合否連絡と奨学金決定のお話。
大学から合否連絡は来なかったのですが、3月からこれまでゆるやかに幾度となくメールが穏やかにやり取りされていた&7月8日は念願のTOEFL試験だったので
(このような流れだったので、勉強は一切出来なかったけれど。仮に勉強していたとしても、英語苦手なわたしの結果は変わらなかったはず)
あまり気に留めていませんでした。
そしたら「試験を受けてくれてありがとう。合格者については、また後日連絡します。それに、奨学金で資料が不足している人は、●日から専用フォームでアップロードできるようになるので、アップロードして下さいね。私たちには絶対に不足資料を送ってこないでね。」という内容のメールが届きました。
そして、どれだけ待っても、私の奨学金専用フォームに「不足資料アップデート画面」には繋がらず・・・。
代わりに、7月13日頃「奨学金を受諾する」フォームに謎に辿り着き、何故か「奨学金合格証明書」のダウンロードが完了してしまい、理解不能で軽くパニック。
(全ての手続き・書類提出した人にだけ、「奨学金合格証明書」のダウンロードURL&パスワードが送られてくるはずなのに・・・)
なぜならTOEFLは受けたけどスコアレポートが届くのは7月21日だし、そもそも大学から合格メール来てない。のにも関わらず奨学金合格証明書は手元にある。
慌てて学校に確認したところ「奨学金と学校はリンクしているので、合格という事になりますね。おめでとうございます。」というお返事で、驚く。
が、不足資料をアップロードできないことについては、単純に「奨学金のスタッフが、加藤さんは全ての書類をアップロードしたという処理をしてしまったそうです。不足した書類は私に送って下さい。私から奨学金のスタッフに転送します」とのこと。
結果的に、学校からの正式な合格メールは7月20日頃に届き、実際に合格のメールが届いてから、VISA申請の準備に取り掛かり始めました。
(奨学金のダウンロードが完了した時点で、準備をはじめても良かったのかもしれませんが、心配性ゆえ、“国に申請する”ことに慄いてしまい、全て揃ってから行動開始しました)
何はともあれ、3月5日に奨学金エントリーしてから、(何の音沙汰もなく、自分自身気に留めてなかった時期もあったけど)
合格という事が決まるまで長いこと長いこと。
しかも、大半が「結果どうなったかな…」といった感情ではなく
「来るはずの連絡が来ないよ!」「言われてた事と、起こってる事が違うんだけど!」
というような、もはや最終的には怒りに変わる(→怒りから諦めの境地もあったけど)といった時間だったような気もします。
やり取り一つ一つに対してその時は「え?!」とか「は?」と思い、怒ったり呆れたりしていましたが、こちらに来て、そういう時間の流れに少しずつ慣れてきている自分がいます。
と同時に、ただでさえメール等を滞らせてしまう傾向があるので、本当に気を付けなくては、と思います。
VISAのこともまとめてみようと思います。
試験パス、という連絡を貰ってからのお話。
すぐに「VISAの準備に取り掛かった方が良いのかもしれんなぁ」と思い(試験後も数日ハンガリーに滞在していたので)
学校に何をすればいいのか聞きに行くことにしました。
が、そこでの返事は「まだ早い」でした。
①試験はパスしたものの、入学が決定したわけではない
②入学決定は7月7日の会議で決定する
③その入学決定者を奨学金に伝えて、奨学金内定者へ「合格連絡」が行く
④その後、不足している書類がある場合はアップロードして、その後初めてVISAの申請準備(奨学金の合格証明書の発行が可能となる為)へと取り掛かれる
だから、VISAの手続き準備に取り掛かるのはまだ早いと。
そこで、頭を過ったのが「TOEFL IBT!!!申し込み、急いでしなきゃ!」「あ、帰ったら健康診断に行かなきゃ!」でした。
どちらも私にとっては高額なのです。
TOEFLは235US$くらい、健康診断は各種肝炎・エイズもチェックできる「トラベルクリニック」なるものに行かなくてはならぬ為、2万円くらいしてしまうのです。
通常B・C型肝炎・エイズや梅毒であれば、保健所で即日検査・英文証明書発行出来るようですが、保健所ではA型肝炎は検査をしてくれません。
各医療機関に問い合わせても、A型肝炎は感染の疑いがなければ検査できませんとのこと。
それゆえ、トラベルクリニックしか対応できないようなのです。
健康診断に関しては、事前に名古屋は金山にある「金山ファミリークリニック」さんに問い合わせ・お願いをしていたので、帰国後にすぐ受診のお願いはしてあったので、ここは大丈夫◎
