寝た子を起こした「改元」劇 - 太宰府観光のヒント | 民営文化センター

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民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever

 

 

万葉集』に登場する「梅花の宴」で太宰府は一躍脚光を浴びることになりました。

 

このジオラマは何年も前から展示されているのですが、新元号発表後、多くの人が殺到し、既に6日間で1万人を突破したそうです。

 

小さな資料館はパニックになるのではないかと心配です。

 

あの資料館での他の見所は

 

① ものの見事に倭国時代を無視した年表。卑弥呼の昔から太宰府は空っぽであった、と言いたげです。

 

② 政庁跡の発掘風景の写真。発掘のマナーがなってない事が見て取れます。パートの学芸員が認めていたので確かです。

 

③ 観世音寺の模型。移築されて法隆寺に化けたのは納得できます。奥に位置する三十三間堂が見事に表現されています。

 

今までの太宰府観光の目玉は天満宮でしたが、今後、観世音寺が大いに注目されるでしょう。

 

資料館から歩いてすぐです。

 

見所① 梵鐘は倭国の時代のオリジナルです。建物とともに斑鳩に運ばれたとすると、「どこかで聞いたような音だ」とバレてしまうので残された、と考えます。

 

② 五重塔礎石はとにかくデカい。自然石と勘違いして、しっかり見ないまま帰ることの無い様に。

 

③ 講堂 掘ってみたら、一層下の痕跡が発見されたと言うのだが、ボーっと解説ボードを読んでいるとダマされるので気を付けよう。

 

④ 三十三間堂跡 僧坊」だった、とフェイク解説されています。

 

今まで学校で習う歴史を漠然と信じていた人たちも、現地を訪れ、本物に触れるチャンスが広がり、太宰府の本当の姿(大和朝廷以前の王朝の首都)に気付くことになるのです。

 

つまり、改元があったればこそ、寝た子が目を覚ましたのです。