「白い街 名古屋」 人生は短い、そして建築はさらに短い | 民営文化センター

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民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever

 

 

フィルムカメラの時代から何げない風景をひとまず撮る趣味があり、それらのネガを断捨離する前に念の為スキャナーにかけてみた。

 

 

冒頭の一枚(二枚を合成)は昭和2年以来の名古屋駅舎の解体が大詰めとなった頃の映像で、闇夜にクレーンが林立している。

 

 

その敷地に駅舎と一体の高島屋を初めとしたテナントが入るタワービルが建設され今に至る。

 

 

この写真の凄さは、駅西と呼ばれる新幹線口サイドから桜通り方面が、何物にも邪魔されず見渡せることだ。

 

 

しかも、今は無いビルが綺羅星のごとく目に飛び込んでくる。

 

 

左から名古屋ターミナルビル(ホテル・アソシア、松坂屋名駅店、バスセンター)、大名古屋ビルジング、桜通りをはさんで名古屋ビル、毎日ビル、名鉄百貨店に隠れて豊田ビル。

 

 

すべて子供時代からの思い出がいっぱい詰まった建物群である。

 

 

これらに加え栄地区の丸栄、丸善、国際ホテル、中日ビル、もだ。

 

 

大事にしていたアルバムをビリビリに破られたようで悲しい。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=dANihpzMyt4

 

 

石原裕次郎の「白い街」という歌があるが、ほとんど褒められぬことばかりの名古屋人気質を殺風景なイメージの街並みに重ねて歌ったと思えてならない。