現在、『続 法隆寺は移築された』を作り直し中です。
初版の出来映えは、今見るとひどいもので、お求め頂いた方々には申し訳なく思っています。
改訂版完成の暁には、全員に贈(送)らさせていただきます。
改定中の今、つくづく思いますが、米田氏は凄い人だと思います。
内容は過去の4書(新泉社版)と重複する部分は多いのですが、何かしら見る角度が微妙に異なっており、将来、説が発展することを予感させます。
実際この後、長谷寺と平等院の九州時代の所在地が突き止められましたし、和歌の数量的分析等によって「万葉」、「古今」、「新古今」も倭国時代に編纂されていたことが証明されました。
「源氏物語」も国文の人たちが絶対にやらない方法で検討されています。
「清明上河図」の秘密も暴かれています。
極端な説が定説となるには時間が必要であり、困難も伴いますが、だからこそ、やりがいがあります。
因みに、米田氏の第2書 『建築から古代を解く』 は、"目の上のたんこぶ" 的存在”であり、増刷が拒否されるのみならず、出版社の(絶版を含む) リスト からも消去されています。
4書の中で著者自身がナンバーワンと推奨していた一冊です。