内唯一の国立大学の野球部として和歌山で多くの方々に応援していただいていることを実感し、励まされました。また、12月23日には、秋季リーグで舞洲まで応援に来てくださった和歌山大学吹奏楽団の皆さんの定期演奏会を鑑賞させていただきました。応援してくださる吹奏楽団さんとのご縁を大切に、私たちも練習に励みます。自分たちの今野球ができる恵まれた環境に感謝し、応援してくださる"誰かのために"結果で恩返ししてまいります。






最後となりましたが今年も一年間、和歌山大学硬式野球部を応援していただきありがとうございました。私たちは、"日本一"というただひとつの変わることの無い目標に向けて、来年度も全部員より一層精進してまいります。引き続きご声援をよろしくお願いいたします。

皆様良いお年をお過ごしください。

和歌山大学硬式野球部
マネージャー 掛江菜月