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Natural★Flow 

福岡県北九州市在住フリーライターのブログ。

いろいろな人や情報と出会って感じたこと、伝えたいことを綴ります。

自分のココロに忠実に、書きたいことをありのままに…。

私にまったく似ていない家族、ありがとう。

次女のおかげで、私は「かんしゃく」を知った。
病気がちだったおかげで、癒し方を学んだ。

私に似ている長女と、似ていない次女。
次女を理解するのは難しかった。
わからないから、観察するしかなかった。
ときには取っ組み合いをしながら、諦めずに関わり続けた。

毎日一緒に暮らすうちに、少しずつわかるようになってきた。
小さな成長がたまらなく嬉しかった。
かわいくて、愛しくて、大切な宝物。


そして、
世界一不思議な存在だった弟。

彼のおかげで、大いなるネガティブの存在を知った。
いじめ、人間不信、パニック障害、鬱、自殺未遂…
彼の体験は、私には体験しえないもの。

ずっと理解できなかった。
40年もの間!
どうしてそんなことになるのか。
どうしてそんなふうに考えるのか。
私のいる世界とは、全然違っていたから。
それでも、いつも弟の幸せを願っていた。

以前は、鬱状態になった弟の話を聞くと、
自分も辛くなった。
30分以上電話で話すと、ぐったりした。
弟の状態に悩む母の話もたくさん聞いた。

小さい頃から全然似ていない弟。
見た目も性格も得意なことも正反対。

闇の世界との唯一の接点。
それが弟だった。

東北大震災の後、
私たちはツインソウルだ!と腑に落ちて、関係が変わった。
まったく違う体験を選んで生まれてきた同じ魂。
だから似ていないのは当たり前。
まるで光と闇のよう。
それぞれに大切な役割がある。

この闇を受け入れよう。
もともとは大きな一つの魂だった存在。
心の底からそう思えたとき、何かが大きく動き出した。

10月、弟は心痛むトラブルを乗り越え、
本当に大切なことに気づき、新たな道を歩き始めた。
人の何十倍も時間をかけて、五臓六腑に染みこんだことは、
そうたやすく崩れることはないだろう。
新しいブログを開設し、正直な想いを自分の言葉で語り続けている。
 闇と光の狭間から

自分とは似ていない家族。
見えないものを見せ、気づかせてくれる鏡。
身近でやっかいな存在は、天から授かった偉大なるギフトバレンタインチョコ
さぁ、今日から10月。
今朝は5時にスッキリ目覚め、新鮮な気持ちでスタートを切ったアップ

9月はまさに玉石混合だった。
気づきの多い日々だった。
満月の昨日、呼吸を整え、手放すことをリストアップした。
手放せる想いは、すぐに手放した。

8月は故郷でリフレッシュしたので、9月は「働くぞー!」と思っていた。
…が、あれほど忙しくなるとは。
ライターの仕事量は多かったし、会合など夜に出ていくことが増え、
土日も取材やら何やら続いた。

どんなに忙しくても納得できることはいい。
久しぶりに「なんで、これ、私がやらないといけないんだろう?」
と感じることがあった。
甘かったなぁ~、と反省。

頼まれると、引き受けすぎるクセ。
これは、数年前に心底懲りて、しっかり手放したと思っていたのに、
まだ残っていたんだ…。
それを自覚するのは、正直痛かったけれど、
一つずつ解体してじっくり自分を観てみた。

この現実は、すべて自分で創っている。
誰のせいでもない。
だから、自分の中の本心に聞いた。

すると、何かイヤなのか、よーく見えてくる。
何が好きなのかも、よーく分かる。

あまりやりたくないことは、「忙しいからできない」と思っている自分。
でも、好きなこと、やりたいことは、忙しくてもやっている。
本当は、時間なんて関係ない。
言い訳にしているだけだ。