問題はTOEFLでした。
毎月2回、全国各地で試験をしていてたので、すぐに予約が出来るだろうと思っていたんです。(キャンセル料もかかるし、そもそも合格しなければ必要ないし…思っていたので)
慌ててTOEFLのサイトをチェックするものの、8月1日までにスコアレポートが間に合う受験日(7月8日)は、6月25日の時点で、日本全国どこも全滅。
何故か全滅。本当に一日もない。
軽くパニックになりながら、大学に掛け合い、保険を設けたうえで、それから毎日、空きが出てないかをチェックし、7月4日になんとかギリギリ滑り込みで予約をすることが出来ました。
(その時も、アメリカと日本の時差に感謝しました。確か、試験日まで4日を切っているとキャンセル料&申し込み料も上がるのだけど、日本では4日切っているけど、アメリカ時刻だとまだ5日前という時間だった)
そして、結果的に無事8月1日までに奨学金に提出することが出来ました。
本当に全て、奨学金エントリーから全てが本当に滑り込みでここまで来ています。
思い返せば、高校受験も大学受験でも、節目節目で何かをやらかし、その都度、多くの人の助けや、情け、愛情で救われています。
ですが、3月からやり取りをしていて予想はしていましたが、思ってた通り7月7日になっても大学から合否連絡は来ませんでした。
「やっぱり来なかったかー」「早くて来週かな」と思えるようになりました◎
さて、入試について。
入試は6月下旬に行われました。
私はmain subjectのみの試験なので、歌だけです。
ハンガリーには、試験の約一週間前に到着し、練習したり、お散歩したり過ごしました。
リスト音楽院のオペラ科修士課程を修了されている今井文音さん(今年の日本音コンで本選に出場されます!)と、吉田真樹子さん(ハンガリー国立オペラ劇場の合唱団にお勤めです!)にたくさん助けて頂きました。
今井さんは「先生に会いに行こう!&会場の下見に行こう!」と、学部入試(試験日は違ったけど、会場が一緒)を一緒に見学させて下さいました。
(在学生は見学自由ですが、一人では決して勇気がなくて行けなかったし、そもそも建物の入り方がわからなかった)
吉田さんは、試験日に付き添いで来てくださり、言葉や心のサポートをして下さいました。
特にお二人には、未だにたくさん助けて頂いています。
今井さんは試験でハンガリーに行く前から、森本美帆ちゃん(リスト音楽院修士課程修了&、大学の1つ上の先輩)から紹介して頂いて、いろんな相談に乗って頂いていました。
お二人がいなかったら、何もわからず、心細く、怖くてたまらなかったと思います。
入試の日も、吉田さんがいて下さったので、本当に心強かったのです。
何故なら、今井さんがご一緒してくれた学部入試で目の当たりにしましたが、こちらの試験はとても「おおらか」なので、歌を歌うだけではなくて、先生方と会話をしていたからです。
何が起こるのだろう、という不安と、そもそも無事に歌えるのか?という不安と。
実は、日本にいる時から
「伴奏って誰がしてくれんだろう。伴奏者との練習時間(当日)は別途お知らせします、ってメール来てたのに来てないなぁ。楽譜は用意した方が良いのかな…(日本だと学校がピアニストを手配してくれる場合、基本的に楽譜を入学願書と一緒に送る)」
という不安しかなく。
「ハンガリーに行けば、流石にわかるだろう」と謎の自信を持ってハンガリーに到着。
結論から言うと、当日の朝まで誰が伴奏してくれるのか、練習時間の有無もわかりませんでした。
前日、学校に確認しに行っても「分かりません。少し早くホールに行けば、もしかしたら練習時間があるかもしれません。ちなみに歌う順番もわかりません。楽譜は万が一のことを考えて、持っていく方が良いと思います」との事。
当日、吉田さんが「彼女の伴奏は誰がしてくれるのか?彼女は誰が伴奏してくれるのか知らない。練習時間もあるのかわからない」とスタッフに聞いても「僕は分からない」…本気で泣きそうになりました。
「今日は、誰が学校ピアニストとしてここに来るのか?」と質問し直してくれたら、「あぁ、それなら●○が来るよ!そうか、彼女の伴奏は●○だね!」と。
「●○はまだ来てないみたいだから、ここにいたらきっと会える。そして、多分△番の部屋が練習で使えるんじゃないかな?多分」と。
本当に吉田さんにも感謝しかありませんし、「凄いところに来てしまったなぁ」「大丈夫かなぁ」という気持ちと、色々な複雑な気持ちでした。
