「大学からの連絡を待っててね」というメールの後、暫く経ってもその次の「大学」からの連絡が来ませんでした。

 

その時点で、大学へも願書を出すと思っていた私は、大学に連絡を取りました。

 

大学からのお返事としては

 

①奨学金にエントリーしたのなら入学願書は出さなくても良い

②奨学金財団が書類選考をしているから、書類選考に通った場合、こちらから試験について連絡をします…早くとも4月中旬(その場合受験料はタダだよ)

③奨学金の書類選考に合格する自信がないのなら、願書を提出しても良いですよ(その場合、受験料は払ってね)

 

という内容。


そこで「入学願書の締め切りは3月末なのに、奨学金の書類選考結果は、早くて4月…受験できるかどうか、一体いつわかるんだろう」という疑問と

 

「自由というか…うまく表現できないけれど、自由だなぁ」という気持ちになりました。

 

「自信がないのなら」と言われてしまうと、優柔不断で心配性なわたしなので少し迷いましたが、「奨学金で留学がしたい」という当初(留学するなら奨学金貰って行ってみたいなぁ、という20歳頃からの漠然としたイメージ)の考えを選び、入学願書は提出しないことにしました。

 

奨学金エントリーから、入学願書提出断念の決意まで、ざっと20日間くらい。

実際にエントリーした日について。


35日ほど、日本とハンガリーの時差に感謝した日はありません。

 

何故なら35日は、主役を務めさせて頂いた岡崎市市制100周年記念の市民音楽劇「夢、結ぶ」の公演・出演日だったからです。

 

どっちも疎かにしたくない、公演が終わるまでは音楽劇に集中したい、という欲張りな意地で、8時間の時差に全ての可能性をかけつつ、打ち上げ終了まではハンガリーのことは一旦忘れました。

 

打ち上げが終わり、帰宅したのは日本時刻35日の23時頃。


それからお風呂に入ったり、一休みをした後、「1時間余裕を見て、朝の7時迄にエントリーすれば大丈夫だな」と自分に言い聞かせ、作業に取り掛かりました。

 

そして、無事日本時刻36日の朝4時頃に作業完了。

 

「申し込みを受け付けました。大学からの連絡をお待ちください」というような内容のメールが確か翌日届いて、一安心。

 

ちなみに、奨学金エントリーの際、私が取り寄せた書類は

①大学の成績証明書

②大学の修了証

この2点だけだったと思います。

 

本当は、「語学能力証明書(私の場合TOEFL IBTのスコアレポート)」と「健康診断書(各種肝炎、エイズ等を疾患していないことが証明できていればどのようなものでも可。決まった様式・書式なし)」を提出しなければなりませんが

 

「エントリーの時点で揃っていなくても可、81日までに提出すること」と要項に記載があったので、エントリーの時点ではMissing documentとして「81日までに提出します」という手書きのメッセージをアップロードしておきました。

 

要項には「揃っていなくても可」となっているにも拘わらず、いざ専用フォームで何もアップロードせずに「申し込み」ボタンをクリックすると

 

「必要箇所の入力・アップロードが完了していません」とエラー表示されてしまい、申し込みすることが出来ません。


一瞬「どうしよう、エントリー出来ないじゃん」とパニックになりましたが、苦肉の策で「すぐに準備することは出来ない。要項には81日までに出せば良いと書いてある。だから私は81日までに必ず提出します。」というお手紙を書きました。

 

日本ではそういった場合、恐らく「81日までに提出する」というチェック欄があったり、そもそも申し込み期限の時点で、「必要書類が全て揃っていなければ受け付けない」…もとい、「提出期限に必要書類が揃っているのは当たり前」というスタンスだと思いますが、ハンガリーにはそのようなものはありませんでした。

 

ですから、「申し込みを受け付けた」というメールが来た時は、とても安心しました。

奨学金申請と入学試験について、幾つかにわけて投稿します。



ハンガリーに行ってみよう、と決心したのが先だったか

 

ハンガリー政府の奨学金(名称はStipendium Hangaricum)の存在を知ったのが先だったか

 

一番慌ただしい時期だった為、正直思い出せませんが

 

確か1月頃に両方の要項等が発表されたと思います。

 

入学願書の締め切りは、確か3月末日。

 

奨学金の締め切りは352359分(ハンガリー現地時刻)まで。

 

奨学金のエントリーは全てオンラインでした。

 

入学願書の締め切りの記憶があやふやなのは、わたしは大学へ入学願書を提出していないからです。

 

奨学金の申し込みと、入学願書提出は別物とばかり思っていましたが、

 

この奨学金の場合、奨学金にエントリーする時点で、奨学金に参加している大学・コース一覧から希望の大学・学部・コースなどを選択したうえで申し込みます。


ですので、入学願書提出は不要でした。

 

そして、何故ハンガリーで学びたいのかという志望動機、音楽専攻の場合は自身の演奏ファイルを添付して

 

専用フォームから、その他必要事項を全て入力・アップロードし、アプリケーション完了。

 

