デスノート メロ台詞集 3

 

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page.79 白々


メロ:模木か?

:(やった!かかった!)

相沢:間違いなくメロの声だ

伊出:うむ

:(しかし声も変えずに来るとは…
逆に声は知られているからメロ本人と確認させる事を優先したという事か?……)

メロ:一人か?

模木:いや…

:(………簡単に一人だと言うと怪しまれる それでいい)

メロ:(…………)


メロ:すぐ近くに人がいるんだな?

模木:いや…

メロ:?……
この会話は聞かれていない程度という事か? ならば周りの者に俺と話してるとわからぬように適当に答えるんだ

模木:ああ

:(メロはああ言っているが 本部内だ
会話を我々に聞かれている可能性も考えているはず
我々が番号まで知っている模木の携帯の盗聴は簡単にできるし
模木自身に盗聴器だって付けられる)

メロ:模木 俺に会いにNYに来ないか?

デスノート カラー版
模木:!……

相沢伊出松田:…………

:(いきなりこんなストレートな誘い方を……
こっちにもメロを捕まえるチャンスになるのを利用して
……?…… メロ 何を考えている?…………
しかしこれでいいんだ………………)

メロ:これ以上先は おまえが一人で俺の指定した場所に来なければ話さない
一応カメラや盗聴器は無し 携帯のバッテリーだけ忘れるな
来るか来ないか 今すぐ返事しろ
一度切ってからでは他の者と算段して返事したと見做す
携帯はずっとそのまま通話でいろ 切っていいのは飛行機の中だけだ
着陸後 また こっちから掛ける

相沢伊出松田:………

伊出:かなり危険だと思うが…

相沢:しかしメロがこうノートに執着しているなら捕まえなければ

松田:そうっすよ
次長のためにもこの機会を逃す手はないっすよ…

:(今の携帯を持たせるのはこっちに動く準備をさせない為…
どこかで一度は向こうの用意した通信機に変えさせるだろう…
前もって皆にメロに接触されたときの対応は言ってある
本部の情報は その相手が誰であろうと
漏らさない事も徹底してある…………Lとして…キラとしての両方の対策もできている…大丈夫だ…………)

模木:………わかった…どこへ行けば?

メロ:よし 今から出来る限り早くNYのNICK St駅の出口の前に来い

 



模木:NICK St駅 出口前に着いた

メロ:よし いいだろう 真向かいのビルだ そこに入れ

松田:!やった 月君 きっとメロのアジトだ

:(……………………まだ携帯すら変えさせていない
メロがここにいるとは…………)

:相沢さん 伊出さん
今指示されたビルの見えるできる限り離れた場所で待機してください

相沢伊出:わかった

:(大丈夫だ もしここのメロがいて直接接触してきたとしても
模木は何も話さないし これなら会話も聞こえたまま…)
 



メロ:ハル 俺だ ニアに代われ

ハル:ニア…メロです

ニア:(メロ…動いたか…何を…)

メロ:ニア 今そこへ模木という日本捜査部の一人が行く
身長190くらいのがたいのいい男だ

ニア:!………

メロ:今度は俺がおまえを使う番だ
中に入れ 聞きたい事を聞き出せ
しかし そいつの携帯は切らずにそれを通して 会話を俺にも聞かせるんだ
Lがキラであるならそう納得できる事を言わせてみろ
おまえの得意とするところだろう
それができれば キラは俺が捕まえてやる


ニア:(メロ…やってくれたな…………これならメロに危険はない
しかしこのやり方では…)

松田:あっ こんな時にまたニア

:どうしましたニア

ニア:いえ 間違いました

松田:えっ!?何?ニアが間違い電話?

:(………何をしている ニア…)

ニア:(Lではないな……………ならば急ぐべき)

ニア:その者を中へ入れてください

ハル:…… はい

模木:……

ニア:こんにちは はじめまして ニアです

松田:えっ!?今度は模木さんの携帯の方から

:!?

:(ニア?……
……!くそっ…そうか メロは既にニアと接触している…
だから模木を直接ニアの所へ…まずい… 何かおかしいと思っていたが
これなら模木との会話を聞かれていてもメロは何も困らない…
通信機のチェックも必要ない
いや…も…もし わざと聞かせていたとしたら…
これからニアと模木がかわす会話でこっちの動揺を…
Lがキラと考えているなら あり得る…
………………いや そう来るなら… こっちだって装丁していた事に組み込める メロがニアに代わっただけだ…やってしまえ)

模木:(………ニア…………メロと接触のはずがニア…どうなってる?………)

