森 鴎外の『山椒大夫』、東映のアニメにもなった「安寿と厨子王」が倭国時代の実話に基いている、と日本人の何パーセントが知っているのか?
“日本国”は東北にある(倭国の)一連邦の名称が倭国に譲渡され、それを大和朝廷が由来を隠して利用しているのです。
だから、我が国の始まりは永遠に曖昧なままです。
596年頃に拉致事件が起こっている。
皆さんのよく知る山椒大夫事件である。日本国(当時の東北地方)は倭国の連邦国である。
筑紫に幽閉された父親の罪の許しを願い出るため、日本国(当時の東北地方)から筑紫へ向かう、厨子王とその姉安寿、そして母親と乳母のうわたきの四人は、越後の直井の浦で、人身売買を生業とする山岡太夫に騙されて、親子ひきはなされて売り飛ばされてしまう。
うわたきはその際、入水自殺するが、母親は佐渡が島に売られ、手足の筋を切られて、粟の鳥追いをさせられる。
一方の安寿と厨子王は、丹後の由良の湊に住む、山椒太夫に買い取られる。
山椒太夫のもとで、さんざん酷い目にあった挙句、安寿は、厨子王一人を逃亡させるが、そのために、酷い拷問にかけられ、死亡する。
続 く