幾つかの書類は、オンライン上にあるものを一旦印刷→サイン署名→スキャン→アップロードという作業をしました。


日本の場合、私立大学の「WEB願書受付」はここ数年聞いたことありましたが、わたし個人としてはそれもまだ主流ではないという認識です。


ヨーロッパはハイテクだなぁ・・・と感激しながらのエントリー作業でした。

ハンガリーから更新。



9月からハンガリー政府給費奨学生として、リスト音楽院に在籍しています。


私は、座学の授業が幾つか受講できる、「主に専攻科目のレッスンのみ」という内容のコースに在籍しています。


奨学期間は1年間、可能ならば自費で期間延長したいな…という予定をしています。


821日にハンガリーに入国してから、今日で丁度1ヶ月が経ちました。


日本とは比べ物にならないくらい、天井が高いブダペストのお家にも慣れました。


やっとこちらの生活にも慣れてきて、生活のリズムが出来つつあります。




去年から1年間ちょっとブログを更新していなかったけれど、ずっとブログを更新していなかった間も、色々なことがありました。


10月にはエジプトコンサートメンバー(バイオリンの弥生ちゃんは参加出来なかったけれど)で東京にてコンサートをしたり



3月には岡崎市市制100周年記念創作オペラで主役を務めたり



昨年同様、今年も愛知県内にある某私立大学の卒業式・入学式での国家独唱&学園歌独唱をさせて頂いたり


同じく3月には「真声会中部支部」(京芸の同窓会中部支部)の皆さんに助けて頂きながら同年代の同窓生と「音の集い」コンサートしたり



5月には母校の高校創立110周年記念のCD録音に立ち会ったり



8月には旅行へ…久しぶりに海外に行ったり、他にも色々ありました。




その合間を縫って、というか同時並行で今回のハンガリー行きを決心し、奨学金にエントリー、ハンガリーでの受験、仮合格の連絡を貰ってから(ハンガリー滞在中)のお家探し、そして帰国後、合格連絡を貰ってからの「行ってきますコンサート」開催の決意→開催、ビザ申請…など。


一番体力的・精神的に辛かったのが、12月~3月。


ハンガリー行きの決心と、奨学金エントリーも丁度その時期で…奨学金エントリーが3月前半だったのですが、その頃はほぼ毎日と言っていいほど家族と大喧嘩していました。



そんな1年間を過ごし、なんとか多くの方の協力、応援、叱咤によってハンガリーに来ることが出来ました。


なにより、こんなにバタバタしていた最中、「出発前にコンサートしたい!」という我儘な願いを叶えてくれたピアニストゆりさん、「コンサートします!」ってほぼ事後報告になってしまったのに「いいんじゃない?」って背中押してくれた地元の先生、来てくれたお客さん、来れなかったお客さん、家族に感謝です。



ハンガリーに留学するにあたって、多くの人のサポートを頂いています。


特に、ハンガリーに来る前のビザの申請や、入国後の移民局での手続きなど。


なんとなくヨーロッパへの音楽留学というと、イタリア、フランス、ドイツやイギリス等への行き先が多い印象でしたが…自身の渡洪が決まってから、ネット等で情報収集を初めてビックリ。


音楽留学に限らず、あまりハンガリーに滞在される方も少ない(立ち寄ることはあっても)ようで、ハンガリーの情報は少なくて非常に苦戦をしました。


実際、「ハンガリー」や「ブダペスト」と名の付くガイドブックを幾つか購入しましたが、「ブダペストは絶景の夜景!」という印象でした。



そういうわけで、自身の記録の為にも、ハンガリーの生活や、皆さんの助けなしでは出来なかったであろう手続きのことなど、気ままに更新出来たらなと思います。


ブダペストは街並みが綺麗です。



ハンガリー、ブダペストに来てみて気付きましたが、日本で放映されているCMで、たくさんブダペストの街並みを見ることが出来ます。


ブダペストにて多くのCMロケを行っているようです。


そして「ドナウ川の真珠」と言われるだけあって、ブダペストのドナウ川夜景は絶景で言葉を失います。




長すぎる文章になってしまったけど
ゆるゆると、そんな感じ。

エジプト~西洋音楽でたどる古代エジプト紀行~、盛会のうちに終演致しました。

多くのお客様に足を運んで頂き、たくさんのお客様の前で歌わせて頂けたこと、この私なんかのアイーダ「勝ちて帰れ」にブラボーを頂いてしまったこと…全てがとても嬉しい一日でした。





写真はこっそり撮ってくれてた終演のご挨拶のもの(頂きもの❤)。

とてもフラットなホールで、お風呂のようによ~く響くホールでした。

お客様お一人お一人、見つめながら歌うことが出来、本当に新鮮な気持ちで歌うことが出来ました。

演奏はもちろんのこと、レクチャーのスライドも直前まで詰め作業をしていて、出演者全員がお互いに、とても良い緊張感と集中で、楽しく本番を進めることが出来ました。


中嶋さんのモーゼは圧巻だったし、生田さんのリストはまるで神殿みたいでした。

そして何より!それらは野中さんのレクチャーがあったからこそ。

「エジプトに行きたくなった」「未知のエジプトの世界に魅せられました」というお言葉も頂き、わたし自身、本番中レクチャーに聞き入ってしまってたので…。

いつかエジプトに行ってみたくなりました。


「西洋音楽でたどる」という演奏会のタイトルの通り

エジプトという国、文化の、西洋音楽への影響力は計り知れないと感じました。

古代エジプトの、聖書への関わりをはじめ、知らないことばかり。

あの、モールァルト「魔笛」がエジプトの架空の世界が舞台、ということも、今回エジプトについて調べるうちに知りました。

そんなこんなで無知ゆえ、知らない曲もたくさんありました。

歌に限って言えば、バロック音楽~アイーダまで時代が多岐に渡り、とにかく不安で一杯でしたが…

3人が支えてくれたお蔭でなんとかやり遂げることができました。

今はどの曲も出逢えたことに感謝しております。





楽譜にカエルが大量に書いてある楽譜なんて、これから先出逢うのでしょうか…。

次の目標に向けて、少しずつネジを巻いていこうと思います。

ありがとうございました。