ニア:そこへお座りください 色々お聞きしたい事があります

模木:(………これは…メロとニアは組んでいたという事だ…
メロと組んでいる…やはり信用できたものではない…
どんな小さな事でも断じて話してはならない…)

:(………大丈夫だ…松田ならともかく
これなら模木がニアの口車に乗せられて何か喋る事はないだろう…
………しかしメロもニアも模木の携帯を盗聴し
こっちが会話を聞いていると考えている可能性が高い
………それを利用し僕を揺さぶってくる事も…
それにニアは自分の居場所がこっちに漏れたとも考える…
………………余裕はないはずだ なんとしても一気に模木を落としにかかる…)

ニア:(もたもたしていられない…Lがキラでも
今ならまだ模木は殺せても私は殺せないはず…
今 模木が死ねば日本捜査本部にキラがいるとなる…)

ニア:模木さん でしたね

模木:………………

ニア:メロも私達も あなた達同様 キラを捕まえたいだけです
それはわかって頂けているはず

模木:………………

ニア:協力してくれませんか?あなたの命を賭けて

:(!………………)

模木:(………………何も言っては駄目だ…)

ニア:あなた方は 前のL 真のLに会っている そうでしたね
今 本部内に居る者の中に 一度でもLがキラじゃないかと疑いを抱いた者はいませんでしたか?

:(…………………だ…大丈夫だ…)

ニア:イエスかノーかだけでも構いません

模木:………………

ニア:(………………)メロ この捜査員は 既にキラに何も話せぬ様
操られている可能性がありますね

メロ:(……………………………!)

メロ:そうだな ニア
もし喋らなければ 日本捜査本部にキラがいる そう考えていいだろう
キラを捕まえる為の協力をしない理由なんてないんだ
それがノートでなくても 操られているのは確かだ


松田:………………?…

:(………………くそっ…)

相沢:………………

伊出:………………

メロ:俺はあのノートを実際に人に使わせ 色々試してみたが
人の名前を書き込んだ人間が13日以上書き込まなくても死ななかった
 

 
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メロ:(ハルが俺に あの二人を放す場所等を教えてきた事を ニアが知らないはずもない…
模木をSPKに送り込んだ事への礼ってところか…
あの二人には SPKの方の尾行もついているかもしれないが… まあ いいだろう…)


メロ:マットここは頼む 俺はあいつの方を

メロ:(また日本人が一人…あれも日本捜査本部の者か?
だとすればここが日本捜査本部に関係している可能性は高いが…
ならば二代目Lがここにいる可能性も…ここは焦らず観察する事だ)

メロ:どうしたマット

マット:模木が入った部屋に住んでるのは若い女…いや子供の様な女だ

メロ:女?


マット:一見 模木の彼女とも見える…腕を組んで買い物に…
俺がこういうのもなんだが……かなり可愛らしい日本人女性だ
年齢ははっきりわからないが十四・五から二十ってところだと

メロ:……… 真面目に言ってるのか マット

マット:ああ 大真面目だ

メロ:(…ハルの言葉を信じればその女が第二のキラだという事に…
少なくとも第二のキラだったはず……)

メロ:わかった こっちはまだ下手な手出しはできない そっちからだ

マット:OK
 

 

Page.85 當選


ミサ:モッチーまだぁ~~?

模木:はい ただいま

ミサ:モッチ

模木:はい

ミサ:料理も上手だし 何でもしてくれてミサ幸せだけどもう五日よ?

模木:はい

ミサ:これ ライトに秘密なんでしょ
秘密だからこそ24時間一緒ってミサ的にまずい気がしてきたんだけど

模木:はい?

ミサ:いくらライトがミサを愛してて信じてても
モッチーと五日も同じ屋根の下で寝てるって知ったら浮気したって思うじゃん

模木:……はい…

メロ:(…………… この天然の馬鹿女が第二のキラ?……

しかし 模木がこの女と一緒に居る理由が他にあるとも思えない… )

メロ:(確かに両親を殺した強盗をキラが殺したという過去と キラを崇拝している様な発言も出てきたが

第二のキラなら逆にそんな発言は避けるはず この女がノートで人を殺しているとは到底思えないが… 

いや 目をもっていればそれだけで価値があるという事か?…それにしてもこんな女をキラが使うとは…)

メロ:マット そっちはどうだ?

