改めまして昨日のJMCA認証試験のお話です。 | ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

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皆様こんにちは。

改めて昨日のJMCA認証試験で合格したXSR125の試験結果です。

 

近接騒音値:85dB  加速騒音値:78dB となりました。

 

前回合格した数値より、それぞれ1dB低い数値で合格して来た事になりますが、それより音質の改善が出来た事に満足しています。

サイレンサー容量が小さく、アクセルを吹かした時(ブリッピング)の破裂音を如何に抑えられるかを求めて再試験を受けたのですが、正直、「この仕様で駄目なら商品化するのやめようかな?」と覚悟もしていましたので、数値と共に音質改善が出来てホッとしています。

 

実は試験が始まるまでどこまで改善出来ているのか、少し自信が無かったんですよね。

と言うのも、前日に最終確認の為に走行チェックの予定が、大阪は一日大雨、それにここに至るまで音質慣れしており、何がベストなのか疑心暗鬼になっていましたし(笑)、最終確認が出来ないまま試験当日を迎える事になった事で、いざ試験を受けてみないと。。。って感じでスッキリしてませんでした。

まぁ、サイレンサー構造も全く変えずに持ち込みましたからその事もありまして。。。(笑)

 

再試験を決めたのは前回合格した後日、シャーシダイナモ上で6速60km/h付近の音質をチェックした時に微かに聞こえてくる共鳴音が耳に残ったんですよね。。。

シャーシダイナモ上で6速60km/hで固定して更に音質を確認し続けると余計に気になりだして…因みにヘルメット越しでは特に気にならなかったのですが、ブリッピング時に出る濁った音というか、その事とも関係している様な気がしました。

 

そもそもシングルエンジンでサイレンサーがストレート構造ですから、ブリッピング時にはそれなりにパルス音と荒々しい音質が混じるのですが、私のイメージではYZF-R125等ではレーシーな感じでアリかな?とも思いますが、XSR125ではバイクのイメージ的にも違うかなと。

そういった経緯で試験に合格(前回)したからといって、このまま売りたくない思いから再試験を受ける事となりました。※因みにアイドリング時の音量も前回合格した仕様より、0.5~1dB前後抑えられています。

 

来週以降になりますが、開発ブログも更新していく予定にしていますのでそちらではパワーグラフを紹介しながら、当初、目も当てられなかった(笑)パワーカーブをどう改善出来たのかも踏まえて書いてみたいと思っています。

 

3月リリースの予定が上記の様な経緯で4月リリースになってしまいましたが、リリース情報に関して品番・価格等決まり次第、またお伝えさせて頂きますのでよろしくお願い致します。

 

 

それでは本日はこの辺りで。