室生寺の五重塔の図面を読む | 民営文化センター

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民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever

 

 

 

 

  ご存知のように、図面の長さ表記は「メートル」と「尺」の二通りがあります。

 

 

  ネットで室生寺の五重塔の図面を見つけました。

 

 

 10尺のスケールが添えられていますので、比例配分により塔の一辺は芯芯8.071尺(8尺)と切りのいい長さであることが分かります。

 

 

 大和朝廷以前の物差しでは1尺=281mm、以後では1尺=303mmですので、ともに掛け算をすれば二通りの実寸が出ます。

 

 

 あとは現場で計測です。

 

 

 恐らく倭国時代の建物という結果が出ると思います。

 

 

 一方、メートル表記の場合、目標部分の数値を2種類の値(281mm or 303mm)で割って、切りのいい数値(尺)の方が正解と判断します。

 

 

 建物の種類によっては、いずれにも該当しないことがありますが、別の機会に・・・・

 

 

 将来、建物にメジャーを当てることが禁止されるようなことがあれば、その時はアカデミズムの敗北宣言と見做されるでしょう。

 

 

 そして、それは「邪馬台国九州説」の勝利に繋がるのです。

 

 

 「風が吹くと桶屋が儲かる」のように説明が長くなりますが・・・・・