自立って

 

自分の幸せや喜びの条件が

自分由来になっている

心の状態のことだと

 

私は思う。

 

 



「楽しむ人生を創造する」お手伝い。
心理カウンセラーの
うさこ、こと、古庄由佳です。

 

 

 

 

先日、「網膜色素変性症」

という記事を書いたら

 

以前に私が心理スクールをしていた時の

受講生である「まりこ」がリブログをして

自分の病気について書いていた。

 

 

https://ameblo.jp/52mari96/entry-12633876705.html

 

 

 

うんうん。

そうだね。

 

 

治りたいという希望は

当然ある。

 

だけど

 

私たちの幸せは

病気が治るかどうかにさえ

由来しないのだ。

 

 

***

 

 

彼女は、

私とはまた違う病気によって

視覚障害を持っている。

 

 

全く見えないわけではないが、

例えば、スクールで配布していた

テキストの文字なんかは読めない。

 

 

スクール中は、彼女が

音声で聞いて予習ができたり、

拡大して読めたりするようにと

彼女用の特別なデータ版のテキストを提供した。

 

(本来は、点字版を作成したかったのだけど

もろもろの事情で難しかった)

 

 

スクール中は、

点字で板書をしていた。

 

 

当日突然渡した資料だとか、

私がホワイトボードに書いたことなんかは、

 

他の受講生が

協力して彼女にも伝わるように

サポートしてくれた。

 

 

 

まあ、そんな感じで

彼女は、7ヶ月間14日間のスクールに通ってくれた。

 

 

その前にも

私が開催するセミナーやトークショーに

何度か足を運んでくれたのだけど

 

彼女の行動力には

いつも尊敬させられた。

 

 

 

 

そんな彼女が

スクール受講中に

「一人暮らしをしたいけど

どう思うか?」

 

と私に相談してきた。

 

 

 

経済的なこと

日常生活のこと

病気で体調の変化があること

 

そりゃあ、たくさんの心配事があるだろう。

 

 

ご家族だって

心配されるだろう。

 

 

 

だけど

それら全てを

ふまえてでも

 

私は、

一人暮らしに

賛成した。

 

 

 

だって

自分がやりたいと

思ったことなんだもの。

 

それを叶えてあげられるのは

自分しかいない。

 

 

そして

自分がやりたいと思った

セミナーやスクールに

まわりの人の手を借りながら

通える彼女なのだ。

 

 

彼女なら

大丈夫、と思った。

 

 

 

そのときのことを

彼女はこんなふうに書いている。

 

 

https://ameblo.jp/52mari96/entry-12599490024.html?frm=theme

 

 

 

 

****

 

 

 

誰かの手を借りながら

誰かに心配をかけながら

自分のやりたいことを叶えるのは

わがままだろうか?

 

 

手を借りる立場なら、

心配をかけてしまう立場なら、

自分をやりたいことを

制限しなくてはいけないのだろうか?

 

 

私は

そうは思わない。

 

 

 

本当の自立とは、

誰にも助けてもらわないことではない。

 

 

たくさんの人に助けられながら

心が自立している人はたくさんいるし、

 

本当に自立している人は

頼る場所を

たくさん持っているものだ。

 

 

 

本当の自立とは、

 

幸せの条件、喜びの基準を

自分自身に置くことだ。

 

自分由来にすることだ。

 

 

 

自分の幸せが

誰かの幸せによるものであるとき、

 

誰かに何かをしてもらえることが

自分の幸せの条件になるとき、

 

それを依存と言う。

 

 

と、私は思う。

 

 

 

あの人が幸せなときにだけ

私も幸せになれるのではあれば、

 

それでは、

私の幸せの条件が

あの人によるものになってしまう。

 

 

 

私たちは

ついつい

大切な人、大好きな人を

悲しませたくなくて

 

自分の幸せを

相手次第にしてしまう。

 

 

相手を悲しませないために

自分を少し制限してしまう。

 

 

無意識のうちに。

 

 

そして

お互いに。

 

 

 

私の幸せのために、

助けて、と言えることが自立だし、

 

自分を自由にすることだ。

 

 

もちろん相手にだって都合があるから

叶えられない時だってあっていい。

 

たとえ叶えられなかったとしても

自分の幸せはそれで壊れたりしないし、

 

お互いの幸せのために

相談していくことだってできる。

 

 

 

そんなふうに

 

 

自分の幸せを

自分由来にできたとき、

 

 

相手の幸せは

相手由来なのだと

思えたとき、

 

 

本当の意味で

 

大切な人とも

お互いに制限をしあわない

自由で、かつ親密な、

心地よい信頼関係が

築けるんじゃないかな。

 

 

 

と私は思う。

 

 

 

 

彼女は、

私の荒っぽくて下手くそな言葉から

おそらくそういった

ニュアンスを理解し、

受け取ってくれた。

 

 

そして、

一人暮らしを始めた。

 

 

自分の「やりたい」を

自分で叶えた。

 

 

もちろん、

一人暮らしをすることだけが

自立とは思わないけどね。

 

 

 

たくさん頼って

たくさん助けられながら

それでも自分の「やりたい」を大切に

自由に生きていこうね。私たち。

 

 

 

 

 

おわりうさぎ

 

 

 

 

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あらよっと♪

 

 

 


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