マット:どうもこうもない 全く動きなしだ 今のところ食料なども店に配達させ相沢も その後にはいった日本人も一歩も外に出ていない 出ていないからこそここが捜査の拠点とも思えるが… 全く動かないものを見続けるというのは暇すぎる

メロ:そう言うな こっちも同じようなもの それにそっちにLが居れば相沢にSPKの尾行がついて場所が割れたと考え移動する可能性は十分ある よく見てないとごまかされるぞ

マット:だったら代わってくれよ
そっちの方が可愛い女の声を盗み聞きできるだけまだマシだ

メロ:(…ニアも特に動いている様子はない…
また俺が弥や相沢達の所へノートを取りに直接動くとでも思っているのか?
…どちらにしろ模木が弥についてる今動くべきではないが…)

 

 

Page.86 日本


メロ:(摸木がかのじょ(弥海砂)から離れ 相沢の方へ戻ってからも一向に変わった様子はない
その間も犯罪者殺しは行われ NHNへのキラのメッセージも毎日の様に送られている…
もし過去に 第二のキラであったとしても… 今は こいつじゃない
ニアが摸木達の動きを ハルを通し教えてきたのは
俺がこいつに直接迫るのを期待してたってところか…
ハルの話が本当なら 何日も飲まず食わずで自分を殺せとまで言った人間
銃など向けても無駄…
それよりも摸木との会話にこいつの恋人らしき存在として何度も出てきた『ライト』…
夜神総一郎の息子の名も『月』
ニア達や摸木達の動き 今までの会話から考えて

夜神月が今のL…そう思っていいだろう…
今動くならこんな女を相手にするより L…夜神月の方…)

メロ:どうした マット

マット:摸木 相沢が二人で外に
何を話しているかはわからないが外で話すには不自然なくらい真剣な顔つきだ

メロ:(……………………)

メロ:…………わかった とにかく目を離すな

 

 

Page.87 明日


メロ:(弥海砂…日本に戻る様だが…)

メロ:(!模木?…
模木がマットの見張ってる方から動いたという連絡はない…)


メロ:何やってるマット 模木がLAの空港にいるぞ


マット:くそっ やられた!
昨日来た食料の宅配業者に金を掴ませそのトラックで機材ごと出ている
さっきいつも来ている業者が嬉しそうに金を数えて出てきたのを聞き出したが
部屋の中はもぬけの空…何人いたのかもわからない
全ての出入り口と窓 常にビデオは回していたが
トラックの扉で上手く隠していて…あいつら…

メロ:(だから油断するなとあれほど言って…)

メロ:マット 俺は模木を追って日本に行く おまえも後から来い
 

 

page.98 全員


メロ:駄目だ あんなのがいたんだ NHN周辺・中は危ない
とりあえず この場から離れた方がいい 高田様 乗ってください 早く

 

 

page.99 二人


メロ:(キラに繋がっているのはこの女…
俺が こうしなければ…)
 



メロ:身に付けてるもの全てを取って そこに入れろ

高田:…………… ここで裸になれっていうの?……

メロ:そうだ 護衛に居所がわかる様 発信機を持ってるだろう?
こうでもしなければ 永遠に奴等が追ってくる
近くに この運送車の出荷所がある そのひとつに投げ込んでやる

高田:(……………………)

メロ:早くしろ
毛布くらいはやるよ

高田:…………
わ…わかったわ

高田:(…携帯はTとの繋がりがバレない様
全ての履歴は残らない様にしてある…
後で誰に見られても大丈夫…
………………)

高田:…………
ま…まず 誰とも連絡を取れない様に
バックや携帯 ポケットの中の物を渡すわ
だ…だから 洋服は ともかく…
下着を脱ぐ時だけは その毛布を 巻いてからにさせて……………

メロ:ああ いいだろう 早くしろ!

高田:(………… 大丈夫)
 



リドナー:ニア… メロが高田をさらいました

ニア:…………………… リドナ―

リドナー:はい…

ニア:こちらの捜査状況をメロに?

リドナー:……………………

ニア:どうなんですか?

リドナー:…はい…
しかし魅上の事は言っていません…

ニア:……………
そうですか
それならば ギリギリ まだ 大丈夫です
しかし メロが高田から魅上の事を聞き出し 魅上にも行く様な事があれば すべてが水の泡です
何としても高田を確保…
いや メロを止めてください

リドナー:……………
…しかし…

ニア:してください

リドナー:はい……

 



メロ:よし いいだろう

メロ:じゃあ 少しの間 ここで大人しくしていてもらおう



メロ:(……… マット 殺されるとは
……………すまない…)
 

 

page.104 答

 

ハル:もしかしたらメロはわかっていたのかもしれない 『ニアが近々 直接決着をつける と言っていると 

私はメロに伝えましたが…

今思えばあの時…


メロ:『ノートに名前を書かせることで 直接だと…』

ハル:『…ええ』

メロ:『……………』

ハル:『……………』


ハル:ずいぶん長く黙ったまま そのあと一 言だけ

メロ:『俺が やるしかないな』

 

 

 

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