今回は目次です。
1~3書で既に見たことのあるテーマが並んでいますが、視点が異なり読者の理解を助けてくれます。
「法隆寺関連年表」、「筑紫観世音寺年表」は渾身の力作で、本来なら、これ位の作業はプロの歴史家が既にやり終えていなければおかしいと言えるのではないでしょうか?
著者の集中力とアイディアの賜物です。
目 次
まえがき
目次
序として
法隆寺移築論における真偽を中心に
疑問の提示1.
疑問の提示2.
ステップ1.法隆寺関連年表
ステップ2.落書き「六月肺出」、「奈尓波都尓佐久夜己」
第1章 新 柿本人麿論
『万葉集』・『古今集』・『新古今集』の解析を通して
1.『万葉集』
2.『古今和歌集』
3.奈良の帝
4.長谷寺
5.巻向、軽の路の新妻
6.司馬達等
7.惨劇「磐井の乱」
8.奇跡の年
9.『信貴山縁起絵巻』
1.乞食の聖
1.延喜帝
1.生誕と没年
1.『新古今和歌集』
1.新 柿本人麿論の結論
第2章 小倉百人一首について
真本『新古今集』を踏まえての小論
第3章 632年に何が起こったか
2008年作成の小論
1.史料としての摂関設置略表
2.『源氏物語』の中の観世音寺
3.『和泉式部日記』の真実
4.632年とはどのような年か
5.綏遠(すいえん)の才なし事件
6.『旧唐書』倭(ゐ)国日本伝の〈日本国名関係 文〉
7.「日出ずる処の天子」の国書
8.誰でも知っている事件
9.日本人の宝
第4章 倭国時代の東北・他
発掘された原稿
1.多賀城碑
2.多賀城碑のデザイン
3.陸奥国の歴史の前部
4.北山
5.資科の発掘
6.倭国の年号
あとがき
山椒大夫事件を中心に
老いの宣言
「米田建築史学シリーズ」の完結にあたり