昭和12年3月13日、名古屋市立第一高等女学校(後継は菊里高校)の卒業式の光景です。
「仰げば尊し」の歌詞はその時のプログラムからの抜粋です。
「ふるさと」という唱歌の始まりの部分で“ウサギがおいしい”と勘違いしている子供がいるのと同様、「仰げば尊し」でも似たような現象を自ら経験しています。
子供時代「いと疾し」を「いとしい」、「こそ別れめ」を「こそ分れ目」、「間ぞなき」を「マゾ泣き」などと勝手に考えていたようなフシがあります。
小学校時代から教師が一寸丁寧に歌詞を解説してくれたら、古文なんかに興味が湧いて、その後の人生がもっと豊かになったかもしれません。