人から見たら大変そうに見えたり、
しょーもないようなことを、喜んでやっていたりする。
他の人は喜んでやっていることが、
実はあまり気が進まなかったりする。

私はイヤなことは決して選ばないが、
やってもいいことをしている限り、
本当にやりたいことに使う時間とエネルギーは浸食される。

要は、やりたいか、やりたくないかだけ。
とってもシンプルだ。
良いか、悪いかではない。

監督、脚本、配役、演技指導…、すべて自分。
主役の自分に気づかせるために、人に悪役を頼んでやってもらったんだ。

大事なのは、ハートで感じて、腹のど真ん中で決めること。
頭脳の役割は思考と記憶であって、決める機能はない。


9月は何かと反省する一方で、嬉しい出会いも多かった。
取材した方々は素晴らしく、たくさんの幸せを分けていただいた。
また、三人展の後に「降りてきた言葉」を、
東京の経営コンサルタント・星寿美さんが、ご自身のブログで紹介してくれた。

これがきっかけでブログへ来訪者が多く、直接連絡をくれた方々もいた。
あの言葉に響くなんて…!
皆さん、魂の同胞のようだなぁと思った。
本当にありがたいラブラブ

9月最後の取材は、林望先生の講演会だった。
リンボウ先生が語る「懐かしきイギリスの日々」は、
ユーモアたっぷりで、優しくて温かかった。

「帰国後は大変なこと、辛いことも多かったが、
イギリスで暮らした1年は、太陽が燦々と輝く幸せな日々だった」
と聞いて、あ~私も同じ!!と思った。
ドイツで暮らした3年は、何の心配ごともなく、
人生の中で一番平和だった。
ワクワクする体験ばかりで、暮らしは穏やかで、
人々は温かい善意に満ち溢れていた。

  思いっきり太陽を浴びた時期があるから、
  嵐も雨も受け入れられる。
  すべてが人生の実りには必要。
  心地良い光を知っている自分には伝える役目があり、
  今日ここでたくさん人と分かち合えて、とても嬉しい。


そんなリンボウ先生の心の声が聞こえてくるような気がして、
自分の気持ちとぴったり重なった。
子どもたちと一緒に盛岡に帰省している。
長女は小学生最後の夏休み。
来年からはあまり長く滞在できないだろうから、
今年はアクティブに動いた。

田沢湖(秋田)、龍泉洞(岩手・岩泉町)、そして遠野へ。
遠野は、子ども達のため・・・というより、自分の趣味と使命感で行った。
早池峯神社と瀬織津姫神のご神体といわれる「又一の滝」を訪ねた。

盛岡を出発し、まずは大迫の早池峯神社を参拝。
神社の傍には小川が流れ、とても気持ちのよいところだった。

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杉の木立が素晴らしい。
すーっと天に向かって伸びる雄々しい姿。

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次は、遠野の早池峯神社へ。
こちらは大迫よりも古く重厚な雰囲気。

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杉の大木が圧巻!

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そして、子ども達と母には建物の中で待っていてもらい、
弟と二人、瀬織津姫神のご神体といわれる又一の滝を目指す。
「熊が出る」とさんざん脅され、熊よけの鈴を鳴らしながら山道を登った。
登り始めて10分~15分くらいが一番きつかった。
汗は流れるし、息は上がるし…。
それでも休まず、目的地に向かってどんどこ歩いた。

登山口から20分ほどで、滝が見えてきた!
疲れが吹っ飛ぶような清涼感。
すごい、山の中にこんなきれいなスポットがあるなんて!

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私よりも遥かに敏感な弟は、滝を見た瞬間
「あー、優しい滝だねぇ。気持ちがいい。
 来た甲斐があった」
と満足そう。

一枚岩を伝わって流れる滝。
この日の水量は少なく、迫力よりも清らかさを感じた。
いつまでもそばにいたくなるような、心地のよい滝だった。
光を浴びた水面とリズミカルな清流音が、辺り一帯を瑞々しく彩る。

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やわらかな光が差し込む森の中。
お腹の底から息ができる、気持ちのいい空間。

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たった1時間ほどだが、山に入ってみて、
遠野の山岳信仰を実感できたような気がした。
早池峰山そのものが神様なんだ。
…そんなふうに思えた。

ずっと行ってみたかった又一の滝。
あぁ、これが瀬織津姫のエネルギーなんだなぁ。
清々しくて、しなやかで、穏やかで、たおやかで・・・。
ありきたりな言葉では言い表せないくらい神聖な存在。

この感覚を忘れたくなくて、いつも一緒にいたくて、
早速、携帯の待受画面を「又一の滝」に変えた。