20~CBR250RR スリップオン ベンチテストデータです。 | ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

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皆様こんにちは。

 

先週金曜日にPCが壊れてデータが。。。みたいなブログを書きましたが、たるとさんにPCの状態を確認して貰ったところ、マザーボード自体が深刻な状況になっているので復旧作業より買い替えを急ぐ結論になり、その事はまた後日に書きたいと思いますが、先ほど無理だとは認識しつつ電源を入れたところ、奇跡的にPCが立ち上がってくれました。

 

という事でスリップオンデータを画像に収める事が出来ましたのでご紹介させて頂きます。

※ USBポートも残念ながら死んでいる状態なので写真に収めた次第です。

 

まずはラウンドスリップオンから。

 

黒線がノーマルで赤線がラウンドタイプスリップオンです。

 

最終仕様は予想以上に良い結果のデータとなりましたが、弊社の17-19CBR250RR仕様のデータがコチラです。

コチラのグラフも決して悪い訳ではなかったのですが、17-19仕様と20CBR250RRではセンターパイプの仕様とサイレンサー内部も仕様を変更した結果、最終仕様は2枚上の画像の通り、力強いグラフとなりました。

 

パワーの立ち上がり方やパワーフィールはノーマル自体が凄く良い事から、そんなに大きく変化は感じないかも知れませんが、低速域からの出足が良いので、いつも(ノーマル)より何だか速いって感じられる様に加速してくれると思いますね。

ノーマルの特性そのままにアップデートを施した感じに仕上がったと思っています。

 

次にSS-OVALショートタイプスリップオンです。

 

サイレンサーをショート化するにあたり、音量を加味しながらインナーパイプ径を想定して出たグラフがコチラになります。

サイレンサーをショート化した事を意識し過ぎてインナーパイプ径やパイプ長が合っていない感じです。

 

これは先にラウンドタイプを仕上げた事で「パワー的にまだまだいける」と感じた事もありますが、加速騒音値にかなり余裕がある感じだった事もあり、予め用意していたパンチング径の違うタイプに交換し、再度調整していきました。その最終仕様がコチラ。

 

グラフの波形としてはラウンドタイプと同じ様なパワーカーブになっていますが、低速域から高速域までかなり力強く感じられます。。。というか、ハッキリ力強いです。

 

同じ仕様のロングタイプでもテストしましたが、グラフ自体は瓜二つという誤差範囲の差となりましたので、JMCA認証試験では、万が一、ショートタイプが不合格になった場合、ロングタイプで再試験する事も視野に入れて準備をしていきたいと思っています。

 

乗っていて体感出来るパワーフィールに仕上がっていると思います。

 

 

「結局、何やってもそこそこパワー上がるんじゃ。。。」と思いましたか??(笑)

 

確認の為、最終仕様とは別の方向性(の間違えたやつ)の物を確認してみました。

同じく黒線がノーマルで赤線がスリップオンですが、結果として何をやってもパワーが上がるといった結果にはならなかったですね(笑)

見た目は同じ様でも方向性の間違えたマフラーはノーマルには勝てませんね。。。(笑)

 

 

という事で今回はグラフのご紹介とスリップオンの開発は先週のうちに終了した事のお知らせでした。

 

さてシャーシダイナモですが、今後の状況によってフルエキゾーストの開発が左右されるのですが、現時点でも出来る事はありますので、その時の為の準備を怠らない様に進めていきたいと思います。

 

とりあえず、スリップオンデータをお見せする事が出来てホッとしました(笑)

 

それでは今日はこの辺りで。