『 YONEDA’S 建築史学入門 』 を読んだ友人からの メール
NHKのブラタモリ「法隆寺」を視聴しました。
法隆寺の専門家とされる人の解説がありましたが、移築説の説明はありませんでした。
改めて『YONEDA’S建築史学入門』の「6. 法隆寺移築説の骨子」を読みましたが、西岡常一氏といえども建築学会会長の前では「移築を示す内容は何もない。」と言われたことは余程無言の圧力が大きいのだなと感じました。(中略)
ただ多方面に渡る相当中身の濃い内容ですので、心して読もうと思います。
法隆寺移築説が広く理解される日が来ることを願っています。
私の返信
もちろん、NHKのブラタモリ「法隆寺」は見ました。
現在、義務教育の歴史授業では“聖徳太子という人は実在しなかった”と教えているのですから、あの国営放送番組はボーっと暮らしている大半の国民に合わせた内容で、もう滅茶苦茶ですね。
信長・秀吉・家康、そして忠臣蔵でしかヒットしない大河ドラマに相通じるものがあります。
自画(書)自賛ですが、原著の切れ味もさることながら、小生が盛り合わせた様々な知見・資料のバックアップも加わり、前代未聞の歴史書・古典文学研究書・観光ガイドブックという分類不能本に仕上がっているのが自慢です。
数少ない理解者の中に貴君が加わっていただき光栄です。
もし、タモリ氏が読んで博多っ子の血が騒いだとしても、冷静に振舞わねばならないのが彼の立場だと思います。