ピアニストさんが到着されて、「練習行こう!何歌うの?楽譜貸して!」…試験が無事受けれる!ということだけで安心してしまい、緊張とか不安とか全ての感情がすっ飛びました。
実際、歌う順番は1番でした。10時開始の1番。
ですが、10時きっちりにはスタートせず、ゆる~く始まりました。
まず舞台上で、名前、国籍、年齢を言い、「好きな曲歌って~」と英語で指示をされ
続いて、先生から提出していた曲目の中から2曲(うち1曲は日本歌曲でした)を指定されて、歌って終わり。
あっさりと終わってしまいましたが、「伴奏もあって、楽譜も見てもらえながら、無事に歌えている…!」というこれまで味わったことのない「歌っていることの喜び」に包まれて、あっという間に終わりました。
歌った後は、他の受験生の歌を最後まで客席で聞いてから帰りました。(その辺り、日本では考えられません。)
在学生ももちろん聞きに来ていましたが、受験生も聞けるし、中には受験生の先生も。
ハンガリー語同士の会話では(吉田さんが通訳してくれました)、「どこで勉強したの?」とか、「出来はどう?上手く歌えた?(←これには「バッチリです」と答えて、会場は笑いに包まれてた)」とか。
中には「緊張しないで。リラックス!次の曲はリラックスして歌ってみて」とアドバイス(?)を受けていたり、先生たち自身も時折楽しそうに談笑しながら、試験を聴いていらっしゃいました。
あくまでも声楽の話であって、他の専攻がどのような雰囲気化は分かりませんが…。
試験となると、どうしても「良く見せよう」という心理だけでなく、小学校で音楽専科の先生ををしていた時も減点方式というか、「出来ていない所」を見るという心理が働いていましたが
「良いところを見つけたい」と思ってくださっているのか、とても朗らかな気持ちになる光景でした。
そんなこんなで、夕方、学校から「試験はパスしたよ」というメールが届きました。
「試験はパスしたよ」という表現に「よくわからんなー」とは思いましたが、日本では決して味わったことのない、楽しい試験会場でした。
長くなってきてしまったので色々と端折って書きますが・・・
暫く経ってから奨学金から、「大学に送る“奨学入学希望者リスト”にあなたの名前を記載したよ」という書類選考パスのメール(最初、表現が独特で何を言っているのかわからなかった)が届き・・・確か4月中旬
これまた暫く経ってから「全専攻の入試期間は●月●日~●月●日です。それぞれの詳細はまた連絡します。ちなみに来年度のアカデミーカレンダー(年間スケジュール)のURLも添付しときます。あと、入学後の希望の先生がある場合教えてね」という感じのメールが大学から送られてきた気がします。
これまた暫く経ってから、メールが届き、添付されていた受験票を見ると、受験日が記載されていて、慌てて飛行機&宿を予約・・・5月中旬。
「受験票はメールで添付された奴なのか~ふむふむ。やっぱりデジタル社会だなぁ」なんて思っていたら、自宅にハンガリーから受験票が郵送で届いたり
なんだか色々日本と違っていて「楽しいな!(よくわからんから注意しよ!)」と思うやり取りが続きました。
「試験の時にピアノ伴奏を希望する場合連絡を下さい」というメールが何度か送られてくる&送られて来る度に締め切り期日がちょっとずつ違っていたり
「試験までに練習室が使えます。予約は、添付ファイルを開いて、希望日時枠のところに自分の名前を書いてね」という、アクセスフリーなエクセルファイルが添付されたメールが届き
「希望者が重なった場合、調整してくれるのかな?」と思いきや、早い者勝ち&誰もが書き込めるから一抹の不安(・・・消されて名前書き換えられる可能性はないのか?)に駆られたり。
日本で音楽大学を受験する場合、基本的には事前に、しかも願書提出の時点で曲目&楽譜(学校がピアニストを手配して下さる場合)も一緒に提出します。そして、その後の変更は一切認められません。
で、今回、私はリスト音楽院に入学願書を出していません。
ちなみに、3月、提出するとばかり思って入学願書に目を通していた際も、曲目提出の欄は見当たらず。
「いつ提出するのかな?」とずっと疑問に思っていましたが、これもメールに添付されていたURLの専用フォームでのオンライン提出でした。
わたしはピアノ伴奏者を希望していたので試験3週間前くらいに提出しましたが(締め切り期日がメールの度変わってたから、早めに出した)
希望しない場合は、試験日の1週間くらい前が提出期限でした。
とにもかくにも、全てオンラインでのやり取りだし、慣れないなぁと思いました。
入試の手続きひとつとっても、いろんな細かい違いがあって面白いなぁと思います。
