悔しいけれど金額と内容が比例していない講座はたくさんあります。失敗した...という多くの救済相談から、高額講座を受講したのに失敗する原因と対策をまとめました。
高額ライター講座で失敗する人は意外と多い
電子書籍出版からSEOやセールスライティング、SNS代行にLP作成、経験がなくてもライターになれると誘う講座はたくさんあります。
「これさえやれば」
「初心者OK！」
「誰でもできる」
AIの導入が本格化したころから増えたのが、AIライティングでラクラクライティング！を謳う講座。文章が苦手でもライターになれるというありえない状態を目指す講座ですが、軽くChatGPTを使ってみて秒で記事を作成する様子を目の当たりにすると、イケるかもと考えてしまう人が増えている状態です。
しかもその金額が驚くほど高額で、相談を受けた際、二度三度と聞き返すほど。50万はあたりまえ、ときには100万円近い金額も存在します。
もちろん、金額に見合う内容の講座も存在しますが、ライターという仕事は素人が短期間で高収入を得られるほど簡単なものではありません。
最大の原因はスキル不足
スキルなしでも！スキルが身につく！という文句に誘われて受講する人が多いのは事実ですが、多くの高額講座はSEOやセールスライティングといった「専門ライティング」の方法を指南しています。「専門性があるから稼げる」というのもウリですね。
そんな内容の講座ですので、基本的な知識が抜けた状態だとまずついていけません。SEOは記事の質が高くないと効果を発揮しませんし、営業という特殊な記事を書くのに一般的な記事が書けないと、ぎこちない不自然な文章が並んだ記事になってしまいます。
最近急増しているAIライティング講座は、効率化の方法指南と100%AIに書かせるもの、内容が大きく2つに分かれますが、前者は書けない人が受講しても意味がわからないですし、100%AIに書かせた記事の需要はなく、操作方法を覚えたところで役に立ちません。少なくともAI記事の修正ができるスキルがないと何の意味もなさないのです。
このように、講座内容を理解できる力、実践できる力がないとせっかくの費用がムダになってしまいます。
失敗を招く「ライター」への理解不足
スキル不足でも講座さえ受ければと考えてしまう理由が、ライターという仕事に対する理解不足です。
いまだに「Webライターは簡単だ」「誰でもできる」と思い込んでいる人が多く、方法さえ知ればどうにかなると高額講座へと足を向かわせています。
もう一度いいますが、ライターの仕事は簡単にできるものではありません。
コタツ記事や1円ライター全盛期は、低単価案件であればスキルがなくても受注できたのは事実です。しかし、ライターの環境は大きく変化し、ブログ上がりの素人スキルではとても太刀打ちできません。
仮に文字単価1円程度の案件を受注できたとしても、低単価案件は今後消滅してしまうため、スキル不足のままでは短期間の活動で終わりを迎えてしまうでしょう。
失敗回避策1：誰でもカンタン！はないと思え
何度も言いますが、ライターの仕事は簡単ではありません。
何の準備もなく、何らかの方法を覚えただけ、画期的なツールを使っただけ、そんなことで大成できるはずがないのです。
初心者でもできる
誰でもできる
かんたんにできる
すぐ稼げる
私でもできた
AIに丸投げ
1日○時間やるだけ
ほったらかしで稼げる
これら文句が並ぶ講座は避けるべきです。
失敗回避策2：「基礎スキル」を身につけておく
講座の想定スキルと受講生のスキルに差があると、正確に理解できず習得に時間がかかるため、簡単じゃなかったと挫折してしまいます。
これは専門講座にとくに多く、理解できない理由がわからないまま悩み続けます。講座申し込み前には対象スキルの確認を忘れないようにしましょう。
しかし、たとえ初心者向けであったとしても、専門講座を受けるなら「基本的な知識やスキルを身につけておく」必要があります。
実際、理解不足により挫折してしまった講座を基礎スキル習得後に読み返してみたら、驚くほどスムーズに理解できたというケースは多々あります。
基礎知識習得の目安は3日～1週間
早く結果を出さねばと焦ると、怪しい講座に申し込んだり超低単価案件に手を出したりします。身につかない講座や黒歴史にしかならない低単価案件で時間を浪費するのは本当にムダ。
まずは、記事を作るために必要な知識と書き方、考え方を理解しましょう。
ブログやnoteでの執筆経験があるからと基本を学ばない人がいますが、趣味で書く記事と報酬をいただいて書く記事は、書き方や考え方が全く違います。
中途半端なスキルは悪癖や思い込みの原因になります。長く確実にライター活動を続けたいのであれば、正しい知識を得て基礎を固めることをおすすめします。
期間の目安は3日～1週間、おもな項目は3つです。
①構成
基本的な論法を理解し、全体の流れや各章の役割を認識する。
書くことがわからない状態を解消する。
②リサーチ
効率よく情報にたどり着く方法を確認する。
集めた情報を適切に取捨選択できるようにする。
③文章
読みやすい文章の長さを理解する。
文章の崩れや文法ミスを直す。
基礎固めのポイントは「理解すること」。覚えればOKなどとは考えず、丁寧に丁寧に理解しましょう。ここでの理解度がのちの応用力を大きく左右します。
たくさんの失敗者を救済した「基礎固め」
思い切って申し込んだ高額講座に失敗、これはとても辛い経験ですが、不足スキルを補えばしっかり立ち直ることができます。
当講座は「ライターの万能スキルは基礎」ととらえ、徹底的に基礎固めを行います。地味過ぎて誰も教えてくれない基礎ですが、ここが最も注力すべき最重要スキルだと考えてください。
基礎なくして応用なし。
正しい書き方や考え方を身につけ、質の高い記事を作成していきましょう。
基礎固めができるのはここだけ！カナコのライター養成講座はこちら
▶だから仕事がこないんだ！基礎抜けライターに共通する絶望的な特徴
▶初心者は使用禁止！一発で記事の質を落とす「つたない表現」10選
対象講座は