前々回の続きです。
1963年3月11日宮島到着二日目 厳島神社、広島
3月12日高松、栗林公園そして小豆島
この二十四の瞳の群像の周りの風景、今はどうなっているかな?
クラスの女生徒の一人がバスガイドに「新婚旅行でまた小豆島に来ます」と言っていたのだが、その後、海外旅行が珍しくない世の中になる事を当時の生徒たちの殆どが予想していなかった。
高度成長期前夜のことである。
城門とバスの取り合わせが面白いと思ってシャッターを押したのだが、今ではありえない光景でしょうね。
たとえ足軽クラスの通用門だとしても。
3泊4日の旅を終えて
20:35 名古屋駅に到着。
コンコースを出た所で「いつでも夢を」の大合唱、そして万歳三唱をやってのけたのだ。
一年後の大学入試に向けての決意表明のようにも思えたが、旧制高校生たちの街に繰り出しての“ストーム”に近いものを感じていた。
あのコンコースを通るたびに思い出す青春の